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アリアス&桧山&浜中 3発も阪神暗転… 星野阪神が巨人をビビらせた! 3点を追う4回に若きエース上原から、アリアス、桧山、浜中の97年以来5年ぶりの1イニング3発で大逆転。バース、掛布、岡田の3連発で、伝説の優勝を遂げた85年を思わせるアーチショーで変身のトラをアピール。巨人に意地を見せつけられて再び勝率0差に迫られたが、この粘り腰があれば大丈夫。首位決戦は今夜もオーバーヒートするぜ!
「アリアス神話」崩壊
浜中の打球がバックスクリーン左下に突き刺さった。何が起こったのか。一瞬の静寂の後、左翼のタイガースカラーが揺れた。1 イニング 3発―、また猛虎がミラクルを起こした。試合には負けたが、優勝への「吉兆」は見せた。 始まりはやはりこの男だった。3点先制された直後の4回1死一塁。アリアスが上原の142キロ外よりの直球を引っ張った。「とにかくタイミングを重視して、強く叩いた。打った瞬間に確信したよ」。左中間スタンドへの12号2ラン。2試合連発の一撃はヤクルト・ペタジーニから本塁打、打点の2冠を奪還した。 ベンチは勢いに満ちていた。首位決戦第1Rを13安打7得点で快勝。先発ムーアが3点を奪われたが、打線には自信があった。3、4回の攻撃前に、田淵チーフ打撃コーチが陣頭式をとり、ミーティングを決行。「上原は絶対バテる。好球必打でいけ!」とゲキを飛ばした。そしてアリアスがネバー・サレンダー精神を点火させた。首位打者・桧山が続く。143キロ内角ストレートを右中間へ8号ソロ。「ジョージが打てば、チームも盛り上がる。そのままの勢いでいった」。 左、右とくれば…。浜中が3本目の虹をバックスクリーンにかけた。「東京ドームは狭いから、何が起こるか分からないんです。それにあきらめてはいけないムードだった」。4号ソロはミスターが生んだ。この日の試合前、浜中は巨人終身名誉監督の長嶋氏から1枚の色紙を手渡されていた。サインとともに「野球というスポーツは人生そのものだ」の言葉が記されていた。安芸キャンプでは直接指導を受け、103スイングで41本のサク越えを放った。憧れの人が来て、また力を発揮した。浜中は4打数2安打で規定打席に到達。打率3割4分8厘で6位にランキングした。 中継ぎ投手が崩れ、G戦3連勝とはいかなかった。試合後、アリアスはグッと前をにらんで、通路を歩いた。「ただの負けだ。明日、力を合わせて頑張るだけだ」。アリアスがアーチを打てば勝つという神話は9連勝でストップ。しかしこの1 イニング 3発は97年6月7日横浜戦(旭川)以来。そして優勝した85年の巨人戦バックスクリーン3連発を思い出させた。今年の猛虎は新たな伝説を作る。 <写真=4回表1死、同点ソロ本塁打の桧山はアリアスと抱きあって喜ぶ>
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