| 第94戦 (8月7日) |
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継投失敗…G戦6連勝逃す西川被弾、葛西まさか
3連続ミス3連敗背走するセンター赤星が差し出したグラブの上を、白球は無情にも越えていった。マウンドで呆然の葛西、ベンチでブ然の野村監督。まさか、まさか…。だれがこんな結末を予想したであろう。巨人重量打線のお株を奪う、広沢の3年ぶり2発と浜中のソロなど1点リードで迎えた9回。84年以来17年ぶり対巨人6連勝寸前、虎はサヨナラ負けで奈落に落ちた。
「あれほど西川が無残になるとは、描けなかった」。ヒーロー江藤のヒーローインタビューが恨めしげに漏れ聞こえる三塁側通路。野村監督は首を傾げ、搾り出すようにつぶやいた。Wセットアッパーの藪、そしてこの日から復帰の福原がつないだ1点差のバトン。だが9回は満を持して守護神成本かと思いきや、マウンドは西川だった。左対左ながら、いきなり高橋由に同点弾を浴びると、松井に右中間二塁打を浴びて降板。右の対清原で葛西がマウンドに登ったが、もう手遅れ。清原四球後、江藤に中越え二塁打を浴び、無残な幕切れが待っていた。 なぜ成本ではなかったのか。野村監督はまた、うめくように続けた。「本来は成本だと思うんだが、みなさんご存知の通り、最近バテてるというか、ずっと悪い。(9回先頭が)いきなり高橋、松井では荷が重いかなと思ったんで…」。成本は2勝無敗17セーブを挙げているが、ここ数試合は結果に現れない救援失敗の連続。現時点では薄らいでいる成本への信頼感が、結果西川、葛西の逃げ切りを図り、作戦は悲しいほど裏目に出てしまった。 「高橋へのあの1球ですね。僕が悪いんです」。そう西川がうなだれれば、葛西も「(江藤には)低い打球を(打たせたかった)というか…」と声をなくした。これで3試合連続の継投失敗で3連敗。狂った歯車は元に戻るのか。後味の悪さだけを残し、重い敗者の行進がバスへと続いた。 広沢2ラン2発桧山23試合連続安打「対巨人戦6連勝」という歴史的な勝利は逃がしたが、広沢、桧山が頼もしく映った。5番広沢は4回、1―0から内角の122キロカーブをバックスクリーン左のスタンドに放り込む5号2ラン。7回にも左中間スタンドに6号2ランを放った。1試合2発は巨人時代の98年広島戦(広島)で記録して以来、3年ぶりだ。 試合に負けただけに、広沢は「うーん。残念だよ。1試合2本塁打? そんなことより、勝ちたかった。4番も打っているし、アンラッキーなところがあるのかな。来季への手ごたえ? そんなことは考えていない。出してもらっている限り、迷惑がかからないようにするだけ」と渋い表情。しかし、この日は3安打猛打賞で4打点。ベテラン健在ぶりを示した。 絶好調の4番桧山も負けてはいない。こちらも3安打猛打賞。連続安打を23試合に伸ばし、99年に大豊(現中日)が記録した球団記録の26試合連続安打には、あと3試合で並ぶ。きょう8日にも規定打席に到達する桧山は「いい試合をしていただけに…。次の試合、頑張るだけです」と気合を入れ直していた。 赤星、魅せた美技1番センターの赤星が「攻守」で魅せた。3―3で迎えた6回裏だ。2死満塁のピンチで巨人高橋由の右中間への打球をランニングキャッチ。美技で失点を防いだ。打っても7回無死から、高いバウンドの投ゴロを俊足で安打にするなど本領発揮。「まずは出塁することが先決。ボールにしっかりと食らいつきました。持ち味を最大限に出し、後につないでいくことがボクの仕事ですから」。その言葉通り、桧山のタイムリーで生還したが勝利には結びつかなかった。 (40勝54敗:5位) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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