タテじま
仙一語録 タテじま

2002年9月16日〜30日

9月30日

チーム作ってからOBに返したい

 〈大阪市内のホテルで〉

 ―岡田2軍監督と話を

 星野監督 岡田に正式に要請した。当初から横浜から帰って言おうと思っていた。

 ―サードコーチャーということだが

 星野監督 打撃は長いこと見てきたから。違った角度で野球を見た方がいい。それにグラウンドに出てやる方が勉強になる。見ていれば相手守備のポジショニングや肩、走塁のクセなんか分かるよね。それをオレが選んだ。

 ―ポストは

 星野監督 内野守備コーチだ。

 ―いずれは1軍でと考えていた

 星野監督 昨年はやる(コーチスタッフを動かす)暇がなかったしね。とりあえず1年様子を見てと考えていた。2軍監督が長いしね。5年か。長く同じポジションにいるのはダメだからね。

 ―星野監督の後を受ける監督候補に

 星野監督 それはオレが決める問題じゃない。ただきちっとしたチームを作って(阪神の)OBに返したいと考えてきた。それ(受け継ぐ人材)がだれかは球団、オーナーが決めることだ。

 ―オーナーに報告は

 星野監督 球団社長には報告したがオーナーにはまだ。それにこれはオーナーや球団の考えではない。あくまでオレの考え。それを誤解してもらっては困る。そんな弱い人間ちゃうで。

 ―2軍監督は

 星野監督 今検討中。新体制は秋季キャンプから。それが始まる前にきちっと発表する。

 ―来季コーチに西本氏や水谷氏の名前も

 星野監督 外部の人間については正式に契約してからの話や。快諾してもらって初めて言えること。

 ―やめるコーチも当然でる

 星野監督 1軍にいるやつは心配せんでええ。メシは食わす。ただ(残り6試合)見られてるよ。球団、ファン、そしてオレからもな。

タテじま

9月29日

井川、藤本…初回からしらけるわ

 <試合前>

 ―前日、1安打に抑えられた横浜ホルトは

 星野監督 後でビデオも見たけど(変化球の)ブレーキがようきいてたね。でもファウルにせなあかん。ファウル、ファウルで粘ってたら絶対に甘くなってくるんや。

 <試合後>

 ―久々に打線爆発

 星野監督 そうか? まあ反撃が遅いといえば遅いが初回からしらけさせるからな。(井川は)走者を気にして怖いならぶつけとけばいいんだ。それに藤本の悪送球もな。ああいう野球をやってるからこんな成績なんだ。人を代えなしゃあないやないか。あそこ(8回2死満塁)でよくハマ(浜中)が同点に追いつかせたけどな。

 ―2試合連続1安打で終わるかと

 星野監督 そういう雰囲気もあったな(と苦笑)。

タテじま

9月28日

過去のことは知らん。来年を見といてください

 <試合前>

 星野監督 (田中が前を通り)秀太、きょうスタメンか。

 田中 スタメンかと思いましたが違いました。

 星野監督 ハハハ。オレが拒否したんや。

 ―島野ヘッドが持ってきたスタメンと監督の考えが違ったことは

 星野監督 あまりない。だって限られたメンバーやないか。今でこそ、そろってきたが、ケガ人が続出のときなんて「これしかありません」やからな。

 <試合後>

 ―打てなかった

 星野監督 1安打か。それも初回やろ。ホルトはキレがよかったしコントロールもよかった。しゃあないと言うたらいかんが。打線も当たってないことはないが、その上をいかれたね。

 ―川尻は

 星野監督 投手に打たれたらいかんが、トータルではていねいに投げていた。

 ―監督も淡々としてますが

 星野監督 初回の1安打じゃ淡々とせなしゃあないやろ。向こう(ホルト)は変化球多いのは分かってるんやから練習せないかん。あと工夫だな。ローテーションに入って投げてる投手なんだから研究しないと。このままなら同じようにやられるぞ。

 ―10年連続で5割以下が確定

 星野監督 辞表出すか? オレは1年目だから過去のことは知らん。来年を見といてください。もう少し抵抗せないかんがな。

 ―阪神に消化試合はないと

 星野監督 相手がいいとそう見える。オレは抜いているつもりはないよ。

タテじま

9月27日

藪…こんなんやったら、若いヤツにチャンスやるで

 <試合前>

 星野監督 これから(天気)予報はもっと悪いの?

