第117戦 (9月9日)
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6連敗、借金「22」1300勝いずこへ

19イニングタイムリーなし

◇9日◇米子
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神

広 島
×
【神】(敗)藪、弓長、カーライル、金沢、成本―矢野、吉本
【広】(勝)河内、鶴田、玉木、小山田―木村一、西山
【本】ディアス26号(5回、3ラン=藪)
沖原3号(7回、ソロ=鶴田)
野村5号(8回、ソロ=成本)

 またも、勝てなかった。。昨年6月8日、巨人相手に挙げた最後の勝利から1年3カ月…。今や藪がマウンドでうなだれる姿は、毎度おなじみの光景となってしまった。5回途中6失点KO、今季4敗目でついに2年越しの11連敗。米子は99年5月18日の同カードで1失点完投勝ちした縁起のいいマウンドだったが、皮肉にもエースの「暗夜行路」はますます出口が見えなくなってしまった。

スタメン
阪 神
広 島
上 坂木村拓
赤 星東 出
浜 中ディアス
桧 山金 本
広 沢ロペス
今 岡野 村
矢 野緒 方
沖 原木村一
 藪 河 内

 「……」。藪は終始厳しい表情で無言。野村監督も首をひねるしかなかった。「何か怖がってるのかな。ホームラン打者とケンカするぐらいで投げなきゃいけないのに…。勝てない」。初回ヒットと四球で広げた1死一、二塁のピンチは、金本にあっさり左中間2点二塁打を浴び、5回もディアスに0―3から試合を決める3ラン。木戸バッテリーコーチも不甲斐ない内容に「30歳を過ぎた投手の投球じゃない。登板間隔が1週間あるんだから、しっかり準備しないと…」と、厳しい言葉を投げかけるしかなかった。

 打線も相変わらずの貧打ぶり。得点は上坂の犠飛、沖原の3号ソロだけの効率の悪さで、19イニングタイムリーヒットがない。これでは今季3度目6連敗も当然で、ついに借金は今季最多、昨年1度もなかった「22」を数えてしまった。

 「長いトンネルはなかなか抜け出せない。力のあるチームならそんなことないんだろうけど、弱いチームは…」。またもや監督通算1300勝がお預けとなった野村監督も悲痛な叫び。札幌、名古屋、米子と続いたロードは疲れただけでついに白星なしだ。明日11日からは甲子園で首位ヤクルト3連戦。13日ぶり我が家で意地を見せることが、虎党へのせめてものザンゲだ。

赤星29個目盗塁&初併殺

 敗戦後の赤星は「何もないです」と、厳しい表情だった。1回1死。三遊間を破るヒットで出塁すると、すかさず二盗に成功。後続が倒れて、先制ホームを踏むことは出来なかった。「点につながらなくては意味がありませんから…」。今季29個目の盗塁も、チーム6連敗では、さすがに声を振り絞るのが精いっぱいだ。

 4点ビハインドの8回無死一塁では、玉木から放った遊ゴロが「遊―二―一」とわたり、423打席目でプロ初の併殺打になった。「初の併殺打? 自分のことを気にしてる状況ではありませんから。チームが勝たないと…」。勝利につながらなかった腹立たしさか、足早にバスに乗り込んだ。

上坂、痛恨のエラー

 上坂の痛恨エラーも藪の足を引っ張ってしまった。2点リードされた5回無死一塁で木村拓が捕前バント。矢野が一塁カバーの上坂に送球したが、上坂はこれを後逸してピンチを広げ、その後ディアスの3ランが飛び出した。「まあ考えられんことが起こりますわ。見た? よそ見してるんやもんなあ」。怒りを通り越した野村監督が呆れ顔を作れば、平田守備コーチも「二塁へ投げると思って二塁を見てたみたいだけど」と厳しい表情。上坂も「ミスです」と答えるのが精いっぱいだった。

沖原42試合ぶり3号

 ルーキー沖原がプロ3号を放り込んだ。7回2死、鶴田の内角直球を左翼芝生席へ。7月7日広島戦(広島)以来、42試合ぶりのホームランとなった。「思い切っていった。鋭くポイントへ差し込んでいけた。久々にいい感触でした」。課題とされる打撃面でステップアップの光明を見出していた。

(47勝69敗1分:6位)


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