4月15日焦ることはない<試合前> ―眠そうな顔をしているが。 星野監督 マスターズ中継を最後まで見てしまった。あのコースは何度も回ったことあるんで、ボールの落としどころがどうだとかプレーヤーになったつもりで見るから疲れるわ。 ―ウッズでも負けることがある。 星野監督 それがおもろいんやないか。勝負事はだからおもろい。筋書き通りにはいかんからな。判官びいきというのもそこから生まれる。横浜のウッズはどうかな? ―巨人3連戦は視聴率もよく注目された。 星野監督 確かに面白かったやろうな。初戦引き分けてオレが一番引きずってたな。選手がよう切り替えてくれた。あとの2試合は「強いな!」と思ったもんな。それが続けばいいけどな。 ―初戦「負けなくてよかった」というのは本音か。 星野監督 本音だよ。9回に6点差を追いつかれ、あと延長3回もあるんだから。9割9分、流れは向こうに行っていた。だからマウンドに行ったんや。阪神に来て初めてやろ。みんな浮き足立っていた。そう思ったら自然に行ってた。まあテレビに映りたいというのもあったけどな(笑い)。 <試合後> ―大味な試合になった。 星野監督 そやね。 ―藪が簡単に本塁打を浴びてしまった。 星野監督 まあ、そういうこともあるやろ…。3回やな。ベッツに1―0からストライクでヒット、ラミレスに1―0からヒットで本塁打。ストライクを欲しがり過ぎた。じっくり料理してほしかったな。 ―浜中スタメン欠場には驚いた。何か理由があるのか? 星野監督 何かあったに決っとるやろ。訳もなく外すなんてオレがそんなことするか。まあそんなに焦ることない。シーズンは140試合あるんやから。 4月14日金本まだまだ物足りん!!―東京遠征中の休養日、若手を中心とした指名練習になった。 星野監督 そうやな。しかし、こういう休みは1日、何をしているんやろうな(笑い)。 ―今のチームには勢いを感じているのでは。 星野監督 逆やろ。勢いをそぐようなことが多い。初戦のドローとか。あれを含め「何しとるんや!」という場面も多いぞ。向こうのミスで拾えたなあ…と思うのは開幕カードの横浜ぐらい。でも、まあ、それで勝ってきてるんだからな…。 ―金本が勝負強さを発揮している。 星野監督 まだ物足りないな。広島時代のアイツには本当に痛い目にあった。ナゴヤドームで左中間の本塁打されたんや。左打者であそこに打たれたのはペタジーニと金本だけや。 ―波に乗り遅れていた選手も調子を上げてきた。あとはポートか? 星野監督 ポートはすごく乗り遅れているな(苦笑い)。でも、まあ、本当に悪かったのは巨人戦だけやろ。ヨシ(佐藤投手コーチ)とも話したけど「何とかします」って言ってたわ。 ―楽なところから調整させ直すということか。 星野監督 そんな余裕もないけどな…。 4月13日どこも強いがウチも弱くない<試合前> ―前日のテレビ・インタビューで先発下柳を公言していた 星野監督 他に誰がおるねん…? 不調? まあパ・リーグでやっていたころとは違うわな。そうでなければボーク(6日のヤクルト戦)なんかせんやろ。 ―11日には打撃投手を務めるなど調整に懸命 星野監督 アイツは常にバッターと接したいんやろうな。先発の合間に中継ぎ起用? 抑えられるんならそれもええけど…。まあ昔のようには連投とかはできんよ。 ―神宮でヤクルト戦を終えれば甲子園に戻れる 星野監督 甲子園といえばオレは5月まで2軍との親子ゲームがないのが気に入らんのや。せっかく鳴尾浜と近いのに組んでない。自分の目で視察もしたいやないか。そういうのも戦略なんや。1軍だけで戦うんじゃない。2軍も営業も、みんなで戦うんだ。 ―「今年は営業の年」 星野監督 勝て勝てというくせに甲子園にお客さんが入ってないやないか。三塁ベンチの上なんかよう空いとるで。売る努力をせなな。安いオペラグラスをつけて阪神ベンチを見やすくする? それでもええんや。何か発想をしないと。 <試合後> ―快勝だ 星野監督 投手が頑張ってくれたから。巨人に本塁打もあったけどソロだったから。何とか4点で抑えてくれればと計算した。 ―17安打で快勝だ 星野監督 17点取ってくれたらいいけど。4回とか赤星がな…。アイツはいいときと悪いときがハッキリしすぎや。 ―5球団ひと周りした 星野監督 どこも強いよ。ウチも弱くない。一昨日のゲームがあって昨日、今日の試合ができるんだから。 4月12日選手が気持ち切り替えてくれた<試合前> ―前日は野球の怖さを改めて感じた 星野監督 だからいつも言ってるやろ。何が起こるか分からんて。東京ドームは本塁打の出る球場だし。でも6点差を追いつかれたのは2度目やな。 ―前日のカウント2ー0で吉野から藤川への継投策の答えは? 星野監督 まあ万全を期したということかな。吉野では三振を取れない。藤川はウイニングショット(フォーク)がある。しかし出た途端、真ん中のフォークはいかんわな。向こうは繋ごうと思ってるんやし、そりゃあ打つわ。ましてや3割7、8分打ってる巨人の打者なんだから。 ―2ー0から交代させたのはひらめきのようなものか 星野監督 そうや。藤川にはもちろん準備させていたからね。 ―2ー0から出る投手の心理はどうなのか? 星野監督 そりゃあ、有利に決まっとる。1つストライクを取ればいいんやから。4球使えるんやぞ。でもオレもああいう継投は初めてや。まあみんな、いい勉強や。 ―藤川には何か声を掛けたか 星野監督 何も。しかし球児はかわいそうや。元々、先発要員やのに中継ぎがしっかりせんから使ってる。そこが既に誤算なんや。オレは責めないよ。 <試合後> ―前夜のうっぷんを晴らした 星野監督 選手が気持ちを切り替えてやってくれたことがうれしいな。今までならズルズル行ってるようなところや。すきっと切り替えてくれたのがうれしい。 ―監督もスキッとした? 星野監督 オレはすっきりせんな。6点差があってウィリアムスを出さなイカン状態が情けない。 4月11日清原出場「盛り上がっていかないと」<試合前> ―今季初のG戦、清原も出てくる 星野監督 盛り上がっていかないとな。巨人戦も今年はそんなでもないからな。昨日(10日)の神宮もガラガラやったしな。 ―3万2000人の発表 星野監督 (観衆が)3万以下になってはな。まだ寒いのもあるのだろう。それにしてもきょうから(東京)ドームでよかった。週末の天気は悪くなるんやろ。ついとるわ。 ―東京の宿舎ホテルでは好物のオムライスを? 星野監督 ああ、6カ月ぶりくらいかな。 ―開幕直前にも野村前監督のパーティーで同じホテルに来ている? 星野監督 ノムさんのときは何も食べていないもん。タイガーオムライスって言って(売り出して)いるんやろ。おかしいな、オレは中日のときから食べているんやけどな(笑)。 <試合後> ―最終回は6失点 星野監督 うん? まあ負けんかった。みんな頑張ったよ。ちょっと配球を考えんといかんな。 ―金本に初本塁打も出たが 星野監督 打つ方はよう頑張った。ピッチャーはこれでいくしかないんや。 ―カウント2ー0から投手を替えた采配は? 星野監督 昨日からワシが言うてるやろ。みんな新聞読んでないのか。気づいてないのか。意図がな…。 ―最初の打者に四球はいけないということか 星野監督 打たれた方がエエんや。もう少し意図を…。あそこで(藤川は)出る方はつらいで…。 4月10日あれだけいい球投げられたらそうは打てん<試合前> ―広沢が41歳の誕生日です 星野監督 オレが初優勝した年やな。しかし元気やなトラ(広沢)は。オレもこことここ(肩とひじ)以外は元気やった。(痛み止めの)注射を何10本も打ったな。(現役)最後の3年はもうこれで終わってもええという気持ちで投げていたよ。 ―広沢のテーマ曲、明大の応援歌には驚いた 星野監督 オレもビックリした。何でかかっとるんやと思ったらトラの打席やった。 (そこに広沢が通る) 星野監督 トラ、あのテーマ曲は何や。