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お待たせ浜中うねり弾&4安打

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 02年版の弾道だった。浜中の打球は高く、真っすぐ、遠くへと伸びた。見事にうねった♂コ半身から繰り出された今季1号は、黄色に染められた左翼席へ消える。一塁ベースを蹴り、スピードダウンした浜中は、胸の前で両手をポンと合わせた。「あれで自分自身が楽になった」。苦しみ、悩んだ若き大砲に、本当の開幕が訪れた。

 2回の1号先制ソロを皮切りに打ちまくった。3回には左前打。5回には左越え二塁打。三塁打が出ればサイクルヒットとなる7回の第4打席は、左翼線へ二塁打を放った。「ベンチでも言われてましたよ。でも、意識はしませんでした。意識するとダメでしょ、そういうのは」。惜しくも偉業はならなかったが、5打数4安打1打点の大爆発。開幕4連勝の勢いに、後れまいとしがみついた。

 オープン戦はチーム最多タイの19試合に出場した。期待の大きさはもちろん感じていた。が、打率は2割3分2厘、1本塁打。開幕カードの巨人2連戦はスタメンから外れた。「正直、悔しかった。でも、あれだけオープン戦で使ってもらいながら、結果が出なかったわけですから」。しかし、決して腐らなかった。「出番がきたら、絶対に打ってやろうと思っていた」。プロ入り初の1試合4安打で、存在感を示した。

 「激戦の外野でよく踏ん張ってる」。星野監督も認める活躍だった。キャンプから二人三脚でうねり打法≠教え込んできた田淵チーフ打撃コーチも「チャンスをものにして結果が出たから良かった」と自分のことのように喜んだ。

 「真っすぐに育ってほしい」と、3月22日に誕生した長男を一真(かずま)と命名した浜中。「家族がいるから頑張らないと」と表情を引き締める。今季1号はまだ序章。真っすぐ≠ノ伸びるアーチを浜中は放ち続ける。

<写真=2回表無死、浜中は左越え先制1号本塁打を放ち、一塁を回ってガッツポーズ>

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