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ビックリ猛爆9点!アリアス満塁弾 またアリアスだ! 満塁弾だ! 星野阪神3連勝だ! 3夜連続の一発を7番に潜む虎の新大砲アリアスがぶち込んだ。2回、イッキ9点の逆転ショーで強烈な締めくくり。本塁打、打点の単独2冠にも躍り出た。12年ぶりの2試合連続2ケタ得点という「10点打線」で貯金は9。さあ首位独走だ。
「恐怖の7番」3戦連発…本塁打、打点2冠
打球は左中間スタンドに舞い落ちた。どよめき、そして黄色メガホンの乱れ打ち…。スコアボードには「9」がサン然と輝く。またしてもアリアスだ。「自信を持って、打席に入ったのがつながった」。ここ3試合で5本目のアーチは2回に飛び出した。2回2死満塁でのグランドスラム。「スランプの時は我慢していたけど、その分、こういう形につながったよ」。ビッグイニングは97年8月2日の巨人戦10得点以来。3夜連続の逆転勝利。完全復活の主砲が猛攻の最後を締めた。 自慢の対応力が花開いた。他球団との対戦はふた回り目に入っている。「相手投手のことがよく分かってきた。ひと回り目に比べて、よく球が見えている」。この日、ヤクルト2番手花田とは初対決だったが、141キロ直球を引きつけ、迷いなく振り抜いた。オリックス時代から適応能力には定評があった。それはリーグが違っても、変わらない。「我慢して、打てる球を待ったのがよかった」。遠征先では世界各国の人物とインターネットを通じて、チェスで対戦するのが、何よりの楽しみ。そんな知性派の大砲がセ・リーグの壁を突き破った。
流れはすべてアリアスに傾いていた。25日の広島戦で1試合3発を放っても、打順はそのまま7番。「オーダーは変えない。流れを大事にしていきたいから」と田淵チーフ打撃コーチ。アリアスも4番の座にこだわりはなかった。「まったく気にしていない。チームの勝利のことしか考えていない」。このてらいのなさが甲子園の浜風を味方につけた。2回の猛攻。先頭の浜中が高い飛球を左翼方向に打ち上げた。これが追い風に乗り、ショート宮本が落球。ここから井川、今岡の連続タイムリーが飛び出し、打者12人6安打9得点が生まれ、12年ぶりの2試合連続2ケタ得点、今季最多11点へと導いた。 これでアリアスは9本塁打、22打点。数日前までの不振がウソのように堂々の2冠に躍り出た。それでも「チームがどうやってチャンピオンシップを取れるかだ」とまったく気にしていない。試合後、ロッカールームに戻るアリアスをジョージ・ジュニアくん(2)が出迎えた。両手にメガホンを持った愛息を抱きしめ、キスをかわした。「僕か片岡、どちらかが打たないとチャンピオンシップは取れない。引っ張っていくよ」。もう安心だ。アリアスが優勝の2文字をたぐり寄せる。 <写真上=2回裏阪神2死満塁、3試合連続9号本塁打を放ったアリアス(右)はナインの出迎えを受け堂々の生還 写真下=連日の大活躍で家族と一緒に笑顔のアリアスと(左から)レイチェル夫人、アレクシアちゃん、ジョージJr.君> 2試合連続2ケタ得点は12年ぶり <データセンター>▼阪神がアリアスの満塁弾などで2回に9点を挙げ、前日に続き2ケタ得点。阪神が1イニングに9点以上取ったのは、97年8月2日巨人戦の8回に10点記録して以来、5年ぶり。2試合連続2ケタ得点は、90年6月3日ヤクルト戦(11―0)5日中日戦(14―5)以来、12年ぶりだ。これで今岡が打順1番に入った20日巨人戦からチームは5試合連続2ケタ安打となったが、この5試合の今岡は22打数13安打、打率5割9分1厘。2冠のアリアスのほかに、トップバッター今岡の活躍も見逃せない。
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