タテじま
仙一語録 タテじま

2002年3月1日〜15日

3月15日

プッシュ失敗―練習するしかない

 (試合前)

 ――同一リーグとの戦いが3試合続くが

 星野監督 見せない? それはないよ。オレがそんなに腹黒いか。それは向こう(横浜)のオッサンや。

 ――かなり高めまでストライクを取られているが

 星野監督 結局は審判がかわいそうやな。急に高くしようったってな。打者にしてみれば消費税を一気に15l取られるようなもんや。生活に関わってくるで。あれじゃ、日米野球なんてできない。笑われる。

 ――投手には有利

 星野監督 新ストライクゾーンを有効に活用している投手なんておるんか。スッポ抜けたのが全部入ってるだけやろ。高めの変化球なんてみんなそうや。

 (試合後)

 ――5回のスクイズはうまくいかなかった

 星野監督 スクイズ? あれはプッシュやね。技術的な失敗やからな。これは練習するしかない。

 ――セーフティースクイズをするのは実戦で初だが

 星野監督 (普通の)スクイズでもアウトやったな。練習すればいいんだ。

 ――川尻はまずまずか

 星野監督 まあまあや。(2回小川に浴びた2ランは)カウント2−3から、あれはもったいない。ボールそのものは、まあまあやろ。

 ――初完封負けだが

 星野監督 ゼロは面白ろうない。何とか2点や3点取らないとな。

 ――野村の投球がうまい

 星野監督 野村は先にストライク取って、いろいろ料理するタイプ。なのにストライクの甘いのを見逃し、難しいところに(勝負に)いっている。術中にはまっている。1番の反省点や。ペナントで放ってくる相手出し、パターンも変わってないんだから、繰り返し取ったらアカン。

 ――片岡も久しぶりの実戦だったが

 星野監督 (この前は)アクシデントがあって、今日も心配してたけど…。じょじょにペースが上がっていくやろ。

 ――カーライルの仕上がりが心配だが

 星野監督 何を言わせたいんや。ご覧の通りやろ。

 ――金沢は使えそう

 星野監督 2イニング、又は3イニングの投手だがな。投げっぷりがよくなっている。低めにいけば十分いけると思うよ。

 ――点が取れずに面白くないのは、相手が同一リーグだからか

 星野監督 そういうことも言えるな。

タテじま

3月13日

アリアス、練習のタイミングなら…

 (試合前)

 ――今日もいい天気

 星野監督 でも記者席は寒いやろ。いまどき屋根がついてない記者席は甲子園だけちゃうか。

 ――初めての一塁ベンチからのさい配はどうか

 星野監督 うーん、試合が始まれば一緒やろ。

 (試合後)

 ――浜中に待望の1発が出たが

 星野監督 デカかったな。いいタイミングで振りにいった。いい日と悪い日と極端やな。最後(4打席目の右前打)もいいヒットやった。だんだん良くなってきているのは確かやね。

 ――浅井も攻守で活躍

 星野監督 (日本ハムの)岩本はなめきっとったな。しかしパンチ力あるし、きのうも打点挙げているしな。スローイングもキチッとしている。多少慣れてないからリード面は課題があるが、楽しみなキャッチャーやな。

 ――アリアスは深刻か

 星野監督 ちょっとタイミングがズレているね。今、一生懸命だよ。ほんの少し(体が)前に出ている。練習のタイミングで打てればいいけど。ホンチャン(試合)でズレている。

 ――試合に出ながら修正した方がいいのか

 星野監督 だから今日も最後(9回)までいかした。浜中じゃないけど、試合で出るとコロっと変わるからね。

 ――1番打者は日替わりだが

 星野監督 もちろん、テストだよ。まだ答えを出すのは早い。まあ浜中を6、7番に置くと怖いね。早くクリーンアップ打ってくれる力を付けるといいが。

 ――伊達は良くなかった

 星野監督 5回 1/3 か。そのうち何回、ノーアウトから打たれている? 先頭打者を簡単に出したらいかん。(初球の)入り方が悪いよ。もう少し考えたら。ジャイアンツ戦の方が良かったね。良い悪いがハッキリしすぎや。特別悪くないけど…。本人には指摘したよ。

