| 第42戦 (5月20日) |
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福原復活も白星消えたプロ初「中4日」力投、収穫あった107球
ボウ然…動けず若きエース福原はボウ然とした。ベンチ中央の最前列。厳しい現実に直面し、座ったまま動かなかった。いや、動けなかった。9回2死。あと1人の場面で葛西が池山に同点アーチを浴びた瞬間だった。 8回裏、2死とした場面で降板した。2―1。1点リードを守りきり、リリーフ陣にたくした。ホームグラウンドのようなスタンドからの拍手を受けてベンチへ下がったのが、午後8時45分。しかし、悲劇が待っていた。約25分後、池山の打球がバックスクリーンに消えた。若きエース福原がまたも白星を逃した。
昨年までリリーフを務めていただけに、同点ソロを浴びた葛西、決勝3ランを浴びた遠山の気持ちは痛いほど分かる。試合後、福原は「別にないです。今日(20日)はある程度、納得できる投球ができました。気合が入った? ここ2、3試合、早めに降りていたので…」。悔しさをグッと飲み込んでいた。 収穫はあった。ヤクルト石井一と対等に投げ合った。2人ともMAXは151キロをマーク。前回登板した15日の対巨人戦(福岡ドーム)は1回1/3、5失点。今季最短KOを食らったが、この日は完全復活をアピールした。初回、古田に適時打を許しただけ。7回2/3、1失点。野村監督も「立ち上がりモタモタしたけど、エースをつかんでくれればな」と107球の力投をたたえた。 今季初の中4日で気迫の投球を披露した。4月20日の対中日戦(甲子園)以来、白星から遠のいているが、試練は乗り越えるためにある。「交代? 仕方ないです。中4日? 何とも思っていません。今日(20日)は腕が振れたのでよかった」。声を振り絞った福原の視線は明日に向けられていた。 遠山涙目、葛西は放心状態33歳遠山はスコアボードを見ながら、涙目になっていた。「打たれたのはシュートです。調子はいつも通り。結果がすべてだから」。延長10回裏2死一、三塁。4番ペタジーニにサヨナラアーチを浴びた。歩かせてもいい場面。木戸バッテリーコーチは「インコースを突くつもりが、真ん中に入ってしまった。満塁策? そんなん分かっているよ」と力なく話した。四球OKの厳しいコースで勝負するはずがコントロールミスで痛恨の幕切れとなった。 もう1人の「戦犯」もベテラン投手だった。33歳葛西も9回2死から池山に同点弾を浴びていた。試合後は報道陣から何を聞かれても「…」。半ば放心状態で球場を後にした。野村監督は「ベテラン2人が…、話になりませんわ」と不満をあらわにした。葛西は21試合目の登板、遠山は20試合目。蓄積した疲労に、この日の敗戦は重くのしかかった。 虎ファン、バス襲撃「野村辞めろ」コール連呼連勝に酔うはずの東都の阪神ファンが、まさかの9回同点&10回サヨナラ負けに怒った。選手、首脳陣を乗せて神宮を出ようとした帰りのバスが、襲撃を受けた。球場の出口を出るころから大勢のファンが周囲に集まり「野村辞めろ」コールを連呼。トラブルに備えていたパトカーが出動する中、騒然とした雰囲気となった。 バスが動き出すと、警備用に置いていた赤いコーンが投げ込まれ、バスは一時停止。再び発進すると、今度は1人のファンが走りながら、バスの側面をメガホンで叩いた。大きな事故はなかったが、前夜の「六甲おろし」は一夜にして、バ声に変わった。 18日の大敗にはピーマン、ビールがスタンドから投げ込まれた。過去にも神宮では罵声とともに、ラーメンや丼、バスには火の付いたタバコなど、さまざまなものが投げつけられるが、阪神の低迷とともに、それもエスカレートする傾向にある。 赤星2安打も反省赤星が、3試合連続2安打でしぶとい打撃をみせた。ヤクルトのエース石井一から3回と4回に中前打。その後は2打席連続三振だったが、結局は4打数2安打で打率3割2分5厘となった。「(2安打で)打ちましたけど、その後が…。(7回の)見逃し三振は反省しないといけません。石井さんを打って自信にはなりましたけど」。1回裏2死一、二塁。ラミレスの中前に転がってきた当たりを処理して二走ペタジーニを本塁ワンバウンド送球で刺してみせた。攻守にいい動きをみせたが、チームの敗戦で表情は冴えなかった。 (17勝25敗:5位) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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