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井川フリー打撃初登板、ヒット性ゼロ
貫録のパーフェクト発進だ。井川慶投手(22)が9日、フリー打撃に初登板。沖原、藤本に対し、41スイングでヒット性の当たりは0本と完全に封じ込んだ。星野監督も「あとはバッティングだけだな」と、ピッチングに関しては文句なし。若き左腕に絶大の信頼を寄せた。 1球、2球、3球…、沖原のどん詰まりの打球が力なく真上に上がる。続いて打席に入った藤本も、振り遅れを繰り返した。終わってみれば、外野への打球もわずかに3本。バットを2本へし折るおまけ付きで、2人をパーフェクトに抑え込んだ。 「とにかく速くて、しかも重いんです」と沖原はお手上げ状態。藤本も「こんなに速い球は久しぶりに見ました。カーブだって上からストーンと来るんですもん」と目を丸くした。その後、坪井には29スイングで5本の安打性の当たりを許したものの、70球の完ぺきな仕上がりを見せつけた。 そんな快投にも井川は表情ひとつ変えない。「フォームがバラバラ。まだまだこれからです」。控えめなコメントとは裏腹に周囲の評価は上々だ。佐藤投手コーチは「もう紅白いけるんじゃないの」と13日の紅白戦の登板を示唆。星野監督も「日々テーマを持ってやっている」とその成長に目を細めた。その上で現役時代15本の本塁打を放った指揮官らしく、さらに高度な注文も出した。「打撃が悪すぎる。たくさん勝とうと思えば、バントもできなきゃいけない。代えられないないように練習しないと」。それは“ピッチングはもう心配ない”という信頼の証しでもある。闘将の熱い期待を背負って、若き左腕はエースへの階段を駆け上がる。 <写真=打撃投手に登板した井川は、サブグラウンドで強烈なノックを鋭い反応で捕球> 巨人007も警戒 巨人007が、第3クールも星野阪神を徹底解剖する。この日は、樽見スコアラーがブルペン、ネット裏に陣取り、観察。打撃投手を務めた井川には「まとまってるし、バランスがきっちり取れている。やっぱり順調だね」と警戒色を強めた。今後、第4クール途中の17日ごろまで滞在して解剖を続ける。また、中日、ヤクルトの007も紅白戦開始の11日に、安芸を訪れる。
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