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いよっ!!「大統領」“眠れる”アリアス2号 地元甲子園の熱烈声援が、眠れる主砲を起こした。グラウンドとスタンドが一体となった異常な盛り上がりが、アリアスにエネルギーを与えた。8回無死二塁。この日、先発9人の中でただ1人出塁さえしていなかったアリアスが意地を見せた。カウント2−3から広島スタニファーの121 キロ スライダーを左中間スタンドへ2号ダメ押し2ラン。悩み続けた助っ人が、最後の最後に執念のアーチをかけた。 「他の選手が打っているのに、自分だけ打てないのは辛かったよ。入るか、どうか分からなかった。ホームランの感覚を忘れていたからね」 猛虎の新4番として期待されたアリアスだが、不振のどん底であえいでいた。開幕巨人戦(3月30日・東京ドーム)こそ上原から1号2ランを放ったものの、その後はサッパリ。この試合まで32打数3安打、打率9分4厘。7日のヤクルト戦(神宮)から6番に降格したが、それでも結果が出ず、この本塁打まで13打数無安打だった。あまりの悲惨な状態に、前日(8日)は全体練習後に特打を志願。和田コーチにワンバウンドでのトスを要求し、タイミングの取り方を修正した。オリックス時代のスランプ脱出法で救われた。 アリアスの復活を信じていた星野監督もひと安心だ。「これで変わってほしいね。よく踏み込んでいったよ」。実はスタメン落ちまで検討されていたが、星野監督が「軸として取ったんだから」と試合での復調にこだわった。その期待に見事応えたお目覚め弾。今度こそ、これで波に乗れる。
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