| 第48戦 (5月31日) |
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鯉キラー・ハンセル3勝目8回2死まで2安打…気迫の128球
愛息に8日遅れの誕生日プレゼント鯉キラーだ。広島打線に対するハンセルは堂々としていた。初回、先頭の木村拓にいきなり3ボールとなっても動じない。真ん中ストレートでストライクを取ると、低めに2球集めて連続ファウル。2―3からの7球目も、低めへ141キロのストレート。左飛に打ち取りリズムに乗った。初回、2回と連続3者凡退。「いいテンポで投げられた」と話したとおり、7回途中までわずか2安打。すべて広島からとなる今季3勝目を挙げ「おおきに!」と広島の虎党に手を振った。
とにかくボールを低めに集めた。MAX143キロのストレートと、120キロ台のチェンジアップを効果的に組み合わせた。「ブルペンから低めを意識していた。そのとおりの投球ができた」と自身も満足な内容。「少し疲れた」8回こそ、2死満塁のピンチを迎え弓長に後を託したが、ベンチへ戻る助っ人には大きな拍手が送られた。 前回の登板、24日の中日戦(金沢)が悔しい敗戦だった。7回を投げて失ったのは立ち上がりの2回に許した2点だけ。しかし、味方打線が中日野口の前に、セ・リーグワーストタイの16三振を喫して完封負け。前日の23日に満1歳のバースデーを迎えていた愛息ジェイコブくんに、白星をプレゼントできなかった。31日は、バースデーのやり直しでもあった。「ジェイコブには特に何も渡してなかったんだ。この白星がいいプレゼントになったよ」と最高の笑顔を見せた。 バッテリーを組んだ矢野も「コントロールが良かった。チェンジアップも低めに決まったし、狭い球場なので高低を意識していた」と絶賛。野村監督は「矢野とのコンビが非常に良かった」とバッテリーを殊勲甲に挙げた。借金は1つ減って「10」。ハンセルが作ったリズムに乗って、チームは本拠地・甲子園に戻る。 ハンセル、広島に2年越し5連勝
弓長、8回2死満塁斬り11試合連続無失点阪神先発ハンセルの気迫を、2番手弓長が引き継いだ。3―0で迎えた8回裏2死満塁のピンチで登板。一発出れば逆転の場面で、本領発揮だ。カウント2―2から4番金本を二ゴロに仕留めた。緊迫の場面をしのぎきり、今季2度目の完封ゲームを引き寄せた。 仕事を果たした弓長のコメントも弾む。「いっぱいいっぱいでした。(勝つか負けるかは)紙一重。どう転ぶかわからなかったからね」。これで、11試合連続で登板した場面を無失点に抑えたことになる。ここまで1勝0敗0セーブ。出てくる数字は地味だが、数字に表れない働きで、チームを鼓舞し続けているのだ。最後を締めたのは成本。守護神が9回を3人で抑え完封リレーを完成させた。 ノムさん“3番浜中”構想2安打2得点の活躍三塁側スタンドから「ノムラコール」が起きる。気を良くした野村監督が右手を振った。バスのタラップに足を掛け、浜中の働きに触れた。 「いずれ3番打たせるよ…」。 勝利へ導いたのは浜中、赤星の核弾頭コンビだった。1番打者の浜中は、監督の口から“3番構想”が飛び出す働きをみせた。 広島先発のラドウィックを捕らえたのは5回。1死から浜中が左前打で出塁すると、赤星が左中間を抜く二塁打で先取点を奪った。5試合連続の1、2番コンビ。2安打2得点の浜中は「試合に出てることで気持ちの余裕が出て来た」と、手ごたえをつかみかけている。2得点の赤星も「自分のいい形のスイングができた」と笑顔で振り返った。 和田、広沢、八木らベテランがレギュラーから退き、チームは転換期にある。「打線の枝葉はいつでも作れる」が野村監督の持論。しかし、開幕から日替わりのようにオーダーは変わった。枝葉も育たない状況だった。走塁など細かい技術面でいえば、浜中、赤星の2人も完全でない。ただ監督が「浜中はだいぶ試合になじんできたな」というように“光”も感じている。帰り際にこぼした指揮官の笑みが、若手へのかすかな手ごたえを表していた。 フェンス登った浜中浜中が守備でもいい動きをみせた。5点リードの9回裏。この回先頭ロペスの頭上を越えた当たりに、左翼フェンスによじ登りながらキャッチ。「とにかくのぼったれと思いました。(打球がスタンドに)入るか入らないかギリギリでしたね」。ファインプレーにスタンドからは大きな拍手を浴びた。「のぼってなくても捕れましたね」と首をすくめたが、好守に活躍して笑顔が弾けた。 (19勝29敗:5位) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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