しかも三振して帰ってきて。着払いみたいな(ボールが届いてから振るみたいな)三振やったな。 広沢 お見苦しい所をお見せしました。 ―誕生日なのに厳しいですね 星野監督 誕生日がきてうれしいか。オレはもううれしくないぞ。 ―甲子園の1勝はやはり格別か 星野監督 1勝は1勝やないか。2勝つけてくれるんならうれしいけどな。 ―昨夜はグッスリ安眠の勝ち方 星野監督 (出した)投手が2人ぐらいやったらよかったけどな。 ―藤川は中継ぎむき 星野監督 むいていないことはないがオレの構想ではそうしたくなかった。2人(谷中、金沢)がしっかりせんからな。 ―ポートはまだ不安定 星野監督 速さはそう変わらんやろうがもっと低めにきっちり投げられるようにならんとね。何球かはビシッとくる球があるんだけどね。 <試合後> ―井川は最初こそよかったが 星野監督 球界を代表する左右のエースやからね。激しい投球を期待してたんやが。いいボールはいってたよ。でもカウント2―0から甘いところに入ってツーベースやろ。考えないかんね。 ―先頭打者への四球から失点 星野監督 そんなもん、毎度のことやろ。 ―初の完封負けだが 星野監督 打つ方はあれだけ(川上に)いいボールを投げられたらそう打てんやろ。追い込んだが決定打が出なかった。調子は悪くないからええわ。それだけや。 4月9日テキサス安打? ラッキーじゃないよ<試合前> ―(監督を囲むが言葉を選び、沈黙する報道陣に) 星野監督 阪神は強い、強い言うてるくせに1つ負けたらもうムードか暗いやないか!/p> 貯金が2つもあるんやで。みんなの家計といっしょにすんな(笑い)! ―浜中の弾道はベンチからよく見えた? 星野監督 前で選手が立つから見えんかったな。田淵が喜んでたって? そらあ、アイツが一番うれしいやろ。 ―監督が言う「先頭の四球は失点につながる」という理論を前日の試合で藪が証明してしまった。 星野監督 特に2ー0から歩かせてるからな。9割近く点が入るんちゃうか? 野球100年のデータやで。 ―それにしても金本はいい働きをする。 星野監督 集中力やな。すごい打球を放っとったな。鍛えとるもん。 ―赤星に左中間二塁打を打たれたギャラードが驚いたような顔をしていた。 星野監督 左翼関川も浅く守ってたしな。今年のアイツは当てるんじゃなくて振っとる。だから打球が伸びるんや。 ―ヤンキース松井が満塁本塁打。 星野監督 ウチの4番も3ラン打ったやないか。雰囲気? まあ1年続いてからやな。初球から行く積極さはまあまあやな。 ―(プロレスの高山義広がベンチ前を通って) 星野監督 あれ、誰? レスラー? でかいな。今はあまりその手のスポーツは見ないんや。昔の選手ならわかるけど。しかし痛いやろな、K1とかなあ…。 <試合後> ―先発藤田はよかった。 星野監督 初登板の広島のときに比べたらずい分、な…。6回が替えどき? 何人に芯に当てられとったんや…。5、6人か? まあラッキーは必要なこと。それで6回まで行けたんやな。でも4回まではよかったよ。 ―ラッキーといえばテキサス安打も? 星野監督 ラッキーじゃないよ。ああいうのが投手はイヤなんや。 ―2試合目で甲子園初白星。地元のファンは待っていた。 星野監督 知っとるよ! まあ勝つまで待ってもらわんと仕方ない。 4月8日もったいないわ<試合前> ―勝ち越して甲子園開幕を迎える気分は? 星野監督 去年もそうやもん…。 ―今週の中日、巨人6連戦でちょうど15試合を終える。監督はこの15試合を5割以上で乗り越えることをメドにしているが。 星野監督 15試合になることぐらい知っとるよ(笑い)。15試合終わってから聞いてくれや。 ―八代亜紀が君が代を歌うなど地元での開幕セレモニーがある。 星野監督 開幕って言っても今さら…という感じもするけどな(苦笑い)。 ―(広沢が横を通って) 星野監督 おい! お前がアウトになるから、なんで代走出さんかったって言われるやないか! 