| 第77戦 (7月10日) |
|
今季ワースト借金「15」井川KO…3連敗
「壁にぶち当たってる」木戸コーチ「ひまわり」を目指す左腕がついに信頼を失った。試合終了後、野村監督のバスまでの足取りは重い。「去年の井川に戻ってしまった。チャンスをもらっているのに、いい経験をしても覚えられない。『ボールに聞いてくれ』では希望は見えてこない」。井川が今季2度目の3連敗、1カ月近く勝ち星から見放され、チームの借金は今季ワーストの「15」に膨らんだ。
チームの勢いを止めては、エースとは呼べない。桧山の本盗で同点に追いついた矢先の5回裏。中根から四球を挟んで、3連打を浴び、勝ち越された。ボールが高く、キレもない。首脳陣はあっさり“タオル”を投げた。降板。試合中の広報談話は「何もありません。次、がんばります」と、おなじみのセリフが繰り返された。「この若さで言うのは酷だが、計算で打ち取っているボールがない。壁にぶち当たっているのは確かだ」と木戸バッテリーコーチは厳しい言葉を投げかける。降板直後には一塁根本のタイムリーエラーが飛び出した。バックのリズムまでも狂わせた。 試合後、井川は無言のまま、バスに乗り込んだ。11日にはオールスターの監督推薦が発表される。井川の初出場は濃厚だが、今の調子では恥ずかしい限り。まだ今月17日からの巨人戦(甲子園)で登板機会がある。前半戦最後のチャンスで浮上のきっかけをつかまなければ、野村阪神は転落の一途だ。 桧山、猛打賞&本盗全打席出塁、猛打賞の桧山が足とバットで得点をあげた。「球に逆らわず、いい感じでバットは振れてます。特に、6回の三遊間に飛んだやつは…」。本人が納得するのは、1死一、二塁から流し打ち、二塁走者赤星を迎え入れた6回の場面だ。また、5回表の同点は足で稼いだもの。2死満塁で三塁走者だった桧山は「打者が井川だったから、谷繁が二塁へけん制したら、ホームをつこうと…」。吉竹三塁コーチの指示もあって、谷繁が二塁に送球した間に好判断で本盗を決めた。 浜中、3割切った浜中が打率3割を切った。9回表。1点を返して3点差。2死満塁。カウント2―3から、斎藤のスライダーに見逃し三振に仕留められた。「最後はストレートを待ってました。スライダーでは打てません」。最後の見せ場を飾ることができずガッカリ。5打数1安打で2割9分7厘に下げた。肩を落としながらも「明日、頑張ります」と言ってバスに乗り込んだ。 (31勝46敗:6位) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||