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星野監督、カーライルに「邪魔や」 星野仙一監督(55)が、予告通り「鬼」に変身した。春季キャンプ第5クール初日の20日、投内連係プレーの練習でバディ・カーライル(24)、新外国人選手マーク・バルデス(30)両投手の緩慢な動きに激怒。練習終了後、報道陣に向けて「あんなもんはお遊び。練習のジャマになるだけや」とほえた。実戦中心で仕上げ段階に入る今クールから厳しい目で見る姿勢を打ち出していた星野監督。外国人選手でも容赦しない「雷」が、チームの緊張感をさらに高める。 予告通り鬼モード
顔がひょう変した。午前中に行われた投内連係プレーの練習。新加入のバルデス、カーライルのフィールディングを聞かれた星野監督は、みけんにグッとしわを寄せた。そして噴火した。「あんなもんフィールディングじゃない。お遊びや。練習のジャマになるだけや」。これまでの「仏の笑顔」から一変、ド迫力の怒りだった。 怒りのほこ先は主にカーライルに向けられた。仕上がり途上の2年目助っ人は野手への送球は山なり、動きも鈍かった。練習中、星野監督は葛西兼任投手コーチに歩み寄る。「野手との連係もあるんや。やる時はきちっとやらないかん」。続いて松山守備走塁コーチにも指示。「練習のための練習じゃなく試合と同じ動きをしろ。ミスが起きてからじゃ遅い。もう1度きっちりやれ」という指令が松山コーチを通じて両投手に伝えられた。 来日は遅れたが早くもフリー打撃に登板したハンセルとは対照的にペースの上がらない両投手へのイラ立ちもあった。「体がキレてない? もう20日だろ。(キャンプ)最初から来てるんだからこれで体がキレてなかったらペナントでは使えんぞ」。外国人選手の1軍枠は4で投手は3か2を予定。「外国人も競争。ある意味、日本人選手以上に競争になる」。4人のハイレベルな争いになるよう刺激する効果もあった。 島野ヘッドも「このクールは正確さをワンランク上げるのが目標。勝つために必要だから爆弾が落ちかけた。肩を作ってきっちり送球するのは当然だし次、同じようなプレーをしたらすぐ外す」。外国人選手でも容赦しないのが星野流。葛西コーチから「警告」を受けたカーライルも「分かった。次からはそうする」と表情を引き締めた。安芸に轟(とどろ)いた「春雷」は、いよいよ本格的な戦闘モードに突入した合図だった。 <写真=山なり送球が星野監督の逆鱗に触れたカーライル>
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