 ――金沢もまだまだ

 星野監督 バラバラや。投げ急ぎだな。ああいう投げっぷりかも分からんが。悪くないが、まとまりがない。使っていけば慣れていくと思うけど。

 ――オープン戦半分を終えて8勝1敗1分けだが

 星野監督 勝敗は1つの課題。それなりにクリアしている。

 ――課題も多い

 星野監督 サインだしてないのに飛び出してアウトになるやつ(8回代走の田中)がおる。芝草はけん制がうまいが、1回目にバック食らい、2回目でアウト。足の速いやつが陥りやすいミステークや。アホみたい。1アウトからや。そのためのピンチランナーなのに…。もう少し大事にいかんとチャンスなくなる。そそっかしいのは知っとるがな。点差あるからいいというもんじゃない。2回同じことをやられてはいかん。

タテじま

3月12日

7、8点取らなアカン

 (試合前)

 ――天気に恵まれている

 星野監督 そやな。試合はずっと出来てるもんな。雨はドームの時ばかり。若手のピッチャーにとっては、試合が流れないのはありがたいよ。チャンスがなくなるからね。ここで6試合あるが、今週の天気はどうかな。

 ――このままだとオープン戦でまず優勝だが

 星野監督 優勝といってもなぁ。春強くても仕方ないよ。秋に優勝せんとな。開幕して今度、本気で勝ちにいったら負けたりしてな。おかしなもんでね。ベストメンバーになると負けるんや。不思議なもんやで。

 (試合後)

 ――片岡は骨に異常がなくて良かった

 星野監督 久しぶりにヒヤッとしたな。コントロール悪いの(ロッテ高木)があんなとこ放って…気をつけてくれんとな。大事に至らんで良かった。しかしスイング、スローイングがなぁ…。せっかく足が治ったのに。しゃーないな。

 ――11安打で3点だが

 星野監督 今日は7、8点とっとかないかん。2回(無死満塁)も大事に行き過ぎた。取れる時にとっとかなアカン。だからクロスゲームになる。

 ――浜中の併殺が痛かったか

 星野監督 アウトコースの高め。あれに引っかかったらアカン。そしたら、ああなる(遊併殺)。2回目(の好機で)はうまく追っ付けた(右前打)が…。(満塁弾の)今岡と並ぼうと思っとるからや。センターから右への気持ちがあったら(中前打した)ホワイトと同じ形になるが。

 ――ホワイトは勝負強い

 星野監督 あまり書くな。アリアスがヤキモチを焼くからな。これはジョーク半分、本気半分。アリアスは(走者を)返したい、打ちたい気持ちは分かるが、体まで前に出てしまっている。

 ――バント失敗もあった

 星野監督 (8回裏無死一塁で上坂がバント失敗で捕飛)決めのところでバントを決めなアカン。あんなみっともないことしやがって…恥ずかしい。(3回の)坪井の進塁打のように、ああいうアウトのなりかたならな。バントを失敗してもなんとか走者を進めるスタイルにもっていかんとな。

 ――藪も好投した

 星野監督 微調整の段階まできている。ボールは高いが、もう少し腕が振れてくれば低めにいくやろ。そこをテーマに開幕までにやっていけばいい。

 ――バルデスも甲子園でセーブを挙げた

 星野監督 (初球に足を痛めたようで)ビックリした。ヒザでも痛めたんかと思ったよ。その後はセーブして投げとったな。怖かったんやろな。1点差で出て抑えたのはいい練習になった。ただ攻撃は1回(のチャンスで)決めないと、(相手を)殺せるところで殺さんと仇討ちされる。

 ――井川が風邪だが

 星野監督 風邪なんてどうってことない。アホだ。そんなこと言うとったら開幕も吹っ飛ぶぞ。あっ、言ってしもたがな。

タテじま

3月10日

9回の1点で普通は決まりやけどなぁ

 ――最後はよく粘った

 星野監督 最後はそうね。もっとはよ、ああいう形を作らないかんけどな。9回に1点とられた時点で普通は決まりやけどな。追いついたのはよかったね。

 ――チャンスは作っても決定打が……

 星野監督 チャンスの時に見るからな。もっと積極的にいかないかん。待つのがクセになってる。追い込まれたら際どいボールに手を出してしまう。そういうところだね。

 ――その中でホワイトの勝負強さは光る

 星野監督 きのうは(岡本に)3球三振か。同じパターンで攻めてくるだろうからね。配球を読みよるな、あいつは。カウント1―3からの変化球に戸惑っていたが、日本の野球はそうじゃないとレクチャーしてたけどね。