 ―そうですね

 星野監督 ワオッ。

 ―しかし昼前からファンが並んでました

 星野監督 阪神ファンやろ。ありがたいよな。

 (上坂の打撃練習をながめながら)

 星野監督 このチームはサインの見落としが多いね。(中日時代に比べ)倍とは言わんが3分の1は多い。スクイズのサインを出すのも怖い。(三塁)ランナーが走ってなかったからやめたとかな。結果的にはよかったんだが。いつも塁に出てればええが、めったに出ん走者は大事にせな。一番多かったんがあいつ(上坂)や。予想通りやった。

 (バルデスが横を通り)

 バルデス おはようございます。

 星野監督 おはよう、マーク。ビビり。

 バルデス NO! ビビり。

 星野監督 ハハハ。「ビビり」って意味知ってるかって聞いたら「チキン・ハート」と言うてたわ。悪い言葉はすぐ覚えるんやな。

 <試合後>

 ―すべてに雑でした

 星野監督 雑と言えば雑やな。しかし、藪はあんな早く2点取ってもらって、あのままいったら(チームは)6、7点取ってたで。

 ―2ケタ目前で

 星野監督 あと何回、チャンスあるんや。こんなんやったら若いヤツにチャンスやるで。ワシの頭に固定観念ができる。来年も勝たれへんで。ランナー出たらポーンと代えてしまうことになるからな。こんな投球してたらいつまでたってもあかん。

 ―加えて拙攻

 星野監督 (赤星は)1、2打席でヒット出たらポンポンと続くんやけどな。満塁は何回あった(2回)。残塁はナンボや(10)。チャンスやのにピンチになってる。向こうのチャンスになっとる。

 ―やはり練習が

 星野監督 そやな。心が弱いんや。気楽に今まで野球やってたからや。

タテじま

9月25日

浜中、やっぱり4番やな

 <試合前>

 ―優勝が決まっても観客は多そうだが

 星野監督 ありがたいこっちゃな。そういや、週末は天気が悪くなるんか。

 ―この先の雨天中止はやめてほしい

 星野監督 ほんまや、どしゃぶりでもやらなアカンで。

 ―きのうの巨人打線相手に投手陣は頑張った

 星野監督 全員が乗ってたからね。勝って優勝を決めるという時はみんなのっていく。

 ―その打線を藤田はよく抑えた方では

 星野監督 抑えたって、4回で8安打もされてたやないか。

 ―いや、2点によくとどめたのでは

 星野監督 それは言えるけどな。

 ―井川の出番も考えていたのか

 星野監督 そうみんなが思うのに出てこなかったのはなぜか。何か理由があるからやろ。

 ―それは一体?

 星野監督 骨折や(笑い)。

 ―えっ

 星野監督 心配するな。外野におるやないか。頭の骨折や。

 <試合後>

 ―ナイスゲームだった

 星野監督 ナイスといっても相手は控え(酒井)が投げてるんだし、それで1点差だからね。荒れ球だったし、絞りきれなかったけども。それにしてもやな。

 ―浜中が連日の活躍

 星野監督 やはり4番やね。4番がいい仕事をすればチームも盛り上がる。ウチに限らず、どこのチームもそう。1番大事なところだ。ウチの大先輩(明大OBで元阪神ヘッドコーチの本紙評論家一枝修平氏)もきょう(日刊スポーツに)書いてたやないか。4番がいれば…と。1番大事やとな。

 ―理想の4番に近づいたのでは

 星野監督 まだ早い。みんな早いから(選手が)おかしくなる。松井でも何年も我慢したやないか。

 ―井川は復調の兆し

 星野監督 もう少しやね。短いイニングやったし、体を使って思い切って投げてたからな。少し戻ったかな。まだ何とも言えんけどな。勝ってても負けてても、あのイニングからいこうと思ってた。すると3点取ったんで、あっ、コイツ運がいいなと思ってたんや。でもいきなり(1失点)いかれとったな。ボールそのものは悪くなかった。

 ―勝ち投手になった

 星野監督 キッカケにしてくれればな。ある意味、本人もホッとしとるやろ。恥ずかしながらでも勝てば気分がええもの。どんなピッチャーでも一緒や。

タテじま

9月24日

おめでとうと言っておこう

 <試合後>

 ―壮絶な試合だった

 星野監督 ピッチャーがすごい試合にしてくれた。(中継ぎは)頑張ったね。でもこの異様な中で(藤田は)先発して4回で何本打たれた? こういうところで投げてるんだし、もっと感じてくれないとな。漠然と同じ投球をしていたらアカン。

