1月31日露天風呂で裸の会見でもする?――前夜はよく眠れたか 星野監督 朝6時ごろ目が覚めて…それから2度寝しちゃったね。部屋からの景色もいいし、内装も満足。天気もいいね。 ――露天風呂は 星野監督 大きな露天風呂なの? まだ入ってないけどね。みんな(記者も)入れるのかな。それぐらい大きいの? じゃ裸の会見でもするか。 ――ユニホーム姿が楽しみだが 星野監督 カメラマンの注文でどのタイミングでグラウンドコートを脱ぐのか、決めているよ。アントニオ猪木みたいにやるか。 ――前夜のコーチ会議はどんな様子だった 星野監督 いろいろな意見が出たよ。そうそう、オープン戦で担当記者をベンチに入れようかという案も出てたな。いいことだと思うよ。ヤジを飛ばしてもらおうと思ってる。みんなベンチなんて入ったことないだろ。いい経験になるよ。雰囲気が全然違うしね。 (安芸市役所、警察署のあいさつの後、球場を視察して) ――(ポカポカ陽気に)最高の気候だが 星野監督 天候は最高の栄養だ。これが続いてくれることを願うよ。太陽が私を歓迎してくれている。 ――球場視察の感想は 星野監督 施設は申し分ない。ぜいたくなぐらいです。全部フルに使いたい。しかしグランドはいいし、芝もいいし、ブルペンもいい。ブルペンの後ろのスペースも余裕がある。 ――1、2軍の入れ替えは頻繁に行うのか 星野監督 1軍の方は落ちたくないと思うだろうし、2軍も頑張らないといけない。いい競争になるのではないか。それより選手がどれだけこの1カ月で伸びるかだな。 ――他球団の007も早々に来るが 星野監督 来るなと言っても来るんだし、ペナントに入れば裸なんだし、ウチもいろんな戦力分析に行っているよ。 ――安芸市役所や警察署では激励を受けたか 星野監督 万全の体制で対応していきたいと言ってもらえた。(球場前のホテルへ帰る国道が)1本しかないので、(渋滞を防ぐために)信号調整とかをしてもらえるようだ。 1月30日悔し涙うれし涙両方忘れているのかな(東京都内のホテルで行われた全日本大学野球連盟監督会で講演した後で) ――大学の指導者を相手にどんな話をしたのか 星野監督 大学4年間で子供たちを育てていく難しさはあるよね。大変だ。4年は長いようで短い。阪神の監督なんて特に短い(笑い)からな。ただプロに入った選手は体力がなさ過ぎる。体力が先、技術は後。高校生、大学生は体力がない。昔の高校生が今の大学生だ。4年ぐらいズレているね。 ――大学野球は大事 星野監督 球界が1つにならないとね。連盟というのが多すぎる。野球にプロもアマもない。1つにするのが我々の使命だろう。ミスターが立教(大)の監督をやり、オレが阪神の監督をやめた後に明治(大)の監督をやったり…既成の枠を外していかないと(野球界は)退化していく。 ――大学野球に学ぶことも多いのでは 星野監督 大学は2〜3人(のスタッフ)でチームを預かっている。阪神のファームもそれぐらいの気持ちでやらないとな。大学の方が選手は伸びる。その原因を探らないとな。阪神に入った(新人)選手を大学に預けても面白いんじゃないか。 ――なぜ伸びるのか 星野監督 プロは給料があるが、大学生は仕送りだけ。門限もあるし、ミーティングがあったりして(遊んでいる)時間がない。プロは大して成績も挙げてないのにえらそうにしてるよ。先輩後輩の上下関係もなくなってきている。 ――いろんな質問がでたのでは 星野監督 練習方法とか、ぶっとばさなアカンのかとかね。しかし例えば高校生が外野でボーッとしてるやろ。ボールは凶器や。オレも昔、(急所に)当たってぶどうみたいに腫れたことがあるが、ボーッとしてたら危ない。そこでケツバットをする。それを暴力といって出場停止になる。