 ――谷中が好投もアクシデント

 星野監督 まあペナントでは投げるだろうがね。しかし、打球を利き腕に受けるのは心掛けが悪いな。右腕だけは本能的にかばわないかん。でも、本能的に打球をつかみにいくヤツもおるけどね。オレなんかもそうやった。

 ――左中継ぎ陣は厳しい結果に

 星野監督 走者がおったら西川じゃないな。最近、投げさせてなかったから試しにいったが、ホームランはないな。この逆風で。走者がいたらやはり遠山、弓長か。走者なしでは西川でもいいが。

 ――2度目登板のルーキー安藤については

 星野監督 よくなかったね。あそこでホームランを打たれとったらあかんわ。プロをなめとったらこうなるで。1点が2点、3点も意味するからな。もう少し考えてやらんとな。

 (突如、表情が険しく)

 星野監督 しかしベンチのやつも(気持ちは)ゲームに入っとかないかん。ピンチヒッター、ピンチランナーと言っても、出てくるのが遅いで。ゲームに入ってない証拠や!

タテじま

3月9日

2回の攻撃は最悪や

 ――投手陣がそれぞれに好投

 星野監督 2番手がよかったから1番手が目立たんかったな。(星野は)もうひとつかな。まあまあやがもう少しコントロールがついてくればな。それに独特のカーブももう少しピュッと上がってストンと落ちるようになってくればね。

 ――ムーアはよかった

 星野監督 この前もよかったしなあ。打たれんかなと思って見てたんだが。

 ――ローズを三振にとったボールも鮮やか

 星野監督 いいとこいったね。あそこはローズでも打てんだろう。あとは攻撃。2回の(田中)秀太やな。バントをさせないでどうやってつなぐか楽しみに見てたら最悪や。初球の甘い球を見逃して、空振り、空振り。こういうのをなくしていかんと。

 ――阪神の課題

 星野監督 ああいう場面(無死一、二塁)でバントしていくしかなくなるやろ。ああいうことができんとね。ゲッツーはないんだからね、秀太、赤星、上坂らは。どうにかつないで最悪でも一、三塁にせないかん。そういう野球をやらないとピッチャーは苦しいで。一応、右打ちの指示は出してたんやけどな。

 ――ホワイトは

 星野監督 詰まっていたが、上からガツンと叩いてるから(打球が)伸びるんだね。それに雰囲気を持ってる、雰囲気。雰囲気というのは大事だからね。野球が楽しい。打席に立つのが楽しい。守るのが楽しい。そういう気持ちがこっちに伝わってくる。(野球選手は)そうじゃないといかんな。重苦しいのはいかん。

タテじま

3月8日

1番・今岡は田淵コーチの推薦

 ――札幌、そして松山と移動が大変です

 星野監督 そやな。(札幌に)もう1泊したかったな。営業が試練を与えてくれたんやろ。開幕であれだけ関東での試合が続くのに、オープン戦で1試合もないのも、試練を与えとんのやろ。

 ――ホワイトがいよいよデビュー

 星野監督 戦力が豊富だからね(とニヤリ)。使えるようになったんだから使うだろう。体は清原にも負けへんで。(ああいうタイプは)骨太なんだろうな。だから肉がついても体を支えられるんだろう。あとはチーフ(田淵コーチ)に聞いて。オレは彼が持ってきたオーダーを使うだけ。きのう(巨人戦)もな、オレは1番上坂やったんや。でも田淵が今岡を推薦した。当たった。出会い頭の交通事故や。

 ――ホワイトは一塁も守るのか

 星野監督 ええっ(と驚いたフリを見せニヤリ)。メジャーでも守ってたらしい。だれでも守れるわな、一塁は。ケージの後ろのヤツ(田淵コーチ)も西武時代に守ってた。聞いたら阪神時代にライトも守ったことがあるらしいぞ。