 ―浜中のホームランもすごかった

 星野監督 あれは見事だったね。4番に置いたし、4番のバッティングをしてくれた。意地を見せてくれた。きのうは全然(打線が意地をみせず)だったが。もう少しバッターも意地を見せないとな。

 ―猛虎魂を見たか

 星野監督 まだまだやね。入来も良かったが、まだ一部分しか(意地を)見せてない。チャンスやランナーがいる時に見逃したりケツ引いてたらアカン。まだまだや。

 ―試合中にヤクルトが負けて巨人の優勝が決まったのを知っていたか

 星野監督 それはオレには関係ない。今日の試合に勝つことしか考えてなかった。

 ―原巨人の優勝には

 星野監督 いい野球をやってたね。固定観念なく、みんなをフルに活用していた。控えが年齢的にも充実していた。それがウチとの差や。故障者が出ても故障者が出た雰囲気にならない層の厚さがあった。だからタクトを振りやすかったんじゃないか。それに選手もこたえた。いい野球をさせた他の5球団もだらしないけどな。つぶしあいして、白星を献上して…だからこれだけの差がついた。こんな時期に優勝を決められた原因や。

 ―打倒巨人は

 星野監督 それは永遠のテーマ。私にも、タイガースにとっても。いろんな意味での戦いだ。

 ―開幕も巨人戦だった

 星野監督 因縁めいたものを感じるね。伝統の一戦で優勝が決まるしね。ここでの胴上げもあの時(73年)以来なんだろ。オレも覚えているよ。

 ―異様なムードだった

 星野監督 こういう異様なムードの中でプレーできるのを、いい経験として身につけなアカン。来年の糧にしないとな。

 ―巨人の優勝に

 星野監督 まあ、おめでとうと言っておこう。チャンピオンにふさわしい野球をやっていたよ。これはお上手じゃない、戦ってみてそう思った。

タテじま

9月23日

ケンカ腰でいかな勝てん

 <試合前>

 ―今岡、浜中が1軍に合流したが

 星野監督 ベンチででも応援しとけ。

 ―優勝のかかった試合はやりにくい?

 星野監督 別に。ヤクルトはウチには強いけど、巨人には3回ぐらい3タテ食らってるんとちゃうか。一気に6個もマジック減らしてくるとはな。

 ―3連勝を狙う

 星野監督 今日勝てばええわ。ふだんから3連勝なんてできひんのやから。今日勝てば、また明日になって「今日勝てば」と思えばええやろ。

 ―甲子園での巨人優勝は久しぶりだが

 星野監督 昭和48年だっけ? あの時は(中日で現役投手で)前日は阪神戦やったんや。オレの500試合登板の中で1番気楽やったな。それでも阪神が打たんかったわ。

 ―安藤の先発の可能性は

 星野監督 あるよ。きのうはようゲーム作りよった。フォークを覚えれば、調子が悪くても試合を作っていけるんやけどな。

 ―ジャンボ尾崎が勝った

 星野監督 おお、そやったな。あいつはよう練習しよるからな。大したもんや。

 <試合後>

 ―1発にやられた

 星野監督 そやね。全部1発やったな。ミステークからの1発や。(4回は)うまく(球児が)ゲッツーとって、その後ストレートの四球で…。打たれてもいいけど、打たれ方が悪い。トータルではええ球放ってたと思うけどね。

 ―毎度おなじみ

 星野監督 ああいうところを直してくれんとな。ええかげん、気ついてくれよ。ウチは来季に向かっているんだから。まともにやったら勝てん。相手は乗ってるんだし、完ぺきな目標もあるんだから。ケンカ腰でいかないと。

