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長嶋さんの宿題に桧山「一発」回答

 阪神桧山進次郎外野手(32)が16日、初の実戦出場となった紅白戦で、いきなり今季第1号をかっ飛ばした。白組5番で登場した4回の第2打席、山岡から右翼ポール際へソロアーチ。今キャンプ中に、長嶋茂雄前監督(65)と川島広守コミッショナー(79)から課された「3割30本80打点」の達成に向け、2打数1安打と上々のスタートを切った。

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 打った瞬間だった。桧山独特のきれいな弾道が、安芸球場の右翼ポールを巻き込んだ。スタンドを埋め尽くした2万3000人の喝采を受けながら、桧山はゆっくりとダイヤモンドを1周。今年初めての実戦出場でいきなり“第1号”を放った。長嶋氏と川島コミッショナーから課された「3割30本80打点」のノルマ達成が、早くも見えてきた。

 紅白戦初出場の桧山は、白組の5番で登場。2回の第1打席は三ゴロに倒れたが「粘れた。思ったよりボールは見れていた」と感触は悪くなかった。そして4回の第2打席。山岡のシンカーが甘く入るところを見逃さなかった。「ちょっとタイミングは外されたが、うまくためができて(バットの)ヘッドを立てて打てた」と内容も十分。「そんなに振り切ってないのにあそこまで飛んだ」と自身の充実も口にした。

 今季は周囲からの期待も大きい。昨シーズン、自身初の打率3割を達成し、名実共に虎の主砲となった。12日に安芸を訪れた長嶋氏からは「3・3(サンサン)いかなきゃ」と3割30本塁打を期待され、翌13日は川島コミッショナーから「80打点くらいはいかないと」と異例の“個人ゲキ”を受けた。「何が何でも勝つんだという執念を持って臨みたい」とキャンプ初日に誓った桧山は“ノルマ”達成へ好発進を決めた。

 ただ、残念ながら白組は完敗した。試合後、特打をこなした桧山は、他の選手に大きく遅れながら「俺は走るよ」と独り、球場をスタート。長く険しいシーズンに向けて走り出した。

<写真=紅白の4回、桧山は右越えにソロ本塁打を放つ。投手は山岡、捕手はカツノリ=安芸市営球場>

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長打力不可欠…心強い桧山の存在

 <吉田義男の目> 阪神に必要なのは一発長打です。紅白戦で桧山が本塁打を放ちました。この日は、彼の動きをずっと追っていましたが、ティー打撃からいい振りをしていました。この時期、まだ結果は二の次。でも、長打力に課題を残すチームにとって、桧山が順調に仕上がっていることは大きな強みです。

 また、特に試合で目に止まったのは赤星でした。攻守に落ち着いてプレーができている。リードオフマンとして完全に定着しましたな。赤星本人も意識しているはずですが、この調子でいけば今季は打率3割もクリアしそうです。

 初回は、赤星が左前打で出塁して二盗。続く上坂が三進させて、3番浜中が適時打で返した。その赤星を生かすためにも、長打の望まれるクリーンアップが必要となってくるわけです。  (日刊スポーツ客員評論家)

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