タテじま
仙一語録 タテじま

2003年4月1日〜15日

4月15日

焦ることはない

 <試合前>

 ―眠そうな顔をしているが。

 星野監督 マスターズ中継を最後まで見てしまった。あのコースは何度も回ったことあるんで、ボールの落としどころがどうだとかプレーヤーになったつもりで見るから疲れるわ。

 ―ウッズでも負けることがある。

 星野監督 それがおもろいんやないか。勝負事はだからおもろい。筋書き通りにはいかんからな。判官びいきというのもそこから生まれる。横浜のウッズはどうかな?

 ―巨人3連戦は視聴率もよく注目された。

 星野監督 確かに面白かったやろうな。初戦引き分けてオレが一番引きずってたな。選手がよう切り替えてくれた。あとの2試合は「強いな!」と思ったもんな。それが続けばいいけどな。

 ―初戦「負けなくてよかった」というのは本音か。

 星野監督 本音だよ。9回に6点差を追いつかれ、あと延長3回もあるんだから。9割9分、流れは向こうに行っていた。だからマウンドに行ったんや。阪神に来て初めてやろ。みんな浮き足立っていた。そう思ったら自然に行ってた。まあテレビに映りたいというのもあったけどな(笑い)。

 <試合後>

 ―大味な試合になった。

 星野監督 そやね。

 ―藪が簡単に本塁打を浴びてしまった。

 星野監督 まあ、そういうこともあるやろ…。3回やな。ベッツに1―0からストライクでヒット、ラミレスに1―0からヒットで本塁打。ストライクを欲しがり過ぎた。じっくり料理してほしかったな。

 ―浜中スタメン欠場には驚いた。何か理由があるのか?

 星野監督 何かあったに決っとるやろ。訳もなく外すなんてオレがそんなことするか。まあそんなに焦ることない。シーズンは140試合あるんやから。

タテじま

4月14日

金本まだまだ物足りん!!

 ―東京遠征中の休養日、若手を中心とした指名練習になった。

 星野監督 そうやな。しかし、こういう休みは1日、何をしているんやろうな(笑い)。

 ―今のチームには勢いを感じているのでは。

 星野監督 逆やろ。勢いをそぐようなことが多い。初戦のドローとか。あれを含め「何しとるんや!」という場面も多いぞ。向こうのミスで拾えたなあ…と思うのは開幕カードの横浜ぐらい。でも、まあ、それで勝ってきてるんだからな…。

 ―金本が勝負強さを発揮している。

 星野監督 まだ物足りないな。広島時代のアイツには本当に痛い目にあった。ナゴヤドームで左中間の本塁打されたんや。左打者であそこに打たれたのはペタジーニと金本だけや。

 ―波に乗り遅れていた選手も調子を上げてきた。あとはポートか?

 星野監督 ポートはすごく乗り遅れているな(苦笑い)。でも、まあ、本当に悪かったのは巨人戦だけやろ。ヨシ(佐藤投手コーチ)とも話したけど「何とかします」って言ってたわ。  ―楽なところから調整させ直すということか。

 星野監督 そんな余裕もないけどな…。

タテじま

4月13日

どこも強いがウチも弱くない

 <試合前>

 ―前日のテレビ・インタビューで先発下柳を公言していた

 星野監督 他に誰がおるねん…? 不調? まあパ・リーグでやっていたころとは違うわな。そうでなければボーク(6日のヤクルト戦)なんかせんやろ。

 ―11日には打撃投手を務めるなど調整に懸命

 星野監督 アイツは常にバッターと接したいんやろうな。先発の合間に中継ぎ起用? 抑えられるんならそれもええけど…。まあ昔のようには連投とかはできんよ。

 ―神宮でヤクルト戦を終えれば甲子園に戻れる

 星野監督 甲子園といえばオレは5月まで2軍との親子ゲームがないのが気に入らんのや。せっかく鳴尾浜と近いのに組んでない。自分の目で視察もしたいやないか。そういうのも戦略なんや。1軍だけで戦うんじゃない。2軍も営業も、みんなで戦うんだ。

