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鬼の星野監督!気の抜けたプレー「即2軍や」

 阪神・星野仙一監督(55)が、あす20日の第5クールから「鬼」と化す。阪神は18日、春季キャンプ第4クールを終えた。次クールからはオープン戦(23、24日、対西武)も始まり、シーズンを見据えた調整に突入。これまで「静」に徹していた星野監督だが、これからは気の抜けたプレーや凡ミスをした選手は「即2軍や!」とキッパリ。仕上げ段階は、厳しい姿勢で臨む意向を打ち出した。

20日から仕上げの第5クール

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 一瞬、その場が凍りついた。オープン戦も始まる第5クール。16日の紅白戦で代わったばかりの吉野が初球にダブルスチールを許したような気の抜けたプレーが出たケースは「即、2軍やな」と星野監督。重く響くド迫力の声。虎ナインが震え上がる「鬼宣言」だった。

 すぐに「そこまで言うとかわいそうかな」と仏の笑顔に戻した。だが、一瞬でも見せた「鬼の表情」こそ、いよいよ振るい落とし段階に入る厳しい姿勢への意思表示だった。再びダブルスチールを許した場面に戻り「警戒してやられたんじゃしょうがない。しかし警戒もせず、ゆうゆうとやられちゃいかんね。そこはもう1回(ファームで)やり直してこいということになるかもしれん」。ミスの質を見分ける、星野監督の厳しい目が光る。

 ここまでは「静」に徹してきた。具体的にはブルペンで投手陣を指導する程度。あとはコーチ陣を信頼し、じっと見守ってきた。だがシーズンに向けて仕上げの段階に入れば「仏の仙さん」はもういない。この日朝も予告した。「今は怒鳴ることがない。でもそろそろ、その時期にきてるかなあ」。にこやかな表情とは対照的だった。

 「鬼宣言」はキャンプ終盤、今まで以上に気を引き締める狙いもある。すでに“イエローカード”1枚の吉野は「それを消せるように頑張らないと」と武者震いした。「オレがホメているうちは本物じゃない。オレ流のけなしが入ってきたらレベルが上がってきたと感じてほしい」と話していた星野監督。容赦ない「落雷」が、チームを完成させる究極の調味料になる。

<写真=フリー打撃を行ったホワイトについて、打撃投手役を引き受けたオマリー臨時コーチ(左から3人目)の感触を聞いていた星野監督(右)は、嬉しい知らせに笑顔を見せる。左は田淵チーフ打撃コーチ=安芸市営球場>

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