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うねれ!ゲキも空回り…今季初の0敗
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 八木のバットが空を切った瞬間、甲子園はため息に包まれた。5万人の大声援も届かず、虎打線はスコアボードに「0」を10個も並べてしまった。9回まで桑田の前に散発4安打。10回は河原に3人で斬って取られた。井川の熱投で緊迫した投手戦にこそなった。が、打線は“無抵抗”。エースを見殺しにした。

 チャンスは初回につかんだ。戦列を離脱した赤星に代わり、1番に入った坪井がいきなり中前打。2番今岡がきっちり送っておぜん立てした。しかし、3番片岡の痛烈なライナーは、センターの正面。「ああいうのが正面に飛んでしまう…。どっちかに寄り出したら、良くなってくるんだけど」。期待のFA砲も唇をかんだ。アリアス四球の後、桧山は中飛。「桑田が良かった? そういう問題じゃない。井川の方がいいピッチングだった。打ってあげないと…」。選手会長も責任を感じて口ごもった。

 試合前、田淵チーフ打撃コーチは「オーダー? 四苦八苦してるよ」と頭を抱えていた。矢野に続き、赤星が抜けた上に主軸も不振。打線が湿ったまま迎える宿敵巨人との一戦を前に「キャンプからずっとやってきた軸足のタメを思い出せ! ボールを呼び込んで打て!」とゲキを飛ばした。しかし、効果はなし。2回以降は二塁も踏めない極度の貧打で今季初の0封負け。「桑田? 良かったが、良かっただけで済ましちゃな…。もっと積極的に、気持ちを出さないと」と険しい表情で振り返った。

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 チームは1引き分けを挟んで3連敗。先発陣の踏ん張りに支えられてきた快進撃も打線が「0」行進では続かない。「何とか点を取る方法を考えないとな…」(田淵コーチ)。具体的な打開策はすぐには出ない。ため息の5万人が見上げたバックネット裏に「ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー」の横断幕が揺れていた。


<写真=(上)桑田にキリキリ舞いの阪神。赤星に代わり1番に入った坪井も6回、三振して打席でしりもちをつく(下)8回裏の攻撃前、星野監督(左)が直々にナインにゲキを飛ばしたが…>

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データセンター

 ▼阪神打線が打てない。最近8試合で総得点は12。1試合平均1・5点ではチーム防御率1点台の強力投手陣でも持ちこたえられない。特に4番打者の不振は目を覆うばかりだ。アリアスとホワイトが4番を打っているが、8試合で31打数5安打の打率1割6分1厘で打点0。9日の広島1回戦(甲子園)の6回にホワイトが適時二塁打を打って以来、35打席空砲が続いている。

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