 ―「今年は営業の年」

 星野監督 勝て勝てというくせに甲子園にお客さんが入ってないやないか。三塁ベンチの上なんかよう空いとるで。売る努力をせなな。安いオペラグラスをつけて阪神ベンチを見やすくする? それでもええんや。何か発想をしないと。

 <試合後>

 ―快勝だ

 星野監督 投手が頑張ってくれたから。巨人に本塁打もあったけどソロだったから。何とか4点で抑えてくれればと計算した。

 ―17安打で快勝だ

 星野監督 17点取ってくれたらいいけど。4回とか赤星がな…。アイツはいいときと悪いときがハッキリしすぎや。

 ―5球団ひと周りした

 星野監督 どこも強いよ。ウチも弱くない。一昨日のゲームがあって昨日、今日の試合ができるんだから。

タテじま

4月12日

選手が気持ち切り替えてくれた

 <試合前>

 ―前日は野球の怖さを改めて感じた

 星野監督 だからいつも言ってるやろ。何が起こるか分からんて。東京ドームは本塁打の出る球場だし。でも6点差を追いつかれたのは2度目やな。

 ―前日のカウント2ー0で吉野から藤川への継投策の答えは?

 星野監督 まあ万全を期したということかな。吉野では三振を取れない。藤川はウイニングショット(フォーク)がある。しかし出た途端、真ん中のフォークはいかんわな。向こうは繋ごうと思ってるんやし、そりゃあ打つわ。ましてや3割7、8分打ってる巨人の打者なんだから。

 ―2ー0から交代させたのはひらめきのようなものか

 星野監督 そうや。藤川にはもちろん準備させていたからね。

 ―2ー0から出る投手の心理はどうなのか?

 星野監督 そりゃあ、有利に決まっとる。1つストライクを取ればいいんやから。4球使えるんやぞ。でもオレもああいう継投は初めてや。まあみんな、いい勉強や。

 ―藤川には何か声を掛けたか

 星野監督 何も。しかし球児はかわいそうや。元々、先発要員やのに中継ぎがしっかりせんから使ってる。そこが既に誤算なんや。オレは責めないよ。

 <試合後>

 ―前夜のうっぷんを晴らした

 星野監督 選手が気持ちを切り替えてやってくれたことがうれしいな。今までならズルズル行ってるようなところや。すきっと切り替えてくれたのがうれしい。

 ―監督もスキッとした?

 星野監督 オレはすっきりせんな。6点差があってウィリアムスを出さなイカン状態が情けない。

タテじま

4月11日

清原出場「盛り上がっていかないと」

 <試合前>

 ―今季初のG戦、清原も出てくる

 星野監督 盛り上がっていかないとな。巨人戦も今年はそんなでもないからな。昨日(10日)の神宮もガラガラやったしな。

 ―3万2000人の発表

 星野監督 (観衆が)3万以下になってはな。まだ寒いのもあるのだろう。それにしてもきょうから(東京)ドームでよかった。週末の天気は悪くなるんやろ。ついとるわ。

 ―東京の宿舎ホテルでは好物のオムライスを?

 星野監督 ああ、6カ月ぶりくらいかな。

 ―開幕直前にも野村前監督のパーティーで同じホテルに来ている?

 星野監督 ノムさんのときは何も食べていないもん。タイガーオムライスって言って(売り出して)いるんやろ。おかしいな、オレは中日のときから食べているんやけどな(笑)。

 <試合後>

 ―最終回は6失点

 星野監督 うん? まあ負けんかった。みんな頑張ったよ。ちょっと配球を考えんといかんな。

 ―金本に初本塁打も出たが

 星野監督 打つ方はよう頑張った。ピッチャーはこれでいくしかないんや。

 ―カウント2ー0から投手を替えた采配は?