 ―そういう気持ちは伝わってこないのか

 星野監督 伝わってこないね。こんな野球やってたら来年もダメじゃ。

タテじま

9月22日

最後だけ筋書き通り

 <試合前>

 ―今岡、浜中は巨人戦から復帰か

 星野監督 知らんよ。しかし寂しい話やな。ケガして戻ってきたらすぐスタメンで使わなあかんもんな。

 ―浜中は治りが早かった

 星野監督 捕りにいく姿勢はいいとあのときも言ったがあれで骨折しちゃいかん。せっかく4番として考えていたのにな。

 <試合後>

 ―劇的サヨナラだ

 星野監督 ホント、終わってみれば面白いゲーム。これだけお客さんも入ってくれてたしね。

 ―最高の形になった

 星野監督 そりゃ、1番良かった。八木が打ってくれたんでサヨナラいけるかなとは思ったが。まあ年に1回あるか、ないかやね。勝負というのはこういうこともあるんやな。最後だけ筋書き通りにいったな。ピッチャーは逆、逆やったが。まあ、珍しいな。

 ―最後まで諦めないという気持ちがチームに浸透しているからこその結果

 星野監督 ウチに消化ゲームはないからね。例えサヨナラできなかったとしても、打つ方は諦めてなかったね。

 ―つないだ八木はさすが

 星野監督 八木もそうだが、赤星もいいバッティングしとる。ああいうバッティングをすればみんなつながるんや。

 ―逆に投手陣はだらしなかった

 星野監督 安藤だけゲームにしてくれたな。

 ―中継ぎもダメ

 星野監督 ぶさいくなピッチングをしとる。ごらんの通りや。

 ―片岡はこれをきっかけにしてほしい

 星野監督 (キッカケに)なってくれればな。来年もあることだし。しかし初めてみたな、あんな(片岡の)ホームランを。風がいいから上からぶつけろと言ってたんや。ヒー(桧山)とどちらかが放り込んでサヨナラせえと言うてたんや。まあ、滅多に当たらんけどな(笑い)。

タテじま

9月21日

投手に2点目やったらアカン

 <試合後>

 ―9回はアリアスの1発でよく追いついたが

 星野監督 もったいないね。

 ―投手に打たれてはダメ

 星野監督 最悪やな。オレが最も嫌がることをしとるな。野球やから1(失)点はあるとしても、ピッチャーに打たれて2点目をやったらアカンな。同点やリードした場面になると、ガラリと変わるやつが多すぎるわ。給料上げるチャンスやのにな。(伊達は)もう1回頑張れは、ウチは1番からの打順になる。そういうこと考えんのかな。もっと強くなってくれんとな。メシを食っていけんで。

タテじま

9月20日

藪は8番歩かせ投手に二塁打…これじゃたくさん勝てん

 <試合前>

 ―きのうは練習休みだったが、ゆっくり休めたか

 星野監督 休めるわけないやろ。今年ゆっくり休んだのは1日だけや。家で1日中パジャマ姿でいたよ。オールスターの時も東京、大阪を往復しとったしな。

 ―休みの日にテレビで野球は見ないのか

 星野監督 1年中、毎日見とるのにテレビで見るか。でも幸せなことや。

 ―野崎社長が、なんとか5割で終わってほしいと言っていたが

 星野監督 そう思ってるよ。11勝4敗か。難しい数字じゃないやろ。

 ―今岡、浜中も23日には合流できそうだが

 星野監督 そんなにすぐ出てこれるんか。上にいるもんがだらしないな。あと5試合ぐらいゆっくり調整してください、と言えるぐらいでないとな。それぐらいの層ならいいが。

 ―残り15試合、終わり良ければ…か

 星野監督 続きがないやないか。続きは「すべて良し」だが、そうじゃないしな。

 ―オーナーが全面バックアップすると言っている

 星野監督 フロントはかわいそうやな。後はフロント次第なんて言われたらな。プレッシャーかかるで。

 <試合後>

 ―久しぶりの地元白星

 星野監督 白星ならどこでも気分いい。

 ―最後まで分からない展開だった

 星野監督 それが野球。ミスした方が負けや。

 ―藪はまずまず

 星野監督 トータルとしてはボールそのものは良かった。しかし2回の1点がな。8番に四球でピッチャーにツーベース。これは最悪。これを許しとったらたくさん勝てない。これやったらムードが壊れちゃう。すぐに赤星が打ったからよかったが、いや、いいというもんじゃない。これも直していかんとな。成績悪かったのは直してなかったからや。

