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脱きゅうの矢野は全治2週間 星野阪神に暗雲が立ち込めた。阪神矢野輝弘捕手(33)が13日、対横浜5回戦(甲子園)の9回表、本塁上のクロスプレーで左肩を強打して退場した。大阪市内の病院で検査を受けた結果、「左肩鎖(けんさ)関節脱臼」で全治2週間の診断を受けた。チーム復帰は早くても4月下旬になる見込み。開幕から好調投手陣をリードした女房役のリタイアはチームにとって大きな痛手となる。なおファームから山田勝彦捕手(32)が1軍に昇格する。
早くて下旬復帰
試合後の通路は騒然とした。担架が慌ただしくダッグアウトへ運ばれ、毛布にくるまれた矢野がその上に横たわっていた。担架は帰路に就くファンの波をかきわけ、用意していた球団の車で大阪市内の病院に向かった。レントゲン写真による検査の結果、「左肩鎖(けんさ)関節脱臼」と診断を受けた。3日間の自宅安静、チームへの合流は早くても2週間かかることになった。 試合終了から2時間半たった午後8時。矢野はユニホーム姿のまま、球場に戻ってきた。もちろん言葉はなかった。猿木チーフトレーナーは「骨には異常はない。2週間でも痛みは続くでしょうが、プレーは可能」と説明した。骨折でなかったことが不幸中の幸いだったが、戦力ダウンは明らかだ。 アクシデントは9回表に起きた。1死一、三塁で石井琢が右飛を放った。タッチアップした三走相川が捕手矢野に体当たりで生還。その際、矢野は左肩を強打して倒れこんだ。「すごく痛がっていた」と木戸バッテリーコーチ。そのまま交代が告げられた。 今後のことを考慮すれば矢野離脱は痛恨だ。敗戦後の星野監督は「あの方(矢野)が心配や」と表情をくもらせた。この緊急事態にファームから山田を1軍に昇格させることが決定。しかし攻守のかなめを欠き、不安が募る。矢野は開幕から好リードで好調投手陣を支え、この日も先制タイムリーを放ち打撃面でも打率3割7分をマークするなどチームに貢献していた。球団広報を通じて「1日も早く治して戦列に復帰したい」とコメントした矢野。開幕から快調に飛ばしてきた星野阪神に大きな不安材料ができた。 <写真=突き飛ばされた矢野は苦悶の表情でグラウンドに倒れこむ。中を舞うヘルメットとミットが衝撃を物語る>
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