 星野監督 昨日からワシが言うてるやろ。みんな新聞読んでないのか。気づいてないのか。意図がな…。

 ―最初の打者に四球はいけないということか

 星野監督 打たれた方がエエんや。もう少し意図を…。あそこで(藤川は)出る方はつらいで…。

タテじま

4月10日

あれだけいい球投げられたらそうは打てん

 <試合前>

 ―広沢が41歳の誕生日です

 星野監督 オレが初優勝した年やな。しかし元気やなトラ(広沢)は。オレもこことここ(肩とひじ)以外は元気やった。(痛み止めの)注射を何10本も打ったな。(現役)最後の3年はもうこれで終わってもええという気持ちで投げていたよ。

 ―広沢のテーマ曲、明大の応援歌には驚いた

 星野監督 オレもビックリした。何でかかっとるんやと思ったらトラの打席やった。

 (そこに広沢が通る)

 星野監督 トラ、あのテーマ曲は何や。しかも三振して帰ってきて。着払いみたいな(ボールが届いてから振るみたいな)三振やったな。

 広沢 お見苦しい所をお見せしました。

 ―誕生日なのに厳しいですね

 星野監督 誕生日がきてうれしいか。オレはもううれしくないぞ。

 ―甲子園の1勝はやはり格別か

 星野監督 1勝は1勝やないか。2勝つけてくれるんならうれしいけどな。

 ―昨夜はグッスリ安眠の勝ち方

 星野監督 (出した)投手が2人ぐらいやったらよかったけどな。

 ―藤川は中継ぎむき

 星野監督 むいていないことはないがオレの構想ではそうしたくなかった。2人(谷中、金沢)がしっかりせんからな。

 ―ポートはまだ不安定

 星野監督 速さはそう変わらんやろうがもっと低めにきっちり投げられるようにならんとね。何球かはビシッとくる球があるんだけどね。

 <試合後>

 ―井川は最初こそよかったが

 星野監督 球界を代表する左右のエースやからね。激しい投球を期待してたんやが。いいボールはいってたよ。でもカウント2―0から甘いところに入ってツーベースやろ。考えないかんね。

 ―先頭打者への四球から失点

 星野監督 そんなもん、毎度のことやろ。

 ―初の完封負けだが

 星野監督 打つ方はあれだけ(川上に)いいボールを投げられたらそう打てんやろ。追い込んだが決定打が出なかった。調子は悪くないからええわ。それだけや。

タテじま

4月9日

テキサス安打? ラッキーじゃないよ

 <試合前>

 ―(監督を囲むが言葉を選び、沈黙する報道陣に)

 星野監督 阪神は強い、強い言うてるくせに1つ負けたらもうムードか暗いやないか!/p>

 貯金が2つもあるんやで。みんなの家計といっしょにすんな(笑い)!

 ―浜中の弾道はベンチからよく見えた?

 星野監督 前で選手が立つから見えんかったな。田淵が喜んでたって? そらあ、アイツが一番うれしいやろ。

 ―監督が言う「先頭の四球は失点につながる」という理論を前日の試合で藪が証明してしまった。

 星野監督 特に2ー0から歩かせてるからな。9割近く点が入るんちゃうか? 野球100年のデータやで。

 ―それにしても金本はいい働きをする。

 星野監督 集中力やな。すごい打球を放っとったな。鍛えとるもん。

 ―赤星に左中間二塁打を打たれたギャラードが驚いたような顔をしていた。

 星野監督 左翼関川も浅く守ってたしな。今年のアイツは当てるんじゃなくて振っとる。だから打球が伸びるんや。

 ―ヤンキース松井が満塁本塁打。

 星野監督 ウチの4番も3ラン打ったやないか。雰囲気? まあ1年続いてからやな。初球から行く積極さはまあまあやな。

 ―(プロレスの高山義広がベンチ前を通って)

 星野監督 あれ、誰? レスラー? でかいな。今はあまりその手のスポーツは見ないんや。昔の選手ならわかるけど。しかし痛いやろな、K1とかなあ…。

 <試合後>

 ―先発藤田はよかった。

 星野監督 初登板の広島のときに比べたらずい分、な…。6回が替えどき? 何人に芯に当てられとったんや…。5、6人か? まあラッキーは必要なこと。それで6回まで行けたんやな。でも4回まではよかったよ。

 ―ラッキーといえばテキサス安打も?

