| 第95戦 (8月8日) |
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桧山G倒!24試合連続安打浜中、2戦連発V弾2試合連発だ! 浜中。24試合連続安打だ! 桧山。阪神が序盤から3、4番の活躍で巨人に打ち勝ち、連敗を3でストップした。浜中は初回、2試合連続となる7号2ランでチームに勢いを呼んだ。そして、桧山は連続試合安打の球団記録にあと2と迫る2点二塁打。先発カーライルが7回を3失点に抑え、この夜は継投もバッチリ。背水の長嶋さんには悪いが、こっちは「進撃アゲン」でっせ。
規定打率到達の桧山、打率9位登場これでもか、これでもかと襲いかかった。前夜7日の悪夢、サヨナラ負けのダメージなど一気に吹き飛ばした。2ケタ11安打の7得点。頼れる3、4番、若き大砲浜中が、“選手会長”桧山が痛快なG倒劇を演出した。 まずは浜中だ。1回1死一塁、左翼席に先制7号2ランをたたきこんだ。「まさかホームランになるとは思っていなかった。(東京)ドームは本当によく入りますね。甲子園なら昨日(7日の6号ソロ)も入っていなかったですよね」。 広島3連戦(3〜5日)で12打席ノーヒットの大不振がウソのよう。「3試合打てなかった時は正直、焦りました。でも、悩んでも仕方がないので、前向きにやろうと思っていました」。2試合連発で完全復活。豪打とともに無邪気な「浜ちゃんスマイル」も戻った。
野村監督も若き大砲の“お目覚め”にご満悦だ。「ドームに来て見違えるようになった。巨人とトレードしてやろうか? と言うてるんや。断られるかな…」とジョーク交じりに成長をたたえた。こんな復活劇を見せられたら、我慢して使い続けた甲斐があるというものだ。 そして選手会長の桧山だ。3回の第2打席。1死一、三塁から一塁線を痛烈に破る2点タイムリーを放った。自身の連続安打記録を24試合まで更新。99年、大豊(現中日)がマークした26試合の球団記録まであと「2」と迫った。「大事な所で1本、打てたからよかった。1日1日、自分の力を出すことが1番ですから」。7月3日の対中日戦(ナゴヤドーム)から続く「安打ラッシュ」は背番号と同じ数「24(試合)」に到達。無欲で球団記録へと突き進んでいる。 桧山はこの日、ひとつの区切りも迎えた。9回の第5打席が今季294打席目。晴れて規定打席に達した。「ボクの中では、まだまだと思っていたから、意識しなかった。規定(打席)とかは、まだ気にする時期じゃないですよ」と言うが、打率は3割7厘。いきなりセ・リーグ打撃10傑9位に食い込んだ。 野村監督は「ドームは何点あっても安心できない。甲子園の巨人とドームの巨人じゃ、全然違うでしょ」と話したが、新星タイガースは戦うごとに“進化”している。この日も桧山と浜中、ベテランと若手が「勝利へのレール」を敷いた。9日も巨人を連破して対戦成績を五分に…。そして後半戦に入り、初のカード勝ち越しを狙う。
赤星もセ界リード19盗塁2安打!G倒“陰のヒーロー”宿敵G倒、陰のヒーローは間違いなく赤星だった。いずれも効果的な場面で、得点にからむ2安打&2盗塁。盗塁数19は2位横浜石井琢に2差をつけ、いよいよ独走態勢だ。桧山&浜中の派手さにはかなわないが、どれもこれもが玄人好みの大仕事。最初の見せ場は、3点リードした4回に訪れた。 簡単に2死を取られたが、しぶとく左前打で出塁。すかさず続く今岡の初球に二盗を決めると焦った阿部の悪送球まで誘い、一気に三塁まで陥れた。「(西山は)制球がよくない投手だから、揺さぶれば意識してくれるかなと思った」(赤星)。そして「赤星のスチールを生かしたかった」という今岡が遊撃内野安打。赤星が三進していればこその、5点目だった。 そして野村監督が最も絶賛したのが、左前打で出塁した6回、一塁走者としての赤星だ。2死一、三塁で赤星の足を警戒した三浦は、再三の一塁ケン制。そして浜中の3球目、本塁へ暴投して6点目が転がり込んだ。「(きょうの勝ちには)あのパスボール(記録は暴投)が効いた。有り難かった。赤星はバッテリーを脅かす」。8回にも四球出塁後、二盗を決め、7点目のきっかけを作った赤星には、野村監督の目じりも下がりっ放しだ。 「僕が走ればチャンスは広がる。数は増やすに越したことはない。あとは数字を伸ばしていくだけですよ」。ヘルメットの後ろには「43」「56」と白マジックで記している。ケガで戦線離脱した上坂、藤本の背番号だ。「ここまで一緒にやって来て、すごく悔しいと思う。でも僕は今も、一緒に戦っているつもりです」。同じ少年隊、2軍に落ちた2人のためにも…。赤星の夏は、どこまでも走り続ける。 今岡、久々猛打賞2番今岡も3安打の活躍で勝利に貢献した。初回、浜中の先制2ランを呼んだ左前打を口火に、3回は桧山の2点打を呼ぶ右中間二塁打。4回にはヒット、盗塁、敵失で三進した赤星を遊撃内野安打でホームへ迎え入れた。「どれもコースに逆らわず、打ち返すことが出来ました。何とか得点につなげたい思いが、通じたのでは…」。左手負傷後、7月7日広島戦(広島)以来となる6度目猛打賞に久々の笑顔だった。 カーライル5安打6勝試合後のカーライルはルンルンだった。7月11日横浜戦(横浜)以来、約1カ月ぶりの7勝目。7回を5安打3失点(自責2)。それも婚約者ジェシカさんが観戦している目の前での力投だった。白星を手に入れた試合後は、帰りのバスまでジェシカさんと手をつないで歩いた。 マウンドも熱かった。清水、松井、高橋由、阿部ら強力な左打者を無安打に抑え込んだ。「常に先に追い込んでいったのが良かった。(左打者には)チェンジアップがいいところに決まった。ビッグイニングにならないよう心掛けた」。清原と仁志にソロ本塁打を浴びたが、粘り強い投球で後続を断った。 チームは前夜(7日)サヨナラ負けを喫していた。「それも野球のひとつだから仕方がない。引きずらないようにした」。外国人らしく気持ちを入れ替えて臨んだマウンド。夏場で厳しい投手の台所だけに価値ある熱投だった。 リリーフ陣奮投前夜は終盤、リリーフ陣の誤算でサヨナラ負けした阪神だが、この日は継投が決まった。カーライル降板後は、リリーフ陣が踏ん張る。4点をリードした8回。この日1軍登録されたばかりの伊藤が仁志を三ゴロに打ちとると、ベンチはすかさず遠山を投入。2死から高橋由に中前打を浴びたが、続く松井を中飛に仕留めた。「中継ぎ陣がこころもとないから、先発(カーライル)を引っ張っていかなあかん」と野村監督。そして最後を締めたのは成本だ。セーブのつかない場面だったが、9回に登板。1死から江藤に左二塁打を許したが、元木、阿部を打ちとってゲームセット。夏バテ気味? のリリーフ陣だが巨人の追撃をかわしてみせた。 (41勝54敗:5位) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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