第107戦 (8月24日)
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投壊、守乱“京ざめ”最下位

広島戦5年ぶり負け越し

◇24日◇西京極
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広 島

11
阪 神

【広】(勝)長谷川、小林、菊地原―木村一、瀬戸
【神】(敗)ハンセル、カーライル、中込、吉田豊、伊達―矢野、カツノリ

ハンセル5四死球7失点

 目を覆いたくなる敗戦で、阪神が最下位に陥落した。これまでは勝ち数だけで広島を上回っていたが、それも並び“名実ともに”6位となった。7月16日以来、39日ぶりの指定席。しかも、対広島戦は7勝15敗となり、5年ぶりの負け越しが決定し、カード別ではヤクルトに続き、2球団目の負け越しだ。

 ◆投壊 先発ハンセルが4回、8安打、4四球(1押し出し)、1死球、7失点(自責5)では話にならない。ここまで3勝すべてが広島相手だが、5月31日の対広島戦(広島)以来、勝ち星から見放されている。試合後は「…」。無言のまま球場を後にした。

スタメン
阪 神
広 島
上 坂木村拓
赤 星東 出
浜 中緒 方
広 沢金 本
坪 井ロペス
矢 野ディアス
塩 谷新 井
沖 原木村一
ハンセル長谷川

 ◆守乱 守備もミスを連発した。1回、木村一の遊直を沖原が弾いた。2回、木村拓の左中間への打球はセンター赤星とレフト坪井がお見合い。4回、ロペスの一、二塁間へのイレギュラーした打球をセカンド上坂がエラー。「あれは捕らなきゃいけない球」と唇をかみ締めた。記録に残る、残らないの違いはあったが、ミスでゲームを壊した。

 打線も相変わらずだ。1回、広沢の右前適時打で奪った1点のみ。松井ヘッドコーチは「(長谷川は)よくなかったけどなあ」と首をひねった。広島先発長谷川にこれで今季0勝5敗。チーム計13三振は無残だった。

 野村監督 「立ち上がりだったね。西京極は勝った試しがない。高校時代からずっと勝利の女神が微笑まない。(監督就任)3年間で1勝。46年経ってもダメ。オープン戦もそう。最近ミスが多いなあ」。

 野村監督の故郷・京都で惨敗。試合後、スタンドからメガホンやペットボトルが投げ込まれた。数人のファンが金網を乗り越え、12人の警備員と「鬼ごっこ」。挙げ句の果てに球場正面玄関では、2階スタンドレベルから空き缶などのゴミが入ったビニール袋も降ってきた。やっと、甲子園に返れるというその前日、京の夜は荒れた。

 <データセンター> ▼阪神は対広島に3連敗。これで今季の対戦成績を7勝15敗とし負け越しが決まった。阪神が広島に負け越すのは、96年以来5年ぶり。なお、阪神は前日23日にヤクルトにも負け越しが決定しており、これで2球団目。▼赤星が1盗塁を決めて、今季25盗塁でリーグトップ。阪神で25盗塁委譲したのは、83年の北村(シーズン26盗塁)以来18年ぶり。

赤星決めた!25個目の盗塁

 ルーキー赤星が、25個目の盗塁を決めた。5回1死から四球で出塁すると、3番浜中の5球目に二盗。横浜石井琢に4差をつけるセ・リーグ最多。これで今季は、昨季のチーム53盗塁に並んだが、そのほぼ半分を赤星が稼いだ計算になる。ただ、試合後の赤星は6点リードされた展開での盗塁だっただけに、「あれだけ点差が開いていたら(広島バッテリーも)ノーマークですから」と言うのが精いっぱいだった。

5番坪井、空回り

 プロ初の5番に指名された坪井だったが、気合は空回りした。1、2打席と連続三振。5回の3打席目に高いバウンドの遊内野安打を放ったものの、4打席目も空振り三振。「期待にこたえられず、残念です」。守備でも2回、木村拓の左中間の打球をセンター赤星とお見合いするなど攻守でさえなかった。

カーライル初中継ぎ

 カーライルが今季初めて中継ぎで登板した。先発ハンセルが4回7失点で炎上。その後の5回をカーライルが1安打0点で抑えた。皮肉にも敗戦処理的な場面での助っ人リレーに、試合後のカーライルは「…」。野村監督は「間隔が開いたからね。雨、雨…」と調整登板を強調していた。

(46勝61敗:6位)


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