 星野監督 ラッキーじゃないよ。ああいうのが投手はイヤなんや。

 ―2試合目で甲子園初白星。地元のファンは待っていた。

 星野監督 知っとるよ! まあ勝つまで待ってもらわんと仕方ない。

タテじま

4月8日

もったいないわ

 <試合前>

 ―勝ち越して甲子園開幕を迎える気分は?

 星野監督 去年もそうやもん…。

 ―今週の中日、巨人6連戦でちょうど15試合を終える。監督はこの15試合を5割以上で乗り越えることをメドにしているが。

 星野監督 15試合になることぐらい知っとるよ(笑い)。15試合終わってから聞いてくれや。

 ―八代亜紀が君が代を歌うなど地元での開幕セレモニーがある。

 星野監督 開幕って言っても今さら…という感じもするけどな(苦笑い)。

 ―(広沢が横を通って)

 星野監督 おい! お前がアウトになるから、なんで代走出さんかったって言われるやないか! 今日は走塁練習せえ(笑い)! (6日のヤクルト戦で広沢が本塁憤死したことが勝敗を分けたという視点を受けて。広沢は「すべてボクのせいです」と恐縮…)。

 <試合後>

 ―9回はよく追いついたが。

 星野監督 そやね。(浜中の本塁打は)切れるかと思ったが切れんかったな。よう粘ってくれた、打線はね。投手がもう少し粘らなイカンな。

 ―最後のポートにも粘ってほしかった?

 星野監督 ポートじゃないでしょ。藪? う〜ん、藪もいいピッチングしたな。バツグンやったな。でもいつもの2ー0からの四球があって、クルーズにも2ー1からやろ。もったいないな。パワーはあるが穴の大きい打者なんやから、もう少し考えてほしかったな。もったいないわ。

 ―その後も抑えられなかった。

 星野監督 後がいかんわな。関川の当たりはしょうがないとしても…。あれはいかんな。

 ―「甲子園の延長戦で勝て」と言っているが?

 星野監督 (阪神が強いと)みんなが買いかぶってるだけや、勝手に。

タテじま

4月6日

「あんなん野球人生で初めて見た」

 <試合前>

 ―大勝の後だけに引き締めは必要。

 星野監督 そうやな。細かいことに気を使わなイカンな。とは言っても勢いに乗っていかなアカンところもあるしな。そのサジ加減が大事やな。

 ―開幕から8試合終え、選手も緊張感がほぐれてきた頃か。

 星野監督 うん、開幕時の独特のモノはなくなってくるわね。でも緊張感というのは持ち続けないと。

 ―開幕からオーダーを固定できているが?

 星野監督 めずらしいか(笑い)? まあこのまま何十試合も続けていければな。もちろん点差が開けばレギュラーを休ませるとかそういうことはしていかないとね。

 <試合後>

 ―中継ぎ投手陣が踏ん張れなかった。

 星野監督 もう1回、考えないとイカンな。

 ―下柳はボークを取られるなど一人相撲の面も?

 星野監督 初先発とはいえ、ちょっと打たれすぎや。パ・リーグはあのルールがあるかと思った。左投手で切り返しなんて考えられん。野球人生で初めて見た。

 ―9回、矢野の捕逸も痛かった。

 星野監督 あんな大事なところでな! ミスしたら負けるというのはこのコトじゃ!

タテじま

4月5日

初回の犠飛でいいリズムに

 <試合前>

 ―眠そうな表情だが。

 星野監督 眠くはない。メガネをかけずに本を読みすぎたんで疲れた。

 ―伊良部はあれで全開?

