第50戦 (6月2日)
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ついに最下位…今季最多の借金12

リード守れず、得点機は凡打に三振

 “ライバル”横浜との直接対決に連敗した阪神が、今季3度目の最下位転落だ。初回、1点を先制も先発カーライルが、サンダース、小川に痛恨の2発ソロアーチ被弾。得点機は作るが、後続が淡泊な攻撃で、9回表の4失点で、虎ファンも「こら、あかん」となった。「打てないのは計算のうえ、毎度のこと。失点を防がないと…」とは野村監督。今季はまだ残り90試合もある。僅差を投手力で守る野球しかない。

◇2日◇甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
横 浜

阪 神

【横】(勝)川村、竹下、中野渡、木塚、杉山賢、横山、斎藤―谷繁
【神】(敗)カーライル、吉野、伊藤、弓長―矢野
【本】サンダース1号(5回、ソロ=カーライル)
小川5号(6回、ソロ=カーライル)ドスター2号(9回、3ラン=弓長)
矢野5号(9回、ソロ=横山)

9回とどめの4点奪われ…

 9回表、横浜ドスターの3ランが左翼席に飛び込んだ瞬間だった。ファンの半数近くが立ち上がり、いっせいに通路へ急いだ。午後5時20分、かすかにサヨナラ逆転を信じていた甲子園虎党も、さすがに諦めた。2点差で踏ん張っていた最終回、とどめの4点を奪われてジ・エンド。虎がたどり着いたのは、いつか来た道…。最下位だった。

スタメン
阪 神
横 浜
浜 中石井琢
赤 星種 田
今 岡小 川
クルーズ鈴木尚
桧 山サンダース
矢 野佐 伯
星野修谷 繁
藤 本金 城
カーライル川 村

 先制はした。前日(1日)、好機に3ボールから凡退して戦犯となった今岡が、初回2死から左中間へ二塁打。「いつも以上に気合が入っていた」と1打席目でまず奮起した。続く4番クルーズの中前タイムリーで1点。主導権は握った。

 しかし、柏原打撃コーチが「初回は続いたが、その後がなあ…」と嘆く。そのとおり、2回以降は沈黙。横浜先発川村の前に凡打の山を築く打線に「川村?

打てないのは計算の上。毎日のことだ」と野村監督もさじを投げた。3回に同点とされると5、6回にはホームランで1点ずつ追加され1―3。川村を打ちあぐむ間に、形勢はすっかり逆転していた。

 先制しても、リードを守れない。追加点は奪えない。逆転された後も、チャンスは作りながら、あと1本が出ない。挙げ句、大量失点。その直後に、ささやかな反撃。何もかもチグハグだった。

 6点という大量ビハインドで迎えた9回裏、矢野のソロアーチこそ飛び出したが焼け石に水。唯一の“支え”だった横浜に連敗して、5月10日以来23日ぶり、今季3度目の最下位転落。借金は今季最多の「12」となった。「やることをやらないと道が開けない」とうつむく指揮官。もはや怒ることすらなく、冷め切って家路を急ぐファンも多かった。

今季3度目の最下位

 <データ>▼阪神は今季3度目の最下位転落。前回は、まず5月3日に広島戦に敗れて転落。この時は1日で脱出した。2度目は5月5日から10日まで。いずれも相手は横浜だったが、今回はどうか。3日勝てば1日で脱出できるが…。 

 ▼阪神は2日で区切りの50試合。過去10年で50試合を勝ち越しで通過したのは3回。今季の19勝31敗は、96年に次ぐ勝率の悪さだ。

カーライル2発が効いた

 自身初の3連勝は2発に消えた。中6日の先発カーライルが7回3失点で3敗目を喫した。序盤から毎回走者を出す苦しい投球だったが、勝負どころでは球威ある直球でしのいでいた。しかし5回にサンダース、6回に小川とソロアーチ2発を浴び、踏ん張れなかった。横浜は4月6日に来日初勝利を挙げた縁起のいい相手だっただけに「あの2本のホームランがきいた。どちらも高めだったし…」と失投を悔やんだ。捕手矢野も「僕の指示も弱かったんだろうけど、もっと低くだね」と振り返った。

今岡、気合3安打も…

 この当たりが1日早ければ…。3番今岡が4打数3安打で19日のヤクルト戦(甲子園)以来、4度目の猛打賞を記録した。1日にはチャンスで凡退していただけに「今日はいつも以上に気合が入っている。意地でも絶対にという気持ちでね」と奮起していた。先制のホームこそ踏んだが、チームの勝利には結びつかず。試合後は「明日も気合を入れていきます」と前向きに話していた。

(19勝31敗:6位)


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