今日は走塁練習せえ(笑い)! (6日のヤクルト戦で広沢が本塁憤死したことが勝敗を分けたという視点を受けて。広沢は「すべてボクのせいです」と恐縮…)。 <試合後> ―9回はよく追いついたが。 星野監督 そやね。(浜中の本塁打は)切れるかと思ったが切れんかったな。よう粘ってくれた、打線はね。投手がもう少し粘らなイカンな。 ―最後のポートにも粘ってほしかった? 星野監督 ポートじゃないでしょ。藪? う〜ん、藪もいいピッチングしたな。バツグンやったな。でもいつもの2ー0からの四球があって、クルーズにも2ー1からやろ。もったいないな。パワーはあるが穴の大きい打者なんやから、もう少し考えてほしかったな。もったいないわ。 ―その後も抑えられなかった。 星野監督 後がいかんわな。関川の当たりはしょうがないとしても…。あれはいかんな。 ―「甲子園の延長戦で勝て」と言っているが? 星野監督 (阪神が強いと)みんなが買いかぶってるだけや、勝手に。 4月6日「あんなん野球人生で初めて見た」<試合前> ―大勝の後だけに引き締めは必要。 星野監督 そうやな。細かいことに気を使わなイカンな。とは言っても勢いに乗っていかなアカンところもあるしな。そのサジ加減が大事やな。 ―開幕から8試合終え、選手も緊張感がほぐれてきた頃か。 星野監督 うん、開幕時の独特のモノはなくなってくるわね。でも緊張感というのは持ち続けないと。 ―開幕からオーダーを固定できているが? 星野監督 めずらしいか(笑い)? まあこのまま何十試合も続けていければな。もちろん点差が開けばレギュラーを休ませるとかそういうことはしていかないとね。 <試合後> ―中継ぎ投手陣が踏ん張れなかった。 星野監督 もう1回、考えないとイカンな。 ―下柳はボークを取られるなど一人相撲の面も? 星野監督 初先発とはいえ、ちょっと打たれすぎや。パ・リーグはあのルールがあるかと思った。左投手で切り返しなんて考えられん。野球人生で初めて見た。 ―9回、矢野の捕逸も痛かった。 星野監督 あんな大事なところでな! ミスしたら負けるというのはこのコトじゃ! 4月5日初回の犠飛でいいリズムに<試合前> ―眠そうな表情だが。 星野監督 眠くはない。メガネをかけずに本を読みすぎたんで疲れた。 ―伊良部はあれで全開? 星野監督 もうちょっと上がってくるやろ。真っすぐが速くなる。 (ここで通路にあふれる報道陣に) 星野監督 片方に並んでくれよ。両側駐車はイカンぞ。大阪は駐車違反が多いな。名古屋も多いけど道路が広いからな。大阪は車が通れんわ。違反の取り締まりが民間に委託されるらしいな。オレに任せてくれんかな。片っ端から取り締まってやる。 ―前日は犠打ができないなどのミスもあった 星野監督 運がいい、それに尽きるわ。しかしこれでは続かん。ミスのオンパレードでは運が逃げていく。結果オーライは長く続かないよ。反動も必ず来る。 ―昨年は開幕7連勝だが連敗もあった。今年は2カード連続勝ち越しだ 星野監督 勝つのにぜいたくは言わない。連勝の方がいいに決まってる。 ―監督自身の疲れは昨年と比べてどうか。 星野監督 去年の方がきつかったかな…。記者の相手が50パーセントや(笑い)。 <試合後> ―打線が活発だった 星野監督 うん、初回にキチッとバントで送って、犠飛で返していいリズムが作れたな。 ―浜中が2本塁打で貢献した。 星野監督 まあ今までダメやとか言われとったからな。3番金本が前で(犠飛や進塁打など)キッチリ仕事をしてるから浜中は気楽に立てるわな。 ―4回の守備妨害は 星野監督 バントが成功したんだからラインの外側を走らなきゃな。ああいうのは大きいぞ。続くムーア、今岡が安打したからいいけど、そうでなかったらイヤな感じやった。 4月4日金本があれだけ塁に出てるんだから
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