 星野監督 もうちょっと上がってくるやろ。真っすぐが速くなる。

 (ここで通路にあふれる報道陣に)

 星野監督 片方に並んでくれよ。両側駐車はイカンぞ。大阪は駐車違反が多いな。名古屋も多いけど道路が広いからな。大阪は車が通れんわ。違反の取り締まりが民間に委託されるらしいな。オレに任せてくれんかな。片っ端から取り締まってやる。

 ―前日は犠打ができないなどのミスもあった

 星野監督 運がいい、それに尽きるわ。しかしこれでは続かん。ミスのオンパレードでは運が逃げていく。結果オーライは長く続かないよ。反動も必ず来る。

 ―昨年は開幕7連勝だが連敗もあった。今年は2カード連続勝ち越しだ

 星野監督 勝つのにぜいたくは言わない。連勝の方がいいに決まってる。

 ―監督自身の疲れは昨年と比べてどうか。

 星野監督 去年の方がきつかったかな…。記者の相手が50パーセントや(笑い)。

 <試合後>

 ―打線が活発だった

 星野監督 うん、初回にキチッとバントで送って、犠飛で返していいリズムが作れたな。

 ―浜中が2本塁打で貢献した。

 星野監督 まあ今までダメやとか言われとったからな。3番金本が前で(犠飛や進塁打など)キッチリ仕事をしてるから浜中は気楽に立てるわな。

 ―4回の守備妨害は

 星野監督 バントが成功したんだからラインの外側を走らなきゃな。ああいうのは大きいぞ。続くムーア、今岡が安打したからいいけど、そうでなかったらイヤな感じやった。

タテじま

4月4日

金本があれだけ塁に出てるんだから
ハマが1回くらいゴーンと返さんと

 <試合前>

 ―本拠地開幕はやはり甲子園で迎えたかった?

 星野監督 そやな…。甲子園やったら雨で中止やないか。

 ―雨天中止と言えば先日、日本ハム・ヒルマン監督が早い中止決定に怒っていたようだが

 星野監督 メジャーでは雨でもずっと待つからな。放映権を持つテレビ局が決めるらしいぞ。オレも1度、ワールド・シリーズの中継で渡米した時、雨で2時間ぐらい待たされた。それで「どうなってるんや?」って、聞いてきてもらったらテレビ局が決めるってそういうことだと知った。選手はカードとかやって待ってるんやて。そういう文化なんや。ヒルマンも「郷に入れば郷に従え」で慣れないと仕方がないな。

 ―明日の試合開始は午後4時から。珍しい。

 星野監督 別に試合に勝つんだったら何時からやってもええよ。朝の8時からでもええよ(笑い)。

 ―開幕2カードを終えて4勝2敗は

 星野監督 1勝5敗じゃなくてよかったなあ。広島はもう1つ勝てていた? その代わり横浜で2つ負けていたかもしれんしな。

 ―評判通り阪神は強い?

 星野監督 前評判がいいから受け(に入っ)てる。ずっとBクラスのチーム、挑戦せないかんのに。周囲がいい、いいって言うから勘違いする。ファンが錯覚するのは仕方ないが、選手まで錯覚したらいかん。

 ―勝ってカブトの緒を締めよ…か。

 星野監督 緒を締めよって、まだ(カブトを)かぶってないやないか! 飾ってるだけや!

 <試合後>

 ―最後は焦った?

 星野監督 …うん? ヒヤヒヤしたよ。最初の打者(ラミレス)に四球を与えたらああなるわ。まあ、そうカンカンやられる気はせんけどな。

 ―下位が目立つ打線は複雑な心境?

