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4月勝ち越し決定!アリアス5号

 今度は2死からやり返したぞ―。4回、アリアスの5号2ランで同点。5回には桧山、浜中の連続適時打で逆転。いずれも2死から打った気迫の一打だった。前日23日に2死から9点を取られたお返しだ。これで4月勝ち越しも決定。星野監督は25日に地元倉敷で強い阪神の勇姿を見せる。

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◇24日◇広島
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神

広 島

【神】(勝)藪、(S)バルデス―吉本
【広】(敗)苫米地、スタニファー、広池―木村一
【本】緒方5号(2回、2ラン=藪)アリアス5号(4回、2ラン=苫米地)

桧山、浜中連続タイムリー

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 レフトスタンドの黄色のメガホンがいつまでも揺れた。試合後、バスへ引き揚げる選手1人ずつに大歓声がお出迎えだ。その中を星野監督は淡々と歩いた。「一時の打線のどん底から抜け出してくれたかな」。3試合連続の2ケタ安打で逆転勝ち。猛虎が完全に息を吹き返した。

 悩める主砲が打線に火をつけた。2点ビハインドの4回。2死から6番浜中が左前打で出塁。今季初めて7番に降格したアリアスは燃えていた。「今までチャンスで打てなかったので、きょうはそれができたよ」。カウント0―1からの141キロ内角直球を見逃さない。打球は大きな弧を描いて、左翼席上段に飛び込んだ。2試合ぶりの5号同点2ラン。前日は投手陣が2死から9失点し星野監督が嘆いたが、この日は逆のパターンで借りを返した。

 アリアスの一発は打線の完全復活を象徴した。これまで打率は1割前半の低空飛行が続いていた。主砲の不振は打線の低迷に大きく影響した。田淵チーフ打撃コーチは「大根斬りで打ってみろ」とヤケッパチ?のアドバイス。アリアスももちろん懸命だった。22日の甲子園練習では、フリー打撃の順番を最後に回してもらった。通常は若手が打つのだが、より長い時間取り組むためだった。「野球は何かのきっかけで変われるもの」と今後の浮上に手応えをつかんだ。

 「10点打線」は一気に勢いづいた。5回には再び2死から桧山、浜中の連続タイムリーで勝ち越し。「チャンスだったので、ファーストストライクから積極的に振っていった」と浜中は振り返った。この日の11安打中7本が3球目までに打ったもの。田淵チーフ打撃コーチは「前みたいに待たなくなった」。積極バッティングが打線のつながりを生んでいる。20日の巨人戦から採用した新オーダー。3試合で2連打以上は実に10度だ。7回には桧山の二塁打でホワイトが一塁から本塁へ激走。エンドランのサインも見事にはまった。

 会心の逆転勝ちで貯金は「7」。あと6試合を残して、早くも3年ぶりの4月勝ち越しが決定した。星野監督は「あのまま終わっていれば、きょうのムードはなかった」と話した。前日23日には敗れはしたが、序盤8点差をあきらめず猛追した。ネバー・サレンダー精神がある限り、チームは決して崩れない。さあ、再び快進撃だ。

<写真=4回表2死一塁、アリアスはレフトへ同点2ランを放つ>

 <データセンター> ▼阪神が3月31日の巨人戦以来、今季2度目の逆転勝ち。2ケタ安打は今季7試合目だが、本拠地の甲子園では2試合しかなく、ロードで5試合記録。甲子園と他球場でのチーム打率を昨年と比較すると

    甲子園 他球場
 昨年・257・232
 今年・217・275

 甲子園以外では今岡が3割5分8厘、桧山が3割2分厘マークするなど、チーム打率が2割7分5厘。昨年の阪神は甲子園を離れると打率2割3分2厘しかなかったが、今年はロードでよく打っている。

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