 ――外国人選手の競争も激化

 星野監督 頭が痛いわ、いい意味で。ただ投手はカーライル、ハンセルが遅れとるからな。

 ――先発は星野

 星野監督 今年はやると思うよ。これからは毎年、最後、最後の積み重ね。若いヤツも伸びてきてるしな。ただあいつが入ってくれば(先発)左3枚で楽になる。

 (話している間に浜中が打撃練習を開始)

 星野監督 浜ちゃんもトンネル7分ぐらい、ボワッと明かりが見えてきたかな。ここで一気に脱け出さないかん。しかし、もう少し肉をつけんといかんな。見た目に大きく見えないやろ。筋トレとかやってんのかな。

 ――あまり好きではないようです

 星野監督 それじゃあかん。仕事だと思ってやらないと。打撃練習、守備練習と同じようにやらないかん。(中日)ギャラードも140 キロ 台だったのが、筋トレをやって150出るようになった。肩も強くなるし元々、飛ばす能力はあるんだからもっと飛ばせるようになるよ。やるのは若いうちがええ。体が変わってくるのが分かるから、おもしろくなってくるんだ。

タテじま

3月7日

「原田は面白い」「伊藤も完ペキ」

 (試合前ベンチで談笑)

 星野監督 浜中はいくつや? 23か。しかし、巨人の選手はみんな体がでかいな。清原なんかこんなぶっとい腕をしとる。阪神の選手ももっと肉をつけないかん。1週間ぐらい部屋にこもらせて食わせて食わせてそれから筋トレをガンガンやらせてみようかな。

 ――原監督は「胸を借ります」と言った?

 星野監督 オレが言ったんだよ。当たり前じゃないか。

 ――ところで巨人の新ユニホームは?

 星野監督 ああ、そうか。全然意識しとらんかった。あれは公式戦でも着るのかな。これ(阪神のビジター用)はいつ変わったんだ。昨年? タテジマのやつは変えようがないもんな。しかし(背中を向けジャンパーの虎の絵柄を見せ)何で目がひとつなんだ。娘に言われたよ。テレビはこの目が光って見えるらしい。

 ――だるまのように優勝すればもうひとつ目を

 星野監督 (ニヤリ笑い)いつになるか分からんじゃないか。

 (試合後)

 ――最後はキッチリ締めてほしかったか

 星野監督 あそこが成本らしいところ。今に始まったことじゃない。

 ――4発打たれたが

 星野監督 松井の最初のやつ(本塁打)は技ありだったな。後の(6回に打たれたソロ)は、打ってくださいのホームラン。(吉野は)ボールを置きにいった。後藤(に打たれた)のも、もう1回打てといっても打てない。

 ――浜中が3安打だが

 星野監督 3本? あ、そうか。ようやく打ったな。だから(トンネルを)抜けたら行くと言ってたじゃないか。次が問題だけどな。この前(の大阪ドームでのオープン戦)と今日で、これで抜けなアカン。センター中心に打っていけば、ああいう格好になるんだから。

 ――今岡も意地の1発

 星野監督 ひと振りでうまく決めたな。

 ――今岡1番はあるか

 星野監督 ありうるな。こういういい結果を出せばね。

 ――他の選手も頑張った

 星野監督 伊達もまあまあ、原田は面白い。アツ(伊藤)も完ぺきやった。

 ――巨人の印象は

 星野監督 初回から送りバントをやってくるとは思わんかった。ビックリしたよ。打ってくると思ってた。しかし最初(1回の)リードがアカン。1球目からガンガンきとるのに…交わせば、ちょっと面白い配球になったのに。

 ――巨人に勝ったが

 星野監督 このメンバーでこれだけやったんやからな。今日は全部試したよ、いろいろとな。

タテじま

3月6日

これからは「原監督」と言わな

 ――アリアスが別メニュー調整を

 星野監督 アレがおらんかったら困るやないか。無理はささんが、ここまできたら自分の責任で処理せんとな。いろいろこれから出てくるわね。故障者が出るとか、それも戦いになってくるからね。巨人は故障者出てないの?

