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太陽の失敗生きた・・・中西清起の目 キャンプ中盤以降、安藤の調整がガクンとペースダウンした。その理由はヒジと下半身の張りで、本人も首脳陣も、それほど心配していないことは、僕なりの取材でわかっていた。とにかく大事なルーキー、決して無理しない、させないという方針がはっきりしているのはなによりだ。 昨年、阪神には苦い経験がある。藤田太陽が無理をして、1年を棒に振った。同じテツを踏まない。その経験が今回の安藤に生かされている。安藤自身、慎重な性格のようで、実戦で投げるスケジュールが決まったということは、回復した証しといえる。 とにかく大きな期待をかけても裏切らないだけの力を安藤は持っている。下半身がブレず、リリースポイントがしっかりしている。あのボールのキレは惚れ惚れする。まずは3イニングほどの初陣だろうが、素材のよさをしっかり見せてくれるはずだ。 (日刊スポーツ評論家) ◆藤田太陽のケース 昨年、逆指名で川鉄千葉から入団した藤田は甲子園初戦となる3月3日、対日本ハム戦でオープン戦デビュー。先発で5回を投げ、2安打4四球3失点。降板した5回裏に打線が逆転という強運にも恵まれ、初勝利をマークした。しかし10日のダイエー戦(福岡ドーム)で2回 1/3 で7安打7失点。16日の西武戦(甲子園)での先発もわずか 1/3 で4安打4四球5失点KO。20日の近鉄戦(大阪ドーム)で1回を3人で抑えたが、23日の広島戦(松山)では先発で4回を3安打2失点。ギリギリで開幕1軍切符を手にしたものの、大差をつけられた30日の巨人との開幕戦で途中登板。2回 1/3 で7失点と散々のデビューとなり即2軍降格。痛めていた右ひじの治療もあり、シーズン終盤の10月5日横浜戦(横浜)まで昇格のチャンスはなかった。
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