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トラ歴史的22安打!6年ぶり18点 新猛虎打線が天敵佐々岡も打ち砕いた。毎回の22安打は日本一になった85年以来17年ぶりの大爆発。うねりまくった打線が6年ぶりの大量18点を奪い、広島に打ち勝った。エース井川もこの日ばかりは大量援護を受けて5勝目。両チーム8発が飛び出した真昼の打ち合いを制した星野阪神が首位をガッチリ守った。
猛打賞なんと4人地をはうようなライナーが、レフトフェンスを直撃した。猛攻の幕開けを告げるように「ドーン」と鈍い音が鳴り響く。巨体を揺らしたホワイトは、一塁ベースを大きく回ってストップ。桧山のホームインを見届け、手をたたいた。1点を先制された直後の4回。桧山、浜中の連打で作った無死一、三塁の好機で虎のタイソンが同点打を放った。大量18点の“最初の1歩”。終わりを知らない猛虎打線が目を覚ました。 4回の攻撃は約30分に渡った。吉本の二ゴロ野選で勝ち越しの2点目。井川、今岡の連打で2点を加え、この回2度目の打席となった桧山も2点適時打を放った。打者11人で一挙6点の猛攻。99年6月17日以来、7連敗を喫していた天敵・佐々岡をKOした。「佐々岡はいいピッチャーだった。でも、きょうはチーム全体で打ったんだ」。ナインに勇気を与えたホワイトが胸を張った。 「前回の広島(4月23〜25日)はジョージ(アリアス)のシリーズだった。でも今回はオレ」。ホワイトは試合前、大胆にも首脳陣を前に宣言していた。その前回の広島3連戦は、25日倉敷での3発を含め、アリアスが4発10打点と大暴れした。当時4番を打っていたのはホワイト。すっかりお株を奪われ、今回の活躍を誓っていた。「おおっと思ったよ。(首脳陣で)言葉がわかるのは俺だけだからな」。星野監督の予感は的中した。 ホワイトは5回、2番手河野からライトへ6号ソロ。「まさかあの当たりで入るとはね」と狭い球場に苦笑いしたが、圧倒的なパワーを見せつけた。さらに6回1死一、三塁では中前へタイムリー。2回の二塁打と合わせて、この日5打数4安打3打点。自身2度目の猛打賞で初の4安打を記録した。「4安打もうれしいけど、こういう試合を勝てたことがうれしい」。4時間12分の疲れも、勝利で吹っ飛んだ。 ホワイトの爆発を導いたのは前を打つ5番桧山と6番浜中だった。桧山は4回の2安打に加え、7回に中前適時打。8回にも内野安打を放ち5打数4安打。自身11試合連続安打として「この球場は何が起こるかわからない。(点を)取れる時に取っておかないと」と笑った。桧山の出塁を浜中が3安打でホワイトにつないだ。「技術よりも気持ちです。チームの勢いで打たせてもらった」と大勝にほおを緩めた。 ここ3試合ヒットのなかった今岡も1番に戻って3安打。打点こそなかったが、今季7度目の猛打賞で復調した。うねりにうねった猛虎打線は、猛打賞4人を含め、日本一に輝いた85年以来17年ぶりの22安打。6年ぶりの18得点で乱打戦を制した。貯金は再び「9」。指揮官が「定期預金」と話す貯金「10」へ最高の状態でチャレンジする。
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