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首位打者見えた!今岡「.384」
甲子園の最深部、左中間スタンドへ今岡の打球は吸い込まれた。2回の9点攻撃ですでに試合の大勢は決していた。しかし、攻撃の手は緩めない。3回、今岡はこの日3本目の安打となる5号ソロを運んだ。「イメージどおりの打撃、スイングができた」と自身も納得の一打。2試合連続となるチーム10点目をたたき出し、序盤にして早くも勝利を決定づけた。 1番今岡は最初から全開だった。初回の第1打席では、山部の初球を右中間へ二塁打。「1番打者は塁に出ることですから。タイミングが合えば、初球でも」と、何の迷いもないスイングだった。2回、1―1の同点となりなおも無死満塁の場面では、レフト前へポトリと落ちる2点タイムリー。「みんなが打たしてくれました」とナインと本拠地の大観衆に感謝した。 3回に放った5号本塁打で今季6度目の猛打賞。この時点で打率を3割9分3厘とし、瞬間だがセ・リーグ首位打者にも立った。「自分の数字は意識してませんよ。チームがこれだけ勝ってるんだから」と照れながら、頼れる核弾頭は笑う。しかし、好調な打線を今岡が引っ張っているのは誰の目にも明らか。田淵チーフ打撃コーチは「体にバットが巻きついてる。あのうねり、すごいものがある」と大絶賛した。 今季は2番打者としてスタートした。赤星の離脱で1番を任されているが、打順にこだわりは持たない。「うちには盗塁王がいますからね。あの足には勝てません。同じチームでも脅威です(笑)」。囲んだ報道陣を爆笑の渦に巻き込む明るさ。今、この絶好調男を阻むものはない。「調子いいな。いい感じやな」と星野監督もほめる言葉しか浮かばない。最後の2打席は凡退に終わったが、打率は3割8分4厘。今岡が充実の時を迎えている。 <写真=3回裏1死、今岡は左中間にソロ本塁打を放ち一塁を回る>
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