 星野監督 まあ…。喜んどこう。アイツら(下位打線)がこのまま打ち続けることもないやろ。金本はいいね。でも、あれだけ何度も塁に出ているんだからハマ(4番浜中)が1回ぐらい、ゴーンと返さんとイカンわ。そうしたらつながるんや。

タテじま

4月3日

点の取られ方は横浜戦と一緒…同じミスしてたらイカン

 <試合前、宿舎>

 星野監督 (苦笑いを浮かべ)励ましてくれよ…。

 ―開幕戦黒星の翌朝は「励ましてもらうほど落ちぶれてない」と

 星野監督 落ちぶれてもうたわ。あんな負け方したらな…。

 ―前夜先発の藤田は

 星野監督 1回はどうなることかと思った。(ボール連発で)始まってもうたなと。でもよう抑えよったがな。あそこで打たれてたらガンガンいかれてた。

 ―開幕から落ち着いた試合がない

 星野監督 大きなミスがあるんや。ビデオで見たら楽勝やったやろ。やっぱりミスが出た方が負け。向こうが勝つんは当たり前。こんな試合は何回もあったが慣れんな。ようこんなん勝ったなと思う試合は年に3回ぐらいやろ。強いチームでも5回ぐらいやないか。

 ―大阪に帰れるが

 星野監督 大阪ドームやろ。やっぱり甲子園に帰らんとな。広島の球場はナンボ狭いと言っても(広島の選手は)ホームの方が落ち着くやろ。オレも現役時代はナゴヤが一番、落ち着いた。

 ―金本は広島で走攻守に活躍

 星野監督 まだ気を使ったヒットばかりやろ。

 ―盗塁は完全に盗んでいた

 星野監督 いろいろあるんや。ハマ(浜中)にも何回、盗塁のサインを出したか。いけんのやな。打つ方に意識がいくのは打者として当然だが走ることに興味を持ってほしいね。守ることも含めて。それができる選手なんやから。走れんやつには興味なんか持ってほしくないで。

 ―赤星の打撃レベルは向上している?

 星野監督 引きつけて打てるようになったね。打線はみんな悪くないよ。藤本だって歩かされるようになったんだからな。5試合ずっと先発で使われていい働きもしてるし、よう頑張っとる。

 ―きょうは井川でスカッと勝ちたい

 星野監督 それは…そうやで。

 <試合後>

 ―井川が完投初勝利

 星野監督 7点取ってくれたんやからいかないかん。中継ぎを休ませたのが大きいね。しかし点の取られかたは(開幕の)横浜と一緒や。エースが同じミスしてたらいかん。

 ―バットでも貢献

 星野監督 投手に打たれたり四球を出したらああなるということをうちの投手も教訓にせないかん。

 ―7回にまたもビッグイニング

 星野監督 マコト(今岡)がいい当たり。ヒー(桧山)もいいところで打った。しかし(8回)マコトが送った後はダメ押ししとかないかんで。

 ―前夜のサヨナラ負けでイヤなムードも

 星野監督 何がイヤな雰囲気や。だから朝(のお茶会で)もちゃんとミーティングしたやろ。切り替えていかなあかんのや。

 ―5試合連続2ケタ安打

 星野監督 個々が少しずつ芯に当たりだしたね。

タテじま

4月2日

昨夜は浜中を抱き締めればよかったか(笑)

 <試合前、宿舎>

 ―浜中は2本目のヒットが大きかった

 星野監督 きょうやね。きょう打たないかん。

 ―本来の打撃には

 星野監督 2本目は振り切ってたね。それまでは当てにいってるだけ。タイムリーもそうや。三振してもええから思い切って振ってこいと言い続けたけどな。しかし不振のやつのところにチャンスは回ってくるもんやな。やらしいよな。野球というのはそういうもんだが。

 ―気分的にも違う

 星野監督 (初ヒットのとき)どういう気持ちで一塁に走ってたやろな。オレも駆け寄って抱き締めればよかったか。そしたら1面やな。(選手が目立って)監督は最近、どうしたと言われるように早くなってほしいな。そうなると強くなるよ。

 ―バットの不振が守りにも影響していた

 星野監督 オレは打つ方は我慢するけど守りは我慢せんよ。きのう(3回、フェンス際の打球をグラブに当てながらポロリ)打撃が守りに影響している典型やろ。

 ―藤本のエラーは前に出た結果だが

 星野監督 いかん。マウンドの後ろは固いからあのへんの打球は伸びてくるんや。4点差あったやろ。1点やってもいいからまず1死。その後は(今岡)マコトが(打者走者を)アウトにするかどうかや。

