| 第111戦 (8月30日) |
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なんで勝てんのや福原高橋由に同じ失敗
高橋由の被弾、すべてフォークの失投
負けパターンの繰り返しだ。福原が、先発で6連敗となる9敗目。リーグ最速で60敗に到達の野村監督は、カベを越えられないエース候補を、厳しく責めた。 「高橋に同じ失敗ばかりして…。ここに投げて打たれてもいいと言ってるのに、言うことをきかない」。 打順が2巡目を迎えた4回。福原が急変した。「慎重になり過ぎた? それはありますねえ」。先頭清水にストレートの四球。続く高橋由に、フォークのすっぽ抜けを右翼席に運ばれた。高橋由には、昨年開幕戦の満塁弾、今年6月28日のサヨナラ本塁打に続いて、またも手痛い被弾。しかも、すべてフォークの失投だ。 巨人・高橋由「うまく合わせることができた。本当に何とかしたいという気持ちでした。こういうチームが苦しい時こそ頑張らないといけないんです」。天敵・高橋由にここまで必至になって食らいついてこられては苦しい…。 福原は試合前のブルペンで、福間投手コーチ補佐から「フォークはワンバウンドするぐらいでいい」と指示されていたが、また同じ失敗を繰り返した。「注意して投げないといけないのに」。 さらに、フィールディング・ミスも、おなじみのシーンだ。初回無死一塁で一走・仁志のスタートに気付き、プレートを外した。だが、一塁へ悪送球。むざむざ二進を許し、犠打と味方失策で先制点を与えた。「タイミングがずれた? そうです」。初回にけん制ミスから失点するのは、これで3度目。しかもすべて巨人戦。強力打線と戦う前に、みずから墓穴を掘っている。 試合後ため息「ハ〜」福原もっとも、福原には、すばらしい一面がある。1回1死から3回まで、打者8人をパーフェクトに抑え込んだ。しかも、5三振に投ゴロ2つ。松井の中飛以外は野手にボールを触らせない圧巻の内容だった。この投球だけを見れば、4月18日以来、先発で11試合も勝てないという結果は信じがたい。「ハァー、疲れた」。試合後、福原はため息をこぼした。この敗戦の中から、カベを破るきっかけを見つけることはできたのだろうか。 <写真=初回、打者清水の時、一塁走者・仁志が飛び出し狭殺となるところだったが、福原は悪送球。仁志は労せずして二塁へ> カツノリ代打2号8回にソロ…親父の忠告守った
オヤジの言いつけを忠実に実行するのが孝行息子だ。「真っすぐを打ち損じるな」。4点差となった8回表、代打の打席に向かうカツノリに野村監督がささやいた。相手はオヤジが「裏切り者」と公言した憎いメイ。しかも、この日も7回まで1点だけ。こんな状況が、カツノリを燃え上がらせていた。 カウント0―2からの3球目。高めのストレートを思いっきりたたいた。快音を残した2号ソロが、ストレスのたまった左翼の虎党に運ばれた。「与えられた場面で仕事ができた。それでチームの勝ちにつながればよかったんですが…。喜びも半減です」。 打席どころか出場も、移籍1号を放った16日の巨人戦以来。だが「ずっと振り込んできた」と自負する練習量が、ブランクも消し去った。「いつも試合に出られるわけじゃない。僕だって試合に出れば緊張するんです」と、漏らしたこともある。だが、1号弾の際は、質問を振られても他の話題にすり替えた野村監督は確かな成長を認めていた。「少し自信がついてきた。雰囲気が出てきた」。負けはしても、やられっぱなしだったメイに、そして巨人にカツノリの意地が、しっかりとツメ跡を残した。 <写真=8回、代打カツノリは2号ソロホーマーを放ち、両手を上げて生還> 八木、ドンピシャ5号八木のひと振りが、完封負けを阻止した。それまで無得点に抑えられていた7回2死、メイのストレートをジャスト・ミート。「ドンピシャのタイミング。フェンスに当たるかと思ったけど、よく伸びたね」。5号ソロをバックスクリーンに放り込んだ。「だけど、負ければ同じだよ」。偵察要員に代わっての5番“スタメン”だったが、メイを打ち崩せぬ完敗に、1発の喜びも半減だった。
やられ放題タラスコタラスコがメイに完全に牛耳られた。3打席連続三振した揚げ句、3点差の1死一、三塁で回った8回の4打席目はサードファウルフライ。まったくタイミングが合わず、通算でも10打数無安打5三振とやられ放題だ。試合後もうなだれたままで「負けたから何も話すことはない」と通訳に言い残しただけだった。 松井ヘッドコーチ(メイに今季4敗目)「内容的にはメイはよかった。力負け? 結果的にはそういうことになる」 元気なし矢野、6回に途中交代攻守に精彩を欠いた矢野が、6回裏からベンチに下げられた。1回裏、無死二塁。2番清水のバントを処理したが、三塁に悪送球で先取点を許してしまった(記録は犠打と野選)。「アウトになると思って投げたけど…。悪いことをしました」。打つ方でも、2点を追う5回無死一、二塁の好機に2打席連続の空振り三振。これで対メイは12打数無安打、7三振で、野村監督からついに交代指令が出た。「元気がないやん。メイにからっきし合わない。5回も頼りの矢野に(バントで)送らせて、次の2軍(レベル)のバッター(塩谷)に打たせるのも変だと思った。なんとかつないでくれると思ったけど」と、期待外れの矢野に最後まで辛口だった。 (50勝60敗1分:5位) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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