第26戦 (5月4日)
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野村監督「申し訳ない」…6連敗

28イニング0行進

 連日の5万5000大観衆から何ともいえないため息が漏れた。ゼロ行進は28イニングとなり6連敗で借金生活に逆戻りした。野村監督は「これだけ大勢のお客さんに集まってもらったのに、ふがいない戦いで申し訳ない」とざんげ。「打線の組み方が悪いのか、点が入らん」。野村監督の悩みは深い。9連勝は何だったのか…。

5月4日・甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
横 浜
阪 神
【勝】三浦【S】福盛【敗】川尻
【本】ローズ6号(2ラン=川尻)

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対横浜13連敗、5位転落…借金1

 延べ14万1000人。GW3連戦に詰め掛けた観客が、たったの1点も目にすることができなかった。3試合連続のゼロ封負け。言い訳の余地ない醜態に、野村監督は謝罪するしかなかった。

 「大勢のお客さんに来てもらって、不甲斐ない戦いで申し訳ない」

 同一カードの3試合連続完封負けは、95年7月(対巨人)以来の屈辱。10安打を打ちながら、タイムリー欠乏症が深刻の度を増した。

 超満員5万5000人に懺悔(ざんげ)した野村監督だが、この病気の原因は、解明できない。「ヒットは(横浜と)同じぐらいなのに、点が入らない。打線の組み方が悪いのか。結果が出ないのだから、いろいろな問題があるのでしょう」。5試合続けてオーダーを変更。タラスコを5番に下げ、広沢を4番に据えた。だが、その広沢がブレーキ役となる悪循環。1回2死二塁で三ゴロ。3回1死一、二塁では三ゴロ併殺打。「ポッと出て、ポッと打てるほど甘くないということ」。4打数無安打の広沢は、唇をかんだ。

 おまけに、野村監督の代打策も、的を外すばかり。3点を追う6回、1死後の3連打で、横浜三浦をマウンドから引きずり下ろした。だが、田中に代えた和田が左腕森中に三振。続いて送った北川は、一邪飛に倒れた。ベンチには、前日まで3試合連続安打を放ちながらスタメン落ちの今岡が残っていたが…。「そんなことを言ったら、(控えの右打者は)カツノリもいる。いろいろ考えてのこと」(松井ヘッドコーチ)。だが、結果は明らかな失敗だけに、後味の悪さが残る。

 快進撃9連勝の後は、泥沼6連敗。三浦には4年越しの10連勝を献上し、横浜に昨年から12連敗を喫した。4月17日以来の借金生活に舞い戻り、ついに5位にまで転落するという地獄絵巻。ちょうど1週間前、首位に上りつめた。だがあの快挙も、今では幻のように映る。

<写真=6回、フェンスによじ上がった新庄の頭上をローズのホームランボールはスタンドイン。そのとき大勢のトラファンからため息がもれた>

川尻、6回3失点「粘れたけど…」

今季初先発、ローズに失投1発

 今季初先発のマウンドに送り出された川尻も連敗をストップさせることはできなかった。6回を投げ8安打されながらも3失点。「初先発の割りには粘りのピッチングができたんじゃないか」。緩急をつける持ち味を発揮。7奪三振の力投も、ローズへの失投が命取りになった。

 1点をリードを許して迎えた6回。1死一塁からローズへの2球目、133キロの力ないストレートが真ん中高めに浮いた。バックスクリーンへ飛び込む特大2ラン。ぼう然と背番号「19」が見送った。

 開幕26試合目で巡ってきた先発チャンスで6回3失点は及第点も、今の力ない虎打線には3点リードも酷すぎた。「先制されたこととローズに本塁打されたことが本当に悔しい」。中継ぎのセットアップで先発を待ちつづけた。だが念願のマウンドで白星はつかなかった。

スタメン
阪 神横 浜
坪 井波 留
平 尾石井琢
新 庄鈴木尚
広 沢ローズ
タラスコ駒 田
矢 野佐 伯
星野修進 藤
田 中谷 繁
川 尻三 浦

矢野、猛打賞も渋い顔

 今季2度目の猛打賞にも、矢野の表情はさえない。今季初先発の川尻をリードしたが、ローズに一発を浴びるなどで勝利に導くことはできなかった。「ガマン、ガマンです。(川尻の)調子は悪くはなかったんですが…。かみ合わせがよくなかったですね」と、出るのは反省の言葉ばかり。3安打を放ちチャンスは何度も作ったが、得点にはつながらずじまい。最後まで渋い顔のままだった。

タラスコ「焦りがある」

 2試合7タコだったタラスコが、4番から降格。初めて5番に入った。6回に、3試合ぶりとなる右前安打を放ち、反撃の糸口は作ったが…。「各打者が、何とかしようと、強引になっている。とくに得点圏に走者がいる時、結果を気にしすぎている」。主砲は、ナインの現状を代弁するように話したが「焦りがあるのかもしれない」と打線爆発のきっかけがつかめない。

微妙プレーに続く審判問題

 伊原三塁コーチが激しく抗議に出た。1点を追う5回。1死一塁、新庄の打席で一走平尾がスタートしたが、上本二塁塁審はアウトの判定。微妙なタイミングに伊原コーチが抗議に出たが受け入れられず。「明らかにセーフだ。審判の技術の問題です」と、試合後も怒りは収まらなかった。また、3回表無死一塁の場面で、石井琢の中飛を、捕球した新庄が離塁していた波留を併殺狙いで一塁へ送球したが同塁審はセーフのジャッジ。このプレーにも野村監督が出てきて説明を求めた。試合後、上本審判は「3回のプレーは(一塁広沢の)アピールプレーですが、ちゃんとセーフのジャッジをしていました」と説明した。

(12勝13敗1分:5位)


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