 ―相手のミスで助かった

 星野監督 (1回は)あげる、あげるの1点なのに、あそこでつぶさんとアカン。そりゃ(長谷川も)元気になるわ。

 ―赤星が4安打

 星野監督 アイツ、エエ時と悪い時が極端や。最後のバッティングが1番良かったな。藤本にあれをやってほしかったが、ポーンと打ち上げよった。しかし赤星が得点に絡んだんやからな。こういう時はほめてやらんとな。最初に引っ張った(一塁線を抜く三塁打)やろ。下の回転を使えばああいう打球があるんや。キャンバスのとこがあることを見せとかんとな。いつもセカンドゴロじゃアカン。するとシフトも変わってくるんや。

 ―吉野は

 星野監督 金本の四球は攻めての四球やからまあ許してやる。でもその前がアカンな。

 ―バルデスの8回途中からの投入が続いているが

 星野監督 バルデスしかないやろ。2点差やし、勝とうと思ったら。そりゃ金沢も伊達もおるけども。

タテじま

9月18日

西武の優勝?興味ない…Gの胴上げ阻止?遅すぎる

 <試合前>

 ―近鉄中村がFA宣言をすると明言したが

 星野監督 そうなの。でも想像でものを言えんからやめとくわ。

 ―阪神も調査するのか

 星野監督 調査するのは当然やろ。FAというのは本人の権利なんだから宣言すればいいと思うよ。ヒー(桧山)のことだって、宣言するのは何とも思わないよ。オレはそのことでヒーとは何も話してないけどね。まあ、くる時がくれば、球団の方針、チームとしての方針をしゃべるよ。

 ―きのう(17日)の岡田2軍監督との会談は優勝報告か

 星野監督 優勝報告だけのわけがないやろ。自由契約選手についてもそうやな。できるだけ早く言った方がええやろな。秋季練習が始まるまでにな。

 ―秋季キャンプのメンバーは

 星野監督 野手11人、投手11人や。井川? 当たり前やろ。そういう質問をすることがおかしい。  ―片岡を参加させるか難しい?

 星野監督 いや、難しいことじゃないよ。来い、とも言えるし、本人に決めろとも言えるしね。

 ―日米野球もある

 星野監督 まったく興味ないね。興味あるのは審判がメジャーの選手相手に新ストライクゾーンを取れるかどうかだね。

 ―きょうにも西武の優勝が決まるが

 星野監督 まったく興味ない。オレが興味あるのは阪神のことだけや。

 ―23日のTG戦が巨人の最短優勝だが

 星野監督 23日が最短なら可能性あるね。そうなったら祝福させてもらうよ。お客さんもたくさん入るだろうし、営業的にはええことや。選手の意地に期待? そんなもん、遅すぎる。

 <試合後>

 ―藤田は

 星野監督 よう投げたよな。時々素晴らしいフォークを投げとったな。あれがもう少し多くなれば打てないよ。80球ぐらいから真ん中に集まりだした。球児(藤川)とそっくりや。伝統か? オレの知っとる(阪神の)投手陣はあんなんでないけどな。

 ―代え時が難しかった

 星野監督 6回はいかさなしゃーないやろ。7回まで投げさそうと思ってた。覚悟決めてたらゲッツーとってくれたから「よしっ」と。7回までは投げんと成長せんからな。5〜6回を投げて勝ち投手で喜んでいたらアカン。

 ―快勝だった

 星野監督 最後に軽率な守備しとるやつ(田中)がおる。ああいうプレーをしとるからアカン。何が起きるか分からへんやないか。めちゃくちゃ腹が立つわ。病気やぞ。

 ―アリアスの1発も大きかった

 星野監督 そうやな。でも連打が出えへんな。

 ―28本はラッキーゾーン撤廃後、新庄に並ぶ最多タイだが

 星野監督 そうか、良かったよ。

 ―また3タテも阻止した

 星野監督 どうでもええわ。

タテじま

9月17日

藤川はここ最近じゃ一番悪かったな

 <試合前>

 ―井川はどうか

 星野監督 7回3失点だろ。藤田や藤川ならようやったと言えるけどな。

 ―課題は何

 星野監督 球種が少ないことやろ。春先は真っすぐがきていたからチェンジアップが有効的やった。でも真っすぐがアカンようになると捕まってしまう。

 ―アドバイスはしてるのか

 星野監督 何も言うてないよ。こんなことは自分で乗り越えるしかない。這い上がってこないとな。今年中に乗り越えんとアカン。でないと来年、またこの時期に負けると頭がもたげてくる。

