|
|
|---|
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Index | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
■阪 神 ■野 球 ■サッカー ■スポーツ ■芸 能 ■競 馬 ■社 会 ■レジャー |
これぞ星野イズム!「紅白負け組は罰走じゃ」 「星野イズム」がいよいよ本格的に作動し始めた。阪神は16日、高知・安芸市営球場で3度目の紅白戦を行った。2―8で負けた白組はアリアスを除く14人が安芸ドームから宿舎までの約15 キロ を罰走。初打席で安打を放った片岡篤史内野手(32)や本塁打を放った桧山進次郎外野手(32)も1時間かけて完走。逆に勝った紅組で活躍した選手には「賞金」が与えられた。紅白戦とはいえ、勝負を意識させる「アメとムチ」。阪神を再生させる星野仙一監督(55)のカラーが、形になって現れてきた。
紅白でも緊迫感…勝利の重さ叩き込む
異様な光景だった。片岡が、桧山が、矢野が日が西に傾き始めた海岸沿いを虎のユニホームが次々と疾走していく。まるでタイガース版青春ドラマ。熱血先生・星野監督は「負け組」の罰走を聞かれるとニヤリ笑った。「反省しとんのかな。いいじゃないか」。練習後の疲れた体にムチ打ち歯をくいしばって激走する必死の表情こそ、色濃く姿を現し始めた「星野イズム」だった。 罰走は紅白戦前、選手に告げられた。島野ヘッドコーチが中心になり、前夜から朝にかけてコーチ陣で話し合い決めた。「紅白戦の中でも真剣さを求めて何かやろうと決めた。過去の実績、年齢も関係なくね」と島野ヘッドは説明。若手に限定せずFA砲片岡、選手会長・桧山も例外にしないのが星野流。一丸を目指すからこそ連帯責任を重視する。 2万3000人、最多タイの大観衆に見守られ、緊張感に満ちた試合は始まった。白組・先発の金沢が乱調でいきなり3失点を奪われた。ダブルスチールも飛び出すなどシーズン中と変わらない緊迫感の中、紅組が8−2と圧勝した。完敗した白組の選手たちは次々と15 キロ 先の宿舎目指して駆け出していく。途中5 キロ 地点に急きょ給水ポイントも設けられた。最初に敗戦投手・金沢がぶっち切りでゴール。「気合? そりゃ違います」と顔を紅潮させた。 逆に「勝ち組」にはごほうびだ。2安打2打点と活躍した藤本には10万円、2回をピシャリ3人ずつで抑えた左腕・原田には5万円が試合後、島野ヘッドから手渡された。天国と地獄。鮮やかに色分けられた明暗は、選手の記憶に深く刻み込まれた。 「紅白戦でも勝ち負けは意識せないかん。勝負しとんのやから。勝ったらええではダメ。絶対勝つんやという気持ちでやらんと(紅白戦を)やる意味がない」と星野監督は力を込めた。勝利の価値、重さをキャンプ中から叩き込む。4年連続最下位の原因について星野監督は「いいもんは持ってる。それを出し切れないだけ」と口にしてきた。チームに潜む「負け犬根性」の一掃。ペナルティー・マラソンもその一環だった。 「もうないぞ。走らせてばかりもいられないからな」と島野ヘッド。最初で最後のペナルティー・マッチだったが、効果は計り知れない。星野イズムが浸透し勝ちに飢える虎が、ますます凶暴になっていく。 <写真=紅白戦に敗れたため球場から宿舎までランニングで帰る片岡。ホテル入り口に着いたころはヘトヘト状態>
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||