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金沢プロ初星頼れる“救援陣”

 今季初登板の緊張は、延長戦の緊迫感にかき消されていた。「精いっぱい投げるだけ」。金沢には、キャッチャーのミットしか見えなかった。失点すれば即サヨナラ負けの延長10回裏、重圧に押しつぶされそうになりながら、3人でピシャリと抑えた。直後の11回に味方が勝ち越し。プロ初白星が手元に届いた。

 「うれしくて頭が真っ白になりました」。4年目にして手にした初勝利は格別だった。試合後、星野監督との写真を求められた時、監督から「おまえ、まだ勝ってなかったんか?」と驚かれた。この日、記録した自己最速の146 キロ ストレートに加え、内外へ投げ分けるスライダーとシュートは一級品。しかし、過去3年は勝てなかった。「すいません」と恐縮して頭を下げる金沢に、闘将は「あやまらんでもええ」とニッコリ。肩をポンポンとたたき、労をねぎらった。

 ベンチは迷っていた。延長10回のマウンドをベテラン伊藤にたくすプランもあった。が、佐藤投手コーチが金沢を推薦した。開幕1軍に残したのも同コーチ。「ブルペンでもずっと調子が良かったからね。自信になるだろう。オレもほっとしてるよ」と秘蔵っ子の好投にホオを緩ませた。

 先発星野の好投を受け、7回からの3 イニング は伊達が0失点でしのいだ。「1球1球、気合を入れて投げた」と再三のピンチにも動じなかった。闘志をつないだ金沢も役目を果たし、最後は「投げ抜くつもりだった」と守護神バルデスが締めた。苦しい接戦をものにできたのは、リリーフ陣の踏ん張り。開幕から5つ目の白星は、また格別だった。

 金沢(プロ入り初勝利に)「勝負がついた瞬間はうれしくて頭の中が真っ白でした。これからも精いっぱいやっていくだけです」

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