 ―タイトルも苦しい

 星野監督 億を放棄しとるな。前半戦のままいっていたら億か、それ近く(年俸が)いったやろな。だから結果オーライはアカンと言うんや。勝ってる時も言うとったやろ。ベルリンの壁ほどじゃないが、大きな壁やな。

 ―FA制をどう思う

 星野監督 阪神でFAはヒー(桧山)が初めてぐらいか。

 ―新庄もいた

 星野監督 そうやったな。でも複数年というのはどうなんだろうね。自信がないやつが複数年にするのと違うんか。オレらの時代は複数年なんて考えもしなかったけどな。ただオレの持論だけど、単年の方がいいと思う。松井みたいに複数年を拒否して単年にして40本打って、また2〜3億円上げればいい。やめる権利、やめさせる権利はあった方がええやろ。まあ、本人の考えもあるけどな。オレは1年1年や。

 ―監督の契約も1年1年にしているが

 星野監督 オーナーには5年やってくれと言われたんや。でも断った。1年でいいと。失礼だと思ったんや。中日時代はずっと1年1年だったのに、阪神にきて複数年を結ぶのは信用してない証拠のように思われるのが嫌やった。1年で放り投げるわけがないやろ。

 ―自信があったからでは

 星野監督 もちろん、1年1年の契約を結ぶには、根底には自信があるよ。

 ―今年の阪神ファンはマナーがいい

 星野監督 負けている試合でも最後まで応援してくれるもんな。涙が出るで。

 <試合後>

 ―藤川は踏ん張ってた

 星野監督 ここ最近じゃ一番悪かったな。でもようもってたよ。後は同じことやっとったな。またや、寂しいな。

 ―中継ぎも炎上

 星野監督 (吉野は)あの(福留への)四球がアカンな。それと(その後の1死満塁で三ゴロを)ゲッツーとってやらないと。プロじゃない。ベテランのサードとキャッチャーなんだから。ランナー残すと金沢に負担がかかるからね。

 ―古巣対決で注目されたカードだったが

 星野監督 そやな。シーズン終わってから言うよ。

タテじま

9月16日

井川はコントロールをしっかりせんと…

 <試合前>

 ―エース対決ですが

 星野監督 あ、きょう井川か。

 ―勝ち星から遠ざかっている

 星野監督 勝ち星はついてないが内容はようなってきてるよ。この前(10日、ヤクルト戦)も負けたけど打たれたボール以外はキレてたからな。チェンジアップを投げすぎるのと投げすぎんのと極端なんや。チェンジアップは腕を振らないと効き目ない。高めにいくとえじきだしね。

 ―勝つのは時間の問題

 星野監督 投打のバランスもあるが先に点を取られんかったら何とかなるやろ。

 ―前夜の試合、抗議は上原への影響も頭に

 星野監督 (ニヤリ笑い)そんなんないわ。(沖原が)変なボール振らされてたやろ。

 ―監督なら1死満塁で上原を代えた?

 星野監督 難しいね。オレも井川が投げていて、ああいう場面になったら悩むやろうね。向こう(巨人原監督)も交代を考えはしたやろ。(上原が)連勝できてなかったら代えたかもしれんな。

 ―投手交代は難しい

 星野監督 そうやね。きのうも(1点リードして)9回裏、松井、斉藤と続くところで吉野を出す勇気はまだないもんな。思い切って使わなあかん場面もあるが、そういうのが来年は少しあったらええね。

 ―今季3タテされたのがまだない

 星野監督 レベルの低い話や。5割をキープしてる中でなら評価できるが。

 <試合後>

 ―先制点が痛かった

 星野監督 2死からやられたらキツイよな。緊迫したゲームになってくれんと。(川上)憲伸からそう点は取れんやろう。1点を争う攻防をせんとな。向こうが点をやらんかったら、こっちもやらんという気持ちでいかな。

 ―井川で勝てないのは厳しい

 星野監督 そうやね。めぐり合わせというのもあるが、エースと呼ばれるからには緊迫した展開にしていかんと。打てんのは最悪。0じゃ勝てんからな。

 ―7試合続けて勝ち星なし

 星野監督 知らん。本人に聞いてくれ。オレがどうこうできるもんやない。オレも投げれんし打てんぞ。

 ―原因は

 星野監督 コントロールをしっかりせんとな。高橋光に(4回、本塁打を)打たれたんも逆球やろ。チェンジアップも甘い。スピードはこんなもんだろうがコントロールだね。

タテじま
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