 ―6―2のまま終わっていれば最高の試合

 星野監督 ホメてやりたい選手はようさんおったが谷中が四球、四球やからな。ホームラン打たれてもええのに四球はいかん。

 ―途中から三塁に入った秀太が好守

 3ついいプレーした。(難しい当たりの)ファウルフライ。それから(8回表の)三ゴロゲッツー。あれもう少し前に守ってたら打球は頭を越えて二塁打だからね。うまくベースの上でキャッチして(一塁に)いい送球した。あとは三遊間の当たりに飛びついたやつ。(9回の打席で)ボテボテでもいいから1点入れとけば完ぺきにヒーローやったけどな。きっちり三振やった。

 <試合後>

 ―最後は球が高かった

 星野監督 最後の話なんか問題ない!

 ―追加点が奪えなかった

 星野監督 そんな問題でもない。捕れるボールを捕れんかったら負けるに決まってる。初登板のヤツで無死から…それだけや、きょうはもう。

タテじま

4月1日

7、8番がいい仕事する

 〈試合前、宿舎〉

 ―微妙な天気です

 星野監督 ここはいつもそうやなあ。でも心配せんでええ。やるから。

 ―先発投手はたまらない

 星野監督 きょうは藪? ローテーション投手は早くひと通り投げないと落ち着かんやろね。伊良部も(初登板は)めちゃめちゃ緊張したと思う。メジャー帰りで勝って当たり前の目で見られて。自分に置き換えて緊張したと思うわ。

 ―早く巨人戦で見たいです

 星野監督 でもこの前みたいな投球してたらこっぱみじんやで。

 ―これから球速も上がってくる

 星野監督 145キロぐらいは出るんじゃない? コントロールを重視したら140キロ前後だろうが。あと2カ月ぐらいかかるかな。夏場に強いからね。うちの投手はみんな夏場に弱いじゃない。

 ―メジャーも開幕した

 星野監督 野茂が完封してたね。

 ―松井の初タイムリーはテレビで?

 星野監督 そんなもんよりハマちゃんのヒットが見たい…。(ニヤリ笑い)こういうコメントがほしかったんやろ。しかしヤンキースの監督をやってもおもろないやろな。勝手に選手が集まってくるし勝って当たり前やねんから。でもちょっとやってみたいな。少しかじるだけでええんや。はまるかもしれんな。

 ―巨人の監督になるイメージをしたことは

 星野監督 それはない。それこそ日本球界がダメになる。20連覇ぐらいしちゃうからな。

 ―久万オーナーもご機嫌です

 星野監督 サービス精神あるからね。カーッとなるときもある。若いね。昨年もあったやろ(アリアスに対し「役立たず」発言)。3連敗してたら大変やったかもな。だれがハマを4番にしたんやと言うてたかもしれん。

 〈試合後〉

 ―もっと楽にいきたかった

 星野監督 うん…。

 ―7回に集中打

 星野監督 そやね。7、8番がいい仕事する。なんぼ稼いでるんや。

 ―4番も目覚めた

 星野監督 どうなんやろ。1本出たら続けて? そうやね。今まで当てにいってたもんな。もう落ち着くやろ。(ニヤリ笑い)そんな甘くないぞ。

 ―初の2ケタ得点

 星野監督 あのまま終わってたらええんや。6点でも。ホームラン打たれてもええのにボール、ボールでどうするんや。

 ―先発藪は

 星野監督 完ぺき。(3回は)ハマが捕ってやらないかん。たらればはいかんが完封してたかもしれんぞ。あとはだれが打ったか覚えてない。

タテじま
語録目次
阪神 | 中日 | 野球 | 広島 | スポーツ | 競馬 | 芸能 | レジャー
Home