これを懲罰というのは間違っている。 ――阪神再建の質問は 星野監督 出たよ。いい選手を(阪神に)送り出してくれ、頼むぞと言った。 (その後、羽田空港から空路で高知・安芸入り) ――大歓迎だったが 星野監督 飛行場であれだけ歓迎を受けると、オオッーと思った。オレ1人だけだからな。いよいよ始まるんだな、と。 ――タテジマのユニホームが楽しみだが 星野監督 この間、撮影で着たが違和感はなかったよ。オレはそう思ったが…みんながなじんでくれたら似合って見えるやろ。野村さんは(タテジマは)違和感なかったな。ストライプ? 着たことあるよ。NHKの野球教室はストライプだったな。カープも今年からストライプだ。(山本浩二監督から)お前にタテジマは似合わんと言われたが、お前の方がもっと似合っとらんと言いたい。 ――山口良治氏の講演に選手は感動したようだが 星野監督 オレもラグビーは見てるからね。いい選手を育てているよね。泣くというのは、目いっぱいやらないと。目いっぱいやって、心が揺れ動いて涙になるんじゃないの。阪神は悔し涙、うれし涙の両方を忘れているかな。そういえば(前中日で現横浜の)中村(捕手)なんて毎日泣いとったな。泣きながらノック受けてたよ。頭だけでは泣けん。心が動かないと。 ――キャンプの中身は 星野監督 早く実戦に入りたいね。スタッフの意見を聞いてからだが、ピッチャーにはなるべく早く、ベテランでも投げたいといえば5分でも3分でも生きたボールを投げてほしい。バッターに対する感覚も含めてね。100%満足のキャンプなんてありえない。それに近づくようにしたいが…。個々のレベルアップをしてほしいし、グラウンドを歩いているやつがいないようにしたい。 ――中日時代とやり方を変えるのか 星野監督 基本的に変えたくないが、多少はあるでしょう。同じ場所に何十年も居たのと、突然来たのと…なじみの深さとかある。この2カ月で多少埋めたかなと思うが…。 ――具体的には 星野監督 個人ミーティングをしていきたい。率直な意見を聞きたいね。 ――選手に望むことは 星野監督 コンディションだけだね。早くピークにもっていって調整に入るのがいいんじゃないか。タイプがあるから一概には言えないが…。若手はピークにもってこないとな。テーマを見つけてくれないと。 ――選手が向かってくることを期待しているか 星野監督 オレ1人じゃなく、スタッフにね。オレはこのキャンプでもう一度、虎のシッポを踏む。何回でも踏んでやる。コイツというやつには特にね。分からんやつは置いていくだけ。100人いれば100人は分かるやろ。チャンスは与えるけど、何度もチャンスはないゾ。 1月29日あんまり神様には頼まないんだけど――選手と顔を合わすのは初めてだが 星野監督 選手の顔をゆっくりと見れなかったね。じっくり見るのもおかしいし。 ――新たな気持ちか 星野監督 (広田神社は)勝負の神様だし、仲良くしないとね。 ――ファンの数がすごい 星野監督 そうかね。いや、(中日時代の)熱田神宮でもこういう(すごい声援)のは慣れているから。 ――どんなお祈りを 星野監督 健康であれば力を発揮できる。心身ともに健康でいられるようにお願いした。ただ、オレはあまり(神様に)頼まないんだ。元気でさえあれば、結果は出るんだから。 ――オーナーとは何か話しをしたか 星野監督 高知(安芸)でゆっくり時間をとってお話しましょうと。何日か前に島野(ヘッド)とゆっくり話をしているはず。オーナーの考えは島野から聞いているしね。 ――そのオーナーが3位は絶対にいかなイカンと言ったが 星野監督 どうせなら、優勝と言ってほしかったな。(優勝するんだという)それぐらいの気持ちでやって、ちょうどいい加減なんだ。