第113戦 (9月2日)
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ノムさん1300勝またお預け

カツノリ起用がウラ目?

◇2日◇札幌D
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神

ヤクルト
×
【神】(敗)藪、遠山、伊藤、弓長―カツノリ、矢野
【ヤ】(勝)ホッジス、河端、(S)高津―小野

バッテリーミス連発

 遠い、遠い、メモリアル勝利。「監督通算1300勝(歴代7位)」はまたもお預けだ。試合後、野村監督の足取りは重かった。

 「ひどいね、しかし。打てないところにもってきて調子のいい人がいない。孤軍奮闘、桧山だけや」。

 4番桧山が3安打猛打賞。主砲の数字だけなら文句なしだが、チーム合計4安打。桧山を除けば、今岡が7回に放った内野安打1本のみ。貧打は深刻だ。

スタメン
阪 神
ヤクルト
上 坂真 中
赤 星三 木
浜 中稲 葉
桧 山ペタジーニ
広 沢ラミレス
今 岡岩 村
カツノリ小 野
藤 本土 橋
 藪 ホッジス

 こんな時こそ守り勝ちしたいが、これまた「守乱のオンパレード」だった。2回2死一、二塁から藪の暴投で二塁走者・真中がホームイン。さらに2死三塁から、稲葉の一、二塁間への打球を広沢がタイムリーエラー。この回、2点を失った。この日、先発藪が2暴投(いずれも2回裏)、スタメンマスクのカツノリが1捕逸を記録。バッテリー間のミスが響いた。

 カツノリの起用で勝ちたかったはずが裏目に…。カツノリは「ちょっとバタバタして藪さんに迷惑をかけてしまった」。昨年6月8日の巨人戦(東京ドーム)以来、約1年3カ月も勝ち星から遠ざかっている藪も「前半、コントロールが悪すぎた」と反省した。終わってみれば2―3、わずか1点差の敗戦。なおさら序盤に出たミスがこたえた。

 野村監督も「しかし、まあ、ミスがよう出るわ。このヤクルト戦は…」。札幌での同カードは12連敗。今季対戦成績は5勝17敗、12の負け越し。ヤクルトの貯金24の半分を捧げているのだから、むなしくもなる。札幌で連敗。ついに、借金は今季ワーストの18に膨らんだ。

桧山、幻の2ラン

孤軍奮闘3安打

 わずか数センチの差が試合の明暗を分けた。初回、桧山の放った打球が高さ5・75メートルの札幌ドーム左翼フェンス頂上に当たり、グラウンドへ跳ね返った。先制のタイムリー二塁打となったが、阪神ファンから「ホームランコール」が起こり、野村監督も抗議した。判定は覆らず、桧山は「(打球は)見てなかった。早めに点を取らないといけないんだけど」と気にしなかったが、先制2ランなら、流れは変わっていたかもしれない。

 前日は4打数ノーヒットで「消極的になっていた」と反省。この日はすべて2球目を打ち、8月10日(中日戦)以来の3安打猛打賞となった。しかし「藪さんに早く1勝してほしいんだけど…」とチームの貧打線に責任を感じていた。

虎党も「二塁打」

 阪神ファンのジャッジも二塁打だった。左翼ポール際の外野席最前列で桧山の打球を目撃した石坂忍さん(25=石狩郡当別町・会社員)は「フェンスの1番上に当たって、跳ね返った。まさかこんなに伸びるとは思わなかった」と証言した。

 杉永三塁塁審(初回、桧山の本塁打性の打球に)「フェンスに当たったと判断して、フェアにした。野村監督からは『入ったんじゃないのか?』と聞かれました」

赤星、球団新人タイ27盗塁

 赤星が27個目の盗塁を決め、1948年に後藤次男氏(元阪神監督)が作った球団新人記録に並んだ。2点を追う3回の先頭で四球出塁し、続く浜中の初球に二盗成功。半世紀ぶりに猛虎史の扉をこじ開けた。「出たら走るつもりでした。リードされた直後だったし…」。試合後は敗戦の悔しさいっぱいだったが、盗塁王も独走態勢。

(47勝65敗1分:6位)


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