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気持ちい〜片岡2発!!虎4月首位決めた

 首位や、首位、猛虎の4月首位が決定したぞ! 3番片岡、4番アリアス、5番桧山合わせて4発。星野阪神のクリーンアップが初のそろい踏みで連敗ストップ。片岡が2発を含む猛打賞をマークすれば、主砲の座に復帰したアリアスの「不敗神話」健在も証明された。ちょっとフラフラしかけたがファンの皆様、ご安心。これからも虎はガッチリ首位をキープしてくれるはずだ。

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◇29日◇甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中 日

阪 神
×
【中】(敗)バンチ、山井―谷繁
【神】(勝)安藤、福原、(S)バルデス―吉本
【本】片岡2号(1回、ソロ=バンチ)アリアス10号(1回、ソロ=バンチ)
谷繁7号(4回、2ラン=安藤)片岡3号(6回、ソロ=バンチ)
桧山5号(6回、ソロ=バンチ)

「ここで立つのが夢だった」お立ち台で声震わす片岡

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 片岡の声は震えていた。「ここに立つのが夢だった。うれしい…」。見渡せば、観衆4万5000人が悲鳴にも似た歓声を上げている。これが初めてのお立ち台の風景か…。開幕から数えて25試合目。片岡が初めてヒーローになった。

 長い苦悩の時にピリオドを打った。初回だ。中日バンチの外角に抜けた128キロ直球を流し打った。「風に乗ってくれ」。心の中で片岡は祈った。チームの好調とは裏腹に、打率は2割台前半をさまよった。本塁打も今月3日横浜戦の1本だけ。「白髪が増えたよ」とタテジマの重圧に苦笑したこともあった。そんな男の祈りが通じた。浜風に乗った打球は左翼スタンドまで届いた。「あれで気持ちが楽になった」。6回には130キロ内角スライダーを右翼席へ。今度は浜風を突き破った。00年8月1日西武戦以来の1試合2発。ともに同点弾だった。

 甲子園のお立ち台は大きな夢だった。PL学園で春夏連覇したが、1度も立っていない。片岡は当時の記憶を思い出した。チームメートだった中日立浪に「そういう運命なんだ」と茶化され「何でお前にそんなこと言われなアカンねん!」と言い返したという。昨年12月にFA権行使で、阪神に移籍。夢の実現に隠れた努力は積んだ。高校の先輩である巨人清原から「体は鍛えた方がいい」と助言され肉体改造に力を入れた。トレーニングの前後にはサプリメントを摂取。アルコールもコップ1杯だけに減らしお茶で我慢。開幕までに4キロ絞り、後は結果を出すだけだった。

 片岡の2発に他の主軸も黙っていなかった。「片岡と僕のどちらかが打てばチャンピオンシップは取れる」と断言していたアリアスが初回に10号ソロで続いた。今季初のアベック弾。本塁打を打てば、8戦全勝のジンクスも続行だ。6回には同級生の桧山が5号勝ち越しアーチ。前夜には片岡と2人で創作料理を食べに出掛けた。野球の話題はなかったが、友の悩みは痛いほど分かっていた。「また一緒に(食事に)行かなあかんね」。桧山は2人で並んだお立ち台を喜んだ。

 片岡は8回にも中前打を放ち、今季2度目の猛打賞。5点目のホームを踏んだ。「こういう日が1日でも多くできるようにね」と笑顔でロッカールームに消えた。クリーンアップが5打点を挙げ、2連敗の暗い雰囲気は一掃。星野監督は「枝葉がチャンスを作って、(主軸で)かえすのが理想。やっていきたい」。役者は全員出そろった。本当の黄金週間がこれから始まる。

<写真=6回1死、ライトへこの試合2本目の3号ソロを放つ片岡>

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