 ――元木がカゼ

 星野監督 それは珍しいことじゃないだろう。外出できない? あいつには痛いな。チームにとってはいいことだろう。

 ――開幕戦の相手と意識

 星野監督 何十年も戦ってきてるんだからね。向こうの戦力なんて丸裸になってるわけだから。こっちの戦力を知らないというのは相手に言えるけどね。

 ――原新監督の印象は

 星野監督 若いころから知ってる。彼のキャラクターや野球観も分かっている。意外とオーソドックスな野球をやるんだよな。打者の方はね1、2番を入れ替えてきた。どっちを持ってきても2人ともいいわな。それはその時の監督の考えでいいことだろうし。あとは変わらんでしょ。投手の使い方は鹿取が仕切ってくると思う。ある意味では手ごわいかなという感じを受けるよ。鹿取は優秀なコーチだと思うよ。

 ――今まで「タツノリ」と呼んでいたのが出る?

 星野監督 そりゃ言っちゃいかん。飲み込んで「原監督」と言わなあかんわな。プライベートは別だが巨人の監督なんだから、呼び捨てはいかん。

 ――阿部7番、8番元木というオーダーは

 星野監督 元木が8番? ホー、うちに負けないいい打順だね。元木が8番にいたらイヤだよな。すごい打線だよな。ただそういうのを抑えると自信になる。明日は(先発)伊達か。あれは多分、抑えるだろう、今の打線なら。

 ――楽しみか

 星野監督 原新監督になってどういう雰囲気でどういう野球をやってくるか楽しみだよ。オレも昨年持ってたタレントと今年は違うから。とにかく阪神と巨人に元気がないとこの業界は盛り上がらない。向こうもそう思っているだろうし。

 ――巨人のユニホームを見ると目の色が変わる?

 星野監督 オレだけじゃないだろ。巨人と戦う、巨人を倒すのは、巨人以外の者のロマンじゃないかな。それをはねのけるのがまた巨人であって、そこにおもしろみを見いだせるんじゃないかな。

 ――選手も同じ気持ちか

 星野監督 それは聞いてみて。ただ「オープン戦やんか」と流されたらオレはイヤだね。許せないね。

 ――ゲームへの視点は

 星野監督 勝ち負けは別として戦いぶりが楽しみだな。目つきとかしぐさそのものとか。怖がらないということやな。より一層、勇気を持たないかん。きのうのゲーム(近鉄戦)もそう。空振り、アウト、結果を怖がったらあかん。オレだって結果を怖がってたら監督は引き受けれんぞ。悪い結果を考えたらね。絶対によくするんだというね。監督としてはオレが10年ぐらい上だが、戦力としては向こうが年上だからね。年上にかかっていくにはよっぽど気合入れて、腹くくっていかないとあかんぞ。

タテじま

3月5日

審判に怒!!高め意識しすぎ
試合がめちゃくちゃになる

 ――ルーキー安藤が好投

 星野監督 1イニングだけど、うーん、初登板にしてはラインが崩れてなかったね。(投げる回数を)徐々に増やしていけばいいんじゃないか。

 ――ほぼ捕手が構えるミットにいっていた

 星野監督 最初に投げたヤツとは随分違うな。

 ――そのカーライルが炎上

 星野監督 やっぱり投げ込んでないから、あんなもんじゃないの。みんな抑えたら投手コーチが困っちゃうよ。

 ――藪も昨年この時期に比べれば上々の初登板

 星野監督 昨年? 知らないもん。ただ、もうちょっと低めにこないかんな。藪の投球ならな。しかし、けっこう腕が振れてたな。あの感じで低めにコントロールできればいいね。

 ――審判はかなり高めを

 星野監督 きょうのアンパイアは難しいんじゃない? チーフやるのは。うちが打てんかったからじゃなく向こうも戸惑ってたからな。高めをとらなあかんと意識しすぎてる。オープン戦で調整する狙いもあるんだろうが、もうちょっと現場の意見に耳を傾けないと試合がめちゃくちゃになるぞ。

 それにしてもあれだな。高校野球も大学も社会人もこのストライクゾーンにしないとな。アマチュアの選手がプロに入ってくるわけだから、プロに入ったらみんな打てなくなるぞ。ルール委員会というのがあるのか分からんが、日本の野球のルールというものをしっかり決めんとな。メジャーが高めとるからといって、あそこまではとらんぞ。(相手チームと)同じ条件とはいえな。これ、勝ちゲームの時に言えばよかったがきょうが一番ひどかったから。きょうはこんなもんかな(と自ら会見を打ち切り監督室へ)

