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星野監督居残り指導!14時間ぶっ通し 熱血監督が新たな「伝説」を生んだ。高知・安芸市営球場で行われている阪神の春季キャンプは3日、第1クールを終了した。早朝7時から始動の星野仙一監督(55)は、歴代指揮官では異例の「居残り指導」を行い、宿舎に戻ってからも1、2軍のスタッフ会議と14時間労働。虎を再生する意欲はチーム全体に波及しコーチ、選手も自然に居残って猛練習。第1クールで早くも一丸となって闘う集団の体制が固まってきた。
熱血監督の本領発揮だった。通常の練習メニューが終了しても、星野監督は引き揚げようとしない。室内練習場で投手陣の「1分間体操」を最後まで見守り、居残り特打を行う浜中、坪井らに熱い視線を注いだ。「居残り練習まで見る監督は今までの記憶にない」。ベテランの本間勝・広報部付部長(62)が驚いたように言った。 第1クールの締めが、14時間ぶっ続けの指導だ。早朝7時に始動し、体操に参加。球場入り後もメーン球場、ブルペン、サブ球場と回り最後は室内練習場へ。間の昼食タイムでさえ「偶然、時間が合っただけや」と言いながら、川尻ら投手陣に声をかけ情報収集。また、宿舎に戻って露天風呂につかっている時も選手に話し掛け「野球のことだけじゃなく、いろいろなことを聞いてくれます」と遠山は証言した。 「ボクも初めてで怖がっている部分があるから」と星野監督は練習後に言った。外から見てきた阪神と実際に中に入っての違いは少なくない。だからこそ動いて見る。そして虎の将の精力的な動きは、チーム全体に波及した。コーチ、選手も自然に残って猛練習と質、量ともに濃い1日の完結。これぞ星野監督が掲げた「一丸となって闘う集団」の方向性だった。 この日は初めて、具体的な直接指導も行った。投内連係練習で投手陣を集め、フィールディングについて身振り手振りの「アクション解説」を5分以上にわたって行った。「(捕球の際)足が揃いバランスが崩れる。全体的にそういう傾向だったから」。足を広げてしっかり捕り、しっかり送球する。また、土のグラウンドと人工芝での違いも説明。基本動作だが、指導を受けた金沢は「とても勉強になりました」。間違った患部には、ズバズバとメスを入れる作業も開始した。 「現段階はボチボチだね。選手の動きは悪くない。中の上。上に近いかな」と第1クールを総括した。指揮官の精力的な動きに引っ張られるように、はつらつとした選手の動きが目立った最初のクール。節分に引っ掛け「キャンプ、オープン戦は鬼でいいが、シーズン中に福でありたいな」とニヤリ笑った星野監督の狙い通りにチームは変わり始めた。 <写真=星野が吠えた! 第1クール最終日、午前の練習中パワー全開の指揮官はベンチ内のスタッフにも檄をとばすなど熱血ぶりを見せつけた>
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