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田淵コーチがビデオ教室開講 阪神田淵幸一チーフ打撃コーチ(55)が5日、“ビデオ教室”を開講した。室内練習場でのフリー打撃に、ビデオカメラを持ち込み、野手全員の打撃フォームを収録。この日、動作解析のスペシャリスト・手塚一志氏(38)を自らのポケットマネーで招へいし、夜間練習前にチーム宿舎で各選手にビデオ解説した。第2クールのテーマは「目の体操」の徹底。アーチスト育成プランが本格始動した。
田淵チーフ打撃コーチの「ビデオ教室」が熱く開講した。この日午後8時、チーム宿舎の一室に野手が集合。まずは約15分の「うねり打法」をテーマにしたオリジナルテープがビデオにセットされた。ソーサ、イチロー、“編集者”の田淵コーチ自らの打撃フォームが映し出された。この教材をもとに40分以上の即席討論会。「吸収しようというどん欲さが伝わってきた」と田淵コーチは興奮気味に話した。 準備にぬかりはなかった。雨天のため、室内練習場に場所を移してのフリー打撃。ビデオカメラを一塁ベース付近に固定して、田淵コーチはひたすら選手を撮り続けた。「この3日間、目の体操で確かめてもらいたいんだ」と野手全員の打撃フォームを収録。キャンプ開始からとっていたテープに続いて発表した。映像を使っての講義に「長所、短所がすごく分かりやすかった」と今岡は納得の表情。選手はイメージを実戦するため、そのまま素振りに向かった。 この日のために特別講師も用意した。動作解析のスペシャリスト・手塚氏を安芸に招へい。評論家時代から親交を深め、ダイエー監督時代にはコンディションコーチも任せたほど、信頼は厚い。「14年の付き合いになる。独特の角度で解析してくれる。形を作る時期にはいいんだ」。チーム再建のためには身銭も切る。手塚氏は独立した会社を経営しているため、安芸滞在期間中の人件費はポケットマネーでねん出。野崎球団社長にも掛け合い「現場の要望には協力する」と宿泊費、移動費の球団負担をとりつけた。 教室は午後10時まで続いた。今後は希望者が出れば、すぐに教室を開く。田淵コーチは「このクール中に浜中なんかもう1度、呼びたいね」と手応えをつかんだ。安芸キャンプの熱気は夜が更けても、冷めることはなかった。 <写真=ビデオを導入した田淵教室開校で活気付く打撃練習。打席に立つ上坂(右)赤星も真剣な表情で取り組んでいた。白帽子中央が田淵チーフ打撃コーチ、同右端はオマリー臨時コーチ>
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