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ウル虎サイ配!!星野流“逆転”G連倒 強い、本当に強い。星野阪神が逆転勝ちで23年ぶりの開幕2連勝を飾った。1−1の同点で迎えた7回、好投のムーアに代打を送る積極策が的中。赤星の決勝打を生んだ。守っても6人を投入する継投で1点差のしびれるような勝利。「何ともいえない気分やね」。星野監督も興奮気味。明日2日の横浜戦(横浜)で27年ぶりの開幕3連勝を目指す。今、セ界の主役は間違いなく阪神だ。
うなる。叫ぶ。そしてまた吠(ほ)えた。開幕戦に続き、星野監督の声が阪神ベンチに響き渡った。グラウンドに飛び出した指揮官は、頼もしい選手たちを1人ひとり出迎えた。 「選手を信じてよかった。最高や」。しわがれ声でも力強い。23年ぶり開幕2連勝の主人公は言うまでもない。燃える男・星野仙一だった。 静から動へ。開幕戦を9人で勝利した闘将は、この日は攻めダルマと化した。持ち駒をフル活用し、倍の18人で攻め、そして守り抜いた。 星野監督 チャンスに弱気になってどないするんや。攻めていくしかない。そう思ったんや。 そう振り返ったのは同点で迎えた7回。1死から矢野が左中間二塁打でチャンスをつくる。その瞬間、指揮官は初めてベンチを飛び出して攻撃を仕掛けた。代打ホワイトが捕邪飛に倒れると、好投のムーアにも迷うことなく代打八木をコール。敬遠され一、二塁となると、今度は打席に向かう赤星を呼び止め、耳元でささやいた。 「お前は足が速いんや。バットをボールにぶつけていけ!」。 指示通り、赤星が工藤の初球をたたきつけた。打球が一、二塁間を抜けていく。矢野が勝ち越しのホームを踏むと、ベンチはお祭り騒ぎとなった。 赤星 監督に思い切っていけと言われ、この打席にすべてをかけた。気持ちが通じましたね。監督の力をもらって打てました。 動いたのは攻撃だけではない。今度はトラの子の1点を守るため、小刻みな継投で巨人打線を封じた。伊藤−弓長−伊達−遠山。右、左、右、左。目まぐるしい投手交代。絶大な信頼を置く中継ぎ陣を惜しみなくつぎ込む。8回1死一塁のピンチには早くも新守護神バルデスを投入した。 星野監督 ここまで来たら前に進むしかない。それは選手にもテーマとして言い続けてきたこと。本当はクローザーだし、1イニングだけにしたけど、明日は休みだし思い切って行けと言ったんや。延長? 全く考えなかった。 阪神ファンの誰もが信じられない開幕2連勝。しかも相手は巨人だ。 星野監督 誰が想像しとったやろな。開幕に勝っただけでも喜んでくれたのに…。ある意味で選手は自信がついたやろ。競り合ってもいける自信がな。開幕巨人2連勝は40年ぶり? 40年前なんて、オレはまだ生まれてないからな。ワッハッハ。 帰りのバスに乗り込むと、選手に向かって「ナイスゲームや」と叫んだ。闘将のパフォーマンスに大拍手が起こる。一丸となった猛虎軍団の進撃はどこまで続くのか。これまた誰にも想像できない。
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