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アリアスお目覚め3発8打点 眠っていた虎の主砲アリアスが大爆発だ。6号逆転3ランに始まり3発4安打8打点。星野監督のふるさと倉敷の虎党もビックリ仰天の大噴火ショー。7番降格後、2試合4発と完全にお目覚め。首脳陣にとってこれぞ我慢の勝利。また強くなった星野阪神が広島にも勝ち越し、貯金8で甲子園に帰ってくる。
気がつけばキング!ペタに並んだ
3発目はより高く鮮やかな弧を描いた。歓声ではない。どよめきだ。黄色に染まった倉敷の左翼スタンドはあまりのすごさに一瞬だけ言葉を失った。9回、アリアスがかけた3ランはこの試合3発目。まるでVTRのように3本ともが左翼席に消えた。ド派手な主砲の復活ショーに驚嘆のどよめきがもれた。 幕開けは4回だった。1―3と2点リードされた直後、1死一、二塁。「大事な場面だったので、何とか得点がほしかった」。0―2から狙ったスライダーを思い切り振り抜いた。この時点では2試合連続にすぎない6号逆転3ラン。「ベストスイングだった」と自画自賛の一打が完全復活への幕開けだった。 6回には桧山を三塁に置いて左翼線へタイムリー二塁打。8回にはこの日2本目となる7号ソロを放り込んだ。「流れを止めるわけにはいかなかった。自分にもチームにも勢いを付けるためにね」。不振は自分自身がいちばん分かっていた。「何かのきっかけで変われる」と言い続けた悩めるアリアスはとどめの3発目をぶち込み、復調を証明した。 移動日だった22日、昨年オリックスで一緒にプレーした五十嵐(近鉄)に電話を入れた。全打順本塁打を記録した友人への祝福コールだった。しかし、五十嵐の「ありがとう」に続いた言葉がアリアスの心を突き動かした。「お前らしく、思い切り引っ張る打撃をした方がいいんじゃないのか?」。不振を見かねた五十嵐からのアドバイスだった。結果が出ない中で試行錯誤を繰り返していたアリアスは、五十嵐のひと言で原点を思い起こした。 3発すべてが左翼スタンドへと消えた。アリアス本来の打球だった。1試合4安打3発でなんと8打点。田淵チーフ打撃コーチが「アリアス様々だよ」とおどければ、敵将・山本監督は「これだけ打たれりゃ、何も言うことはない」と脱帽した。 「自分でも当たってきたと感じていた。スランプを抜けたと思いたい」とアリアスは力強く話す。「近々、爆発するぞと言っていたんだ」と二人三脚で戦い、大爆発を“予言”していたオマリー特命コーチも最高の笑顔を見せた。気が付けば、セ・リーグ本塁打キングを独走していたペタジーニにも並んだ。そしてチームは4試合連続2ケタ安打。「自信になった。どんどん打っていきたい」。精神面でも復調した主砲に田淵コーチは「打順? そのうち考える」とニンマリ。倉敷で目覚めた虎の主砲。進撃第2ステージの主役はジョージ・アリアスだ。 <写真=9回、この日3本目の8号本塁打を放ったアリアスはホワイトに抱きしめられる>
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