| 第32戦 (5月9日) |
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20敗…福原も中継ぎも炎上ボロボロ3連敗で借金「8」
ノムさんダンマリいつもと違う光景だった。試合後、真っ先にベンチから出てきた野村監督は足を止めることなく、移動のバスへ向かった。取り囲む報道陣から先発福原のことを聞かれた際、たったひと言だけポツリ…。 「あんなもんじゃないの」。 駐車場では歩幅が大きくなり、歩くスピードも速くなった。守乱について話題をふられても、またまた返答は一言だけだった。
「一生懸命やっているんだから、しょうがないんじゃない」。 野村監督はそれだけ言い残すと、そそくさとバスへ乗り込んだ。 打てず守れず…拙守で傷口が広がった。0―0で迎えた3回裏だった。先頭金城がセーフティーバント。打球を処理した山田が一塁に悪送球して二進を許した。続く佐伯の一塁前のバントもヒットになり、ピンチを拡大。無死一、三塁から鈴木尚に先制の中前適時打を許し、さらに1死後、谷繁にも右中間を破る2点適時打を浴びた。 拙攻も相変わらずだ。ペレス、クルーズが2安打ずつ放ったのが、せめてもの救い。だが、8安打を放ちながら得点は2点だけ。シーズン32試合目にして初めて「F1セブン」をスタメンから外すなど、何とかやりくりしようとしているが、結果につながらない。 ついに“ノムラ語録”が封印された。この日、一部報道が野村監督の去就について触れたのが直接的な要因。だが、今のチーム状態を考えると、前向きなことが話せないのも事実だろう。「沈思黙考」の復活。これこそ、今の阪神を象徴している。 得点力不足を補いながら、投手力で接戦に持ち込む戦いをしてきた。しかし、この日は先発福原をもってしても勝てなかった。10日、若き左腕エース井川で試合を落とすことになるようなら…。まさに非常事態。打てず、守れず。最下位脱出の打開策が見当たらない。 PC砲に復調の兆しともに「4の2」ようやくPC砲に復調の兆しが見えた。3番ペレス、4番クルーズがともに4打数2安打。特に4回は2人の気迫が打球に乗り移った。無死一塁の場面。ペレスは左足のスネに自打球を当て、5分近く治療した。しかし痛みをこらえながら、左前打でつなげる。続くクルーズは「ベンチの重苦しいムードを断ち切りたかったね」と外角ストレートをうまく左中間に流す反撃のタイムリー。低迷の原因と言われる2人が意地を見せた。 試合に敗れたため、クルーズは「2安打しても負けは負け。明日は何としても勝ちたい」と多くは語らない。ペレスは負傷個所をアイシングで冷やしながら「大丈夫ね」と日本語で気丈に話した。2人の気迫は明日につながる。 福原「悪かった」右のエース福原は9安打4失点で4回降板。MAX147キロの直球は球速ほどキレがなく、変化球も指先のかかりが悪かった。降板後は広報に「全体的に悪かった。次回がんばります」とコメント。試合後は「調子? もういいでしょ」と報道陣を振り払うように足早にバスに向かった。八木沢投手コーチは「こんなピッチングが続けば、心配になるな」とエースの乱調に首をひねった。 (12勝20敗:6位) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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