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桧山、アリアスがお祝いアーチ どでかい打ち上げ花火だった。点火したのは虎の新主砲アリアスだ。4回表1死一塁。1ボールから上原の低め直球をフルスイング。弾かれた打球は一直線に伸び、バックスクリーン左に飛び込んだ。飛距離130 メートル の特大2ラン。これが結果的に決勝点となった。飛距離もでかいが、価値もでかい。「チームに貢献できてよかったよ」。頼もしい4番は、クールな表情を崩して笑みを浮かべた。
ニュー猛虎打線の軸がいきなり爆発した。これぞ生まれ変わった阪神を象徴するものだった。「アリアスが打つと打線もつながってくる」と田淵コーチも満面の笑み。過去の歴史で、打てない打線の悩みは、打てない外国人選手と重なり合ってきた。阪神の新外国人選手が、開幕戦でアーチをかけたのは95年のグレン以来7年ぶり。久々の「本物助っ人」をアリアスが証明した瞬間でもあった。 オープン戦では20打席連続無安打と大スランプに陥った。「落ち込んだら長いらしいんだ」という星野監督にとって最大の悩みの種だった。暗く沈んでいたアリアスの心をほぐしたのは家族の存在だった。来日に合わせるように不振脱出の2試合連発で首脳陣を安心させた。上り調子で迎えた開幕戦。オリックス時代2年間で92打数30安打、打率3割2分6厘、7本塁打と大好きな東京ドームで、チームに12年ぶりの開幕戦白星を呼び込む大仕事を成し遂げた。 「(開幕戦11連敗の)不名誉な記録は知っていた。それを巨人戦で止められたことがうれしい。自分だけじゃない。チームが力を持っているんだ」。2回に右翼へ先制弾をたたき込んだ選手会長の桧山も同じ気持ちだった。「負けない気持ちは最初から最後まであった。ベンチの雰囲気がすごくよかった」。オープン戦の勢いをそのまま持ち込み、2発で天敵・上原を粉砕。「きょうみたいにあきらめず、しつこい野球をやれば勝てる」と桧山は力強く連勝を誓った。 <写真=2回表1死、桧山は、右中間に先制ソロ本塁打を放つ>
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