タテじま

3月4日

栃東のけいこ見て「吸い込まれちゃうね」

 ――栃東のけいこを見学した感想は

 星野監督 久しぶりに迫力あるけいこを見たな。吸い込まれちゃうね。ぶつかりってきついんだろうな。わが選手ももっと打ち込み走り込みせないかんな。たまに違うスポーツを見るのもいいんだよね。

 ――大関とは

 星野監督 優勝してから会うチャンスがなかった。すぐキャンプに入ったし、きょうしかなかった。また強くなった気がするよ。落ち着きが出てきたし、地力がついたというか、下半身がしっかりしてきた。久しぶりに顔も見たが、色つやもよかった。

 ――春場所は綱とり

 星野監督 横綱ねえ。勢いというのもあるし、難しいとこやな。

 ――今度は「虎」の化粧まわしを

 星野監督 まだ作ってないよ。今度は3つ(横綱は三つ揃い)贈らなあかんからね。

 ――オマリー氏がコーチとして入団

 星野監督 田淵、和田、オマリーの3人でよくコミュニケーションをとってうまく運んでいる。オマリーも体験をふまえてよくレクチャーしてくれている。技術的なことだけでなく、野球文化も含めて今後もやってくれれば彼らのためになるだろう。

 ――やはりハートか

 星野監督 技術面もそうだし配球を読むのがすごくうまかった。配球を読むのは投手にも勉強になる。オマリーにはバッテリーのミーティングにも出てもらおうと思っている。外国人選手に対する攻め方も我々と違った見方しているし、いろいろ参考になるだろう。

 ――前夜テレビで矢野を2番に据える構想を

 星野監督 メシ食ってた時に田淵が言ったんでおもしろいかなと思ったんだ。でもキャッチャーという重いポジションでずっと続けるのは矢野も大変やろな。そんなこと言われてるようじゃ(本来2番打者に期待されている選手が)ダメなんだけどな。

タテじま

3月3日

ムーアが最初からいい投球するとは

(朝食後のホテルで)

 ―きのうの励ます会は盛大だったか

 星野監督 そうだね。あれだけ集まるのはなかなかないかな。去年、中日監督をやめた時、ここ(岡山)で300人ぐらいが集まって送別会を開いてくれた。それ以来やね。

 ―著名人も来ていたが

 星野監督 天皇陛下のお姉さん(池田厚子さん)も来てくださったよ。娘の結婚式にも出ていただいたことがあってね。家にも遊びにいったことがあるよ。

 ―岡山は阪神ファンも多いそうだが

 星野監督 半分以上は阪神ファンやろ。

 ―タテジマを着ての地元の試合は違うか

 星野監督 全然、いや全然じゃないな。違うな。多少は違うな。

 ―敬遠の反響は大きいが

 星野監督 本当に敬遠というなら1死取ったところでやろ。でも満塁策を嫌がる投手もいるんだよ。オレなら歩かせてもいいような投球をする。それで打ってくれればめっけもんのような。満塁策だとインコースを突けないからね。

 ―明日(4日)はミスタールーキーの試写会だが

 星野監督 きのうビデオで見たよ。阪神ファンのための映画やな。しかしバースの時代のことばっかりや。あれしかないんやな。(長嶋)一茂の演技は上手いよ。ただピッチャーの投げ方ではない。あれは野手投げや。

 ―バス移動が大変だが

 星野監督 バスを代えなアカンや。狭すぎる。あれでは腰を痛めるよ。腰をやられてからでは遅いよ。2時間以上の移動はアカン。前後の幅が狭いからね。もっと広いやつに代えてほしいな。

 (試合後)

 ―井川が好投した

 星野監督 去年の倉敷より良かったな。ちょっと力んどったが。リリースポイントが早かったな。ぜいたく言えばだけど。結果は0だし、気分ええやろ。順調な仕上がりは間違いない。

