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赤星、初紅白でいきなり4の4

 星野阪神の核弾頭は赤星に決定だ。阪神赤星憲広外野手(25)が11日、高知・安芸キャンプの初紅白戦で4打数4安打の10割スタートを切った。白組の1番センターで出場した赤星は右前打、左前打、右二塁打、左前打と広角打法を披露。昨年盗塁王と新人王の2冠を獲得した貫録を示した。盗塁禁止のため自慢の“足”は封印したが、田淵チーフ打撃コーチは「3割2分は打てる」と太鼓判。星野監督も「(4安打は)赤星なら当たり前」と新猛虎打線の核弾頭は早くも当確だ。

◇11日
  1 2 3 4 5 6
紅 組

白 組

(6回終了)

“エンジン全開”足だけじゃない

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 スタンドの視線を独占したのは、チームで最も小柄な男だった。星野阪神の初紅白戦。白組の1番中堅で先発した赤星が右に左に自在のバットコントロールで安打を量産した。4打数4安打の10割ショー。2002年の新猛虎打線の核弾頭を強烈アピールしたのだ。

 「4安打はまぐれですよ。でも1番打者として1発目にガツンといって、1点につながった。あの安打が1番うれしかった」

 振り返ったのは第1打席。先発の左腕吉野から1ボール後の2球目ストレートを右前に弾き返した。先行の赤組が3者凡退だったため、これが星野阪神の初安打。さらに4番に座った浜中の適時打で生還し、チーム最初の得点もマークした。核弾頭として求められている仕事をキッチリこなしたことが、10割の結果よりうれしかったのだ。

 ルーキーの昨年、自慢の足を武器にチャンスをつかみ、中盤以降はレギュラーを獲得した。打率2割9分2厘、39盗塁で盗塁王と新人王の2冠を獲得。バラ色のオフはイベントに引っ張りダコとなった。新庄が抜けた虎の看板選手に成長。しかし甘味の誘惑に自身を見失うことはなかった。タイトルホルダーにふさわしい若い背番号への変更も打診されたが、やんわり拒否。イチローの51番、松井の55番に挟まれた53番にあえてこだわった。小さな大打者を目指す男は、ハングリーな入団時の原点を忘れたくなかったからだ。

 4安打で1番うれしかったのが第1打席なら、1番手ごたえを感じたのが3打席目だった。高めの真っすぐを右翼線へ弾き返す二塁打。今季から採用される新ストライクゾーンを気にかけていたが、その内角高めを打ち返した。「あのへんの球を打ったので、もう神経質にはなってません」。課題の高めストライクも克服し、田淵チーフ打撃コーチからは「3割2分は打てる」と太鼓判も押された。

 盗塁禁止令が出ていたため、自慢の足は封印した。しかし紅白戦とはいえ、4安打の結果に星野監督のホオも自然と緩む。「赤星が良かった? 当たり前だろう。4本は出来すぎだけど、後の(居残り)特打を見ていてヒットが出るのは当たり前だと思ったよ」。3番片岡、4番アリアスは当確だが、これで1番も決定。進化した赤星が、星野阪神の新打線を引っ張る。

<写真=初の紅白戦、2回裏2死一、二塁で打者上坂の遊ゴロがエラーとなる間に、一塁から一気にホームインした赤星>

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