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鬼門神宮もヘッチャラ!星野阪神6連勝 もう神宮は怖くない。阪神が井川―バルデスの完封リレーで開幕6連勝を飾った。星野監督は1―0の9回、好投の井川に代打を出す決断。ボークで追加点をあげるラッキーもあって昨年2勝しかできなかった神宮球場で初戦を飾った。「オレは神宮は相性がいいんや」。豪語する星野監督の強気さい配が実った。6日の2戦目で1938年(昭13)に樹立した球団記録の開幕7連勝を目指す。
完封目前の井川に代打…2点目誘発 積極サイ配
神宮の杜に六甲おろし≠ェ響き渡った。その中を背番号77が堂々と歩いた。歴代猛虎の将が何度もメガホンの嵐を受け、バ声を浴びた地獄の帰り道は「星野コール」のVロードに変わった。「ホシノ、ホシノ、ホシノ〜」。星野監督が右手を軽く挙げると、一斉に大拍手が起きた。 「重苦しかったけど、オレの運が勝ったな。試合前に話をしていた通りやろ。なんか去年まではつまらんことが起きていたらしいからな」 もう去年までのダメ虎戦士はそこにいなかった。星野監督によって再生したナインは、去年の日本一軍団に堂々と組み合った。強気の采配も勝利に結びついた。1点リードの9回1死三塁。11三振を奪い完封ペースだった井川に代打を送る。神宮の3万6000観衆がどよめく。押せ押せムードに平常心を失ったのか、山本がボークを犯し貴重な追加点をもぎ取った。 胃の痛くなるような緊迫した展開。しかし猛虎の集中力は途切れなかった。8回、ヤクルト2番手の本間に襲い掛かる。無死から今岡が二塁打。さらに暴投、四球などで無死一、三塁とし、4番アリアスがレフトへ決勝犠飛。ツキも味方してヤクルトを振り切った。 対ヤクルトは10年連続負け越し中だった。去年も9勝18敗1分けで圧倒された。特に敵地神宮では2勝9敗1分け。阪神がいつもキバを抜かれる苦手中の苦手がヤクルトだった。しかし、この日は全く逆。ヤクルトの方からミスが続出し、自滅の格好で阪神に白星が転がりこんだ。「それも野球のうち。すべて野球やないか」。相手がコケたのではなく、阪神がコカしたと言いたげだった。 この日昼、宿舎ホテルで好物のオムライスをほおばりながら、星野監督は神宮の鬼門伝説を笑い飛ばしていた。「ここは5点差ぐらいでもひっくり返したことが何度もある。負ける気せーへんのや。オレの相性が勝つか、阪神の相性の悪さが勝るかの勝負や」。結果は見事、闘将に軍配。これで神宮での監督通算成績は76勝48敗3分けとなり、また勝率が上がった。 驚異の開幕6連勝。ついに64年前の開幕7連勝にリーチをかけた。さらに珍記録も追加。開幕からのビジター6連勝は史上初なのだ。「ホンマか。しかし、それはスケジュール的なことやろ。こんなバカなスケジュールは今後2度とないとおもう。だからこの記録は破られへんわ。ワハハハ…」。12球団唯一の3カード連続遠征のハンディも、今の星野阪神にかかければ新記録を作るための日程だったと言わざるを得ない。神宮でも猛虎旋風を巻き起こした星野阪神。まさに驚異、脅威だ。 <写真=ツバメも撃破だ!開幕6連勝を飾り、雄たけびでナインを出迎える星野監督>
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