| 第104戦 (8月22日) |
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村さん、ごめん…命日に9連敗今こそ猛虎魂だ!意地を見せてくれ
新庄29号、供養弾も…
最高潮に盛り上がった大阪ドームが、新庄の空振りとともに大きなタメ息に包まれた。3点を追う9回2死満塁、1発出れば逆転サヨナラの大舞台。しかも打者は6回に21号ソロを放つなど、2試合連続猛打賞の4番…。だが、そのバットから奇跡の快音が響くことはなかった。夢を見た直後、突きつけられたのは今季ワースト9連敗、最多借金13の現実。19日ぶりに帰って来た大阪でも、泥沼は深まるばかりだった。ふがいないぞ! タイガース。天国の村山さんは、涙しているかもしれない。 何としても勝たねばならない試合だった。98年の8月22日深夜にミスタータイガース村山実さんは天国へ旅立った。翌23日、喪章をつけ、同じ大阪ドームで同じヤクルト相手に戦った。そして延長11回、今岡のサヨナラ本塁打という激的な勝利。猛虎魂ここにあり! を見せつけた。そしてこの日9回、期待されたのもあの時の再現…。だが今の虎に、そんな力は残されていなかった。 村山さんがより悲しむとすれば、その負け方にあっただろう。それは2つのミスからの「自滅」だった。まず、初回1点を先制した直後の2回1死一、二塁。レモンの投ゴロ併殺コースを田中が一塁悪送球で同点に。これで川尻が乱れ、この回4失点KOを食らう。さらに2番手湯舟が招いた3回2死二塁のピンチ。レモンの平凡な右飛を、今度は名手タラスコが来日初失策となる落球で5点目を献上。いずれも2死からのまさか、まさかで4回までに虎は計7点を失い、勝負の行方は決まった。
「すべてに力不足」ノムさん「守備? フン、しようがない。未熟なんだから。連敗? いつまで続くのやら。投打に竜頭蛇尾、虎頭蛇尾。去年と同じ。去年との違い? 連敗は連敗。すべてに力不足なんでしょう」。今季最悪に近い負け方に、野村監督の嘆きも深い。猛虎65年の歴史で、9連敗は10度目だが、うち野村体制2年間で、早くも3度目の屈辱だ。 もちろん田中、タラスコはガックリ。「今日は何もないです。川尻さんに申し訳ない」と田中が下を向けば、タラスコも「ボールが空中で変化した。でも言い訳はできない。申し訳ない」と首を横に振った。 だが村山さんが見たいのは、そんな姿ではないだろう。苦しくとも強い敵に立ち向かい、全身で戦う姿、猛虎魂だ。負け犬根性はいらない。今こそ、そのタイガース・スピリットを思い起こす時だ。田中よ、タラスコよ、そして全ナインよ、悔しさを糧(かて)に、今度こそ持てる限りの意地を見せてほしい。 <写真=村山さんごめんなさい! 9回2死満塁、一打サヨナラのチャンスで新庄が空振りの三振に倒れガックリ、後方はガッツポーズで喜ぶ古田>
併殺のはずが田中の悪送球で…悪夢4失点川尻でも連敗止まらず
川尻でも、連敗を止めることができなかった。2回1死一、二塁のピンチを併殺で切り抜けたはずだったが、田中の一塁悪送球で同点。この失策でガックリの川尻は、ヤクルト打線に打ち込まれた。真中の安打で2死一、二塁とされ、土橋の右翼線二塁打で逆転。さらに四球後、ペタジーニにも適時二塁打を浴びた。 「何も話すことない」川尻「悪いけど、何も話すことはないよ」。無失点で終わっていたはずが、1イニング4失点の悪夢。川尻にとって、後味の悪い2回KOとなった。 ここまで、チームトップの8勝。「安定して投げてくれているのは、川尻とハンセルだけ」(福間投手コーチ補佐)。ローテーション通りならば、藪が登板する順番だが、藪を25日からの広島戦に回し、川尻をこの試合にもってきた。連敗ストッパーの大役を託すためだった。だが、失策がらみで打ち込まれ、16日巨人戦に続いてのKO負け。川尻の今季初めての連敗は、チームの連敗を9に伸ばした。 <写真=2回1死一、二塁、宮本のスライディングに足をすくわれ一塁へ悪送球、田中はグラウンドへ座り込む。このプレーがきっかけで川尻は4失点> 松井ヘッドコーチ(ミス続出の9連敗に半ばあきれ顔)「ウチはずっとこんな形やな。毎度お馴染みの、同じエラーをして…」 平田守備コーチ(2回田中の悪送球に怒り)「ああいうミスが出ると勝てない。あんなのイージーだよ」 タラスコ(3回、2死二塁で右飛を落球。タイムリー失策)「ボールが空中で変化した。でも、言い訳にはならない。申しわけない」 湯舟、2軍降格中継ぎ登板で2回3失点20日の横浜戦で先発し1回KOされた湯舟が、中1日で3回から中継ぎ登板した。しかし、2イニングを3失点。「気楽な場面で自信回復してもらわないと」という野村監督の思いとは裏腹な結果に終わった。湯舟は試合後、「したいことがあった」とブルペンでフォーム修正を行ったものの、今季2度目の2軍降格が決まった。 藤川、2回を無失点3番手で登板した昨年のドラフト1位藤川が、2回を無失点に抑えた。1軍再昇格後3試合目の登板。5回、先頭宮本に内野安打を打たれたが、送りバントをみずからの好フィールディングで併殺に仕留めると、2回を1安打1四球に封じた。「調子は上がってきているので、このピッチングを続けていきたいです」。 (45勝58敗1分:6位) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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