 ―初完封だが

 星野監督 投手は豪華リレーだったしな。ムーアもバルデスも十分いけそうや。2人とも四球で自滅するタイプじゃない。クイックもできるしね。

 ―ムーアは

 星野監督 最初からこんないい投球するとは思わんかった。バルデスは緊張しとったな。分からんでもないが。

 ―アリアスにも当たりが出てきた

 星野監督 久しぶりに芯に当たったヒットやったな。4番がしっかりしてくれればな。

タテじま

3月2日

坪井「状態がいいでしょ」

 ―なんとか逃げ切った

 星野監督 最終回? 面白くしてくれたな。公式戦並みの心理になったよ。まだオレも運があるな。でも自分で(白星の)明かりをつけたんだし、最後まで明かりを灯さないとな。見逃して、チャンス逃して、送りバントへまやって…(ダメなのは)ああいうところだな。(得点は)ようキッカケを2アウトから打ってつかんだよ。

 ―川尻は計算できそう

 星野監督 良かったね。ストライクを欲しがる癖がある。ピンチでね。(3回まで)そこまでは完ぺきだったのに。もう少しだ。どこでもストライク取れるように。でも、まあ良かった。5回投げて、あれだけの投球ならね。

 ―谷中は

 星野監督 インサイドへの思い切りがなかったな。悪うはないが…。

 ―赤星も2盗塁を成功

 星野監督 (3回は)2アウトからやったな。ああいうところ(が大きい)。同じようなことだが…。

 ―浜中も実戦で18打席ぶりのヒットが出た

 星野監督 18打席? あっ、そうなの。ええところで打って、でもその後でぶさいくな三振しよってからに。でも1本出たからホッとするやろ。オープン戦といえどもな。打点も付いているしな。

 ―坪井もいい

 星野監督 状態がいいでしょ。たまたまDHだけど、いろいろ競争していけばいい。今岡もいい当たりだったな。

 ―最後の敬遠は勝負にこだわったのか

 星野監督 常識でしょ。オープン戦だからペナントは関係ないわけじゃない。だからといって、オープン戦だから成本を左(打者)にも使ったんだし…。ここはちょっと公式戦並みというところもあるが…。

 ―3連勝でファンの期待は高まるが

 星野監督 あんまり喜ばせてもアカン。その気にさせてもアカンな。でもガツガツいって勝ってるわけじゃなくて、自然の流れの中で勝ってるからね。

タテじま

3月1日

浜中は1本出たら変わるやろ
そんなに時間はかからんよ

 ――安藤は楽しみか

 星野監督 このまま順調にいけば4月に勝てるかも、いや3月かも分からんぞ。調子がいいやつが開幕? そうとも限らんぞ。俺の11年間を見ると抜てきもある。経験も実績もあるけど、抜てきもな。抑えてくれればいいんだ。安藤開幕も面白いぞ。井川もムーアも安藤も藪もいるが…。

 ――アリアス二塁は考えているのか

 星野監督 (安芸の)室内で練習したこともあったしね。ハンドリングはいいよ。下からスローイングもできるしね。でも、それより、そう言わせる(セカンドの)2人(今岡と上坂)が情けない。どう思うかや。やるのは簡単。でも、真剣に考えさせないようにしてほしいね。

 ――甲子園は久しぶり

 星野監督 中3の時、記者席の後ろの方で初めて見たんだ。選手は豆粒ぐらいしか見えなかった。友だちが茨木にいたんでね。でも地下街で迷子になって、動いたらアカンと思ったから、ずっとそこにいた。評論家の時は倉敷商の応援でアルプスに2回来た。負けやがって腹がたってね。

 ――現役を思い出すか

 星野監督 ダブルヘッダーで1試合目に完投して、2試合目も出てカークランドにバックスクリーンへサヨナラホームランを打たれたのを覚えているよ。1日で2試合なんて、昔は平気。今なら酷使だな。でも30球でKOされて中5日の調整は大変。3回までにKOされたら敗戦処理に回るというのはどうだ。

 ――ほかに思い出は

 星野監督 大学4年のころ、オレは初めてフグを食ったんだ。こんなにうまいものがあったのか、と思ったね。プロに入って腹いっぱい食べたいと思った。

 ――オマリーはよく頑張っているが

 星野監督 助っ人の打撃投手なんてどうかな。今は外国人投手を多くなっているし、いいんじゃない。アメリカじゃ3Aまでの監督は(打撃投手として)投げられることが条件だからな。

 ――浜中はどうか

 星野監督 1本出たら、パッと変わるやろ。そんなに時間はかからん。

 ――片岡の具合が心配だが

 星野監督 打撃練習をやめさせたんや。打つと言ったんやけどな。2日間中止や。

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