| 第24戦 (5月2日) |
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野村監督がブチ切れた!抗議中に球審が挑発!?
あ〜4連敗「オレがお前になんて言ったんだ! 言ってみろ!」。4連敗が決まると、一塁側ベンチ裏で野村監督の怒声が響きわたった。その激しい言葉はグラウンドから引き揚げてくる4人の審判団の方に向かっている。目はつり上がり、今にもつかみかからんばかりだ。 慌てた八木沢、黒田らコーチ陣が間に割り込む。それでも怒りは止まらない。真鍋球審の顔を見つけると「おいっ! おれがお前になんて言った!」と、大きな声で3度も繰り返した。 指導員としてネット裏のブース席で見ていた山本文男セ・リーグ審判総務も止めに回った。球団広報の2人も必死で監督のグラウンドコートにしがみついた。「監督、監督、ここは抑えてください!」。敗戦のベンチ裏は騒然となった。
きっかけは2点を追う、9回裏1死一、三塁の場面。打席に入ったタラスコは斎藤隆がセットポジションから投げようとした瞬間に、左手を2度、3度と上げて球審にタイムをアピールした。「セットポジションが長かったのでタイムをかけた。自分にも間合いがあるあるから」とタラスコ。この動きを見た横浜の斎藤隆は投球直前でとりやめた。 だが、この状況で打者のタイムは認められず、もちろんボークにもならない。ただ、勝敗の重要な局面だっただけに、野村監督はボークではないかという抗議に出た。そこで真鍋球審との感情的なトラブルへと発展する。目と目を突き合わせてにらみ合う2人。すぐに帽子のツバが重なるところまで接近した。責任審判の谷一塁塁審が監督をなだめるようにベンチに戻したが、野村監督はネット裏ブースに待機する山本総務の元に向かい、ガラス越しに激しい表情で訴え続けた。真鍋球審の対応の態度に我慢ならなかったようだ。 「なんで(主審は)あんな態度なんだ! (顔を突き出して)こんなところまできて…。暴力団みたいだ。(山本総務には)ちゃんと指導しろと言ったんだ。審判の権威をかさに着ている! あれでオレが何か言ったら退場だ。なんか言わそうと誘発している」。ベンチ裏からロッカーへ向かう野村監督は興奮した口調で語り続けた。
試合後、真鍋球審は「(監督はあの場面の判定について)なぜだということを言ってきました。ただ場面が場面だっただけに(自分の)動き自体に納得できなかったかもしれない。ただ、わたしにはそれはわかりません」と話した。山本総務は「野村監督が怒ったのはルールのことではなかった。長いキャリアをもっているし、若い審判でそういう態度はおかしいんじゃないかということ。監督は人生論を言っている」と説明した。 中日に3連敗を喫した4月30日のナゴヤドームでも「大事なところで不運、スキ、ミス、誤審が出た」と敗戦を振り返っている。審判のジャッジに対するうっ憤がたまっていただけに、譲れないところがあったのか。4連敗と同時に発生した「ノムラの怒り」番外編。猛虎に試練が訪れた。 <写真上=怒りの抗議! 9回1死一、三塁、打者タラスコの時、あいまいな判定で球審真鍋(右から2人目)に激しく詰め寄る野村監督 写真下=斉藤隆の投球動作の時、タイムをかけたタラスコだったが…>
福原“痛恨”初回に魔の4球7イニングノーヒット12K
今季開幕3連敗を含め、これで横浜に昨年から11連敗。チームも4連敗、その責任を1人を背負っていたのは先発福原だった。 8回を投げ被安打3、自身プロ初の12三振を奪う快投。しかも2回からの7イニングは、あのマシンガン打線を無安打無得点に抑えた。しかし勝利の女神はソッポを向き、福原に2つ目の黒星をつけた。 「みんなに申し訳ないことをしました。初回が悪すぎて…」。 終わってみれば、魔の1回だった。不安定な立ち上がりを突かれ、波留、石井琢に連打を浴びて無死一、二塁。続く鈴木尚にも初球直球を右前へ弾き返され、あっさりと先制点を奪われた。プレーボールからわずか4球、3分足らずの悪夢。さらに1死後、駒田の内野ゴロの間に2点目をプレゼント。マシンガン打線の“速射攻撃”に、ものの見事にハマってしまったのだ。 「直球に合ってる。配球を変えた方がいいな」。初回終了後、野村監督や矢野らと相談。いくらMAX148キロを投げても打ち返して来る直球主体から、フォーク&カーブの変化球中心配球に切り替えた。するとどうだ。2回を3人で斬ると、以後は二塁も踏ませない。6回には石井、鈴木、ローズから3連続三振を奪うなど、ヒットどころかまともなスイングも許さない。熱投103球。だが味方打線の援護なく、初回の「スミ2」は最後まで重くのしかかった。 「初回は力むというか、この悪い癖を直していかないと…」。今季敗戦はいずれも、序盤の失点が響いてのもの。逆に序盤を抑えれば、4月18日の巨人戦完封など、福原の術中だ。3安打2失点で敗戦投手という、序盤失点の怖さを改めて知った。 <写真=初回の3連打が…8回で12奪三振の力投を見せた福原だったが> 新庄、タラスコで7タコ17通り目打線で今季初の0点今季17通り目の打順パターンは、皮肉にも今季初の完封負けへとつながった。3番新庄、4番タラスコの顔ぶれはともに今季初。9連勝の後に失速したチームに喝を入れるはずの新オーダーが、横浜先発の斎藤隆の前に完全に沈黙する。2回タラスコの四球を足場に1死一、二塁のチャンスを築いたが後続なし。3回にも1死一、二塁と反撃機が生まれたが、新庄が遊―二―一の併殺打。最後の最後で巡ってきた9回1死一、三塁の見せ場も、一塁走者新庄の盗塁死、そしてタラスコが二塁ゴロ。新しい“顔”たちが枕を並べて、4連敗が決まった。 試合後、新庄は何を聞かれても「…」。9回には平凡な遊飛が遊撃・石井琢の落球を誘う。直前の投球でファウルした際にバットを折り、田中に手渡された新しいバットが幸運をグイッと引き寄せたが、それを自ら手放しては口も開けない。「すべてベンチの指示。確率が高いと見たからサインを出した」と伊原コーチもぶ然とした表情。一方のタラスコも「私の打順がたとえどこであっても、関係はない」と平静を装ってはいたが、3打数無安打では顔色もさえない。 2回以降は見事に立ち直った福原を完全に見殺しにしてしまった。先発陣が踏ん張ってしのぎ勝つ野球を目指すミレニアム阪神も、得点ゼロのままで勝てる道理はない。流れを変えるカンフル剤は、果たしてどこに…。 桧山、プロ初の三塁桧山がプロ初の三塁の守備についた。7回2死二塁の場面でバトルの代打として登場。ここで二塁走者の大豊が捕手谷繁のけん制球に刺され3アウト。そのままバトルに代わって三塁に入り、スタンドの大きな歓声を受けた。8回表1イニングだけで、守備機会はなし。やっと回ってきたその裏の打席では一邪飛に倒れた。「状況が状況でしたから…。それ以外に何もありませんよ」と言い残してロッカーへ消えた。 (12勝11敗1分:2位) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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