それぐらいでやっていれば、ライバルがつまずくかもしれん。何が起きるか分からないんだし、勝負事はね。4年連続最下位になったように、相手にもつまずくことが起きるかも。そのすき間を赤星のようにスルスルと突いていけるかも。オレはいいことしか考えない。 ――オーナーが具体的な順位の目標を言うのは珍しいが 星野監督 オーナーの前向きな発言は選手にも刺激になるだろう。生意気かもしれんが、オレはAクラスは当然の気持ちでやってるからね。(3位という順位は)オレに失礼だと思ったんじゃない。(優勝じゃなかったのは)遠慮してAクラスにしたんだ。 ――オーナーは戦力補強ができたとの認識だが 星野監督 戦力補強は6月までやっていく。キャンプ、オープン戦を通じて、どこも万全じゃないんだし、弱いところも出てくるだろうし、トレードなり外国人なりを補強するしかない。しかし最強の補強は眠っているやつをたたき起こすことだ。とりあえず(眠っていた)やつらのシッポは踏んだ。眠っている虎のシッポをね。どういう形で立ち向かってくるか、楽しみだ。全体重かけて踏んでやったからね。今岡という虎のシッポも、藪という虎も…。藪なんて背番号4にして、日本人が嫌う番号を背負って投手生命をかけてくるだろう。目を覚まさせたかな、と思う。 ――あとは選手か 星野監督 目を覚まさせることまではできる。あとは本人次第だ。水飲み場まで馬を連れていけるが、水を飲むのは馬だ。飲むのは選手だ。まだ足りないと思うけどね。ガブガブじゃお腹を壊すし、方法はいろんな経験を踏まえて指導していく。コーチ含めて。 ――アリアスが来日するが 星野監督 見たことないし、正直言って(期待できるかどうか)賛否両論ある。まあビデオ見せたり、セ・リーグの攻め方を教えたりしていくよ。目で見て肌で感じてくれたら…。彼が4、5番打ってくれるのが望ましいが…。 ――いよいよキャンプ 星野監督 全知全能だしあって最高のキャンプだったと言えるように。外国人は最初、基本的な練習は一緒。自由練習は体調を見て決める。1、2クールまではいいだろう。3クール目からパーとやるよ。外国人は自分でやれるからね。 1月28日明るいバルデス落ち込んだら焼き肉連れて行く――東の優勝はうれしかったのでは 星野監督 うれしかったねー。テレビで見てたよ。(優勝の瞬間は)大声を出してしまった。隣(の家)聞こえるぐらいやったね。 ――化粧まわしを贈ってよかった 星野監督 (化粧まわしを贈る前に)阪神に行くことが決まっていたら、虎の模様のを贈っていたのにね。もし今度化粧まわしを贈る機会があれば、強そうなやつを贈るよ。 ――栃東が安芸キャンプに激励にくるが 星野監督 来なくていいよ。すぐに大阪場所(3月の春場所)があるんだから。その時は担当記者を連れて、(こちらから)訪問するよ。みんなでちゃんこをご馳走になるか。 ――新外国人のバルデスが正式契約した。 星野監督 明るいやつだろ。外国人は明るい方がいい。(元中日の)ゴメスは明るかった。でも明るいやつほど、落ち込みが激しい。そんな時は焼き肉に連れていく。ホルモンなんか食べなかったけど、焼き肉好きで、すごくよく食べよったよ。 1月26日機密漏れたら無期懲役――キャンプ1、2軍の割り振りが決まった 星野監督 そう。(島野)ヘッドコーチから電話があった。コーチの意見を聞いて決めたが、君らはどう思う? ――オーソドックスかと 星野監督 まずオーソドックスから始めんとね。それからいろいろ触って多少の色を出していくかな。 ――各社からの再建リポートにも目を通したのか 星野監督 ホンマにね、みんないいこと書いてくれてるね。能力あるんやな。(阪神の)選手と一緒で持っとるのに発揮してないんやな(笑)。オレの姿勢は基本的に公平。人間対人間、取材者と対象者で付き合っていかな誤解招く。努力する人には答えるし、努力してない人にはそれなりの答えを出す。 ――連日徹夜状態か 星野監督 寝る時間も削ってではないが、新幹線の中で下書きしたりね。項目別に。まず選手、親会社、マスコミ、ファン、最後にわれわれ。5つになるか。技術的なことはグラウンドに入ってからだが、これは建前じゃなく実践する。今は抽象的だが、具体論はキャンプに入ってから少しずつ話しますよ。個々の選手の分析ものちに出てくるだろ。(記者を見渡しニヤリと笑い、キャンプの)第一声を何というか賭けてみ。同じ言葉は使わない。人の言葉も使わない。普段からなるべく違った言葉で表現しようとしてるよ。でも、言ったことはすぐ忘れるからな。そこは吟味してくれないかんよ。 ――選手には考えをおいおい伝えるのか 星野監督 31日に全部言ってしまうかもな。中日担当記者は知ってるだろう。オレのミーティングはいつも短いが、今度は少し長くなるかもしれない。ただ要点だけをポンポン言うだけは変わらない。(ここで表情厳しく)文書化してそういうのが外に出るのが阪神の欠点。「野村の考え」もそう。外に出るべきではないのに出てしまうのが最大の欠点であるし、それは徹底的に追及していく。疑わしきは罰するぞ。死刑まではしないが、無期懲役まではいく。裁判官はオレだ。 ――懲役ですか 星野監督 ありうる。それぐらい正しい姿勢でいこうということだ。一丸となるためにはそれぐらいの決意がなきゃダメ。それを知らしめる。厳しいととられるかもしれないが、チーム愛があれば何でもないことだ。口が滑ることもあるだろうが、それは執行猶予。度重なるといかんわな。 ――ところで石原都知事とは 星野監督 昨夜、側近と電話で話し「いつでも協力する」と言われた。しかしおもしろいことを言うね(えらいとこに嫁に行った発言)。あれをどう感じるかだな。タイガース、そして阪神電鉄が。素直に受け止めなきゃいかんね。でも(ニヤリと笑い)離婚という手もあるからな。成田離婚とか関空離婚とかあるからな。 1月25日再建リポートにはウロコがボロボロ落ちる――新外国人はストッパーを予定してるのか 星野監督 クローザーだね。(米国で)専門ではなかったが、詳しい人の推薦もあってね。ビデオも見たし、コントロールもいいし、落ちるボールも、スライダーもいい。なら、なんでメジャーに残らないのかって? ハハハ。成本は去年よく頑張ったけど、1人じゃ心もとない。 ――ダブルストッパーか 星野監督 なるべくダブルストッパーは避けたいね。責任回避が出てくるから。ただ(新助っ人が)ストッパーに決まったわけじゃない。成本も福原もそういうケースはあるよ。 ――選んだ決め手は 星野監督 ボールのキレやろね。ビデオだし、生で見ないと分からないけどね。とにかく見てくれよ。早く日本に来てくれ。ムーアと同じ(ブレーブス傘下の)リッチモンドでやっていて、ムーアからも情報とってるしね。(外国人)ピッチャーは相当な競争だ。 ――激しくなる? 星野監督 それと一つ言っときたいけど、川尻のことだ。きょう、新聞でみんな(星野が説得したと)書いてたけどね。オレはフロントが根回ししたことにサビをきかしただけ。なぜかというと、こんなにフロントが…竹田常務と黒田部長だが、オレのところに何回相談にきたか。現場とフロントが意見のすり合わせをして、その結果、お互いに自信を持てる。フロントは現場とのコミュニケーションをとってるからな。 ――これで外国人補強は終了か 星野監督 投げる方も打つ方も、いっぺんに言えるか。キャンプは長いんだから。取れる、取れないは別にして、オレは日本に来たいとか、余剰戦力になっているとか、そういう選手は調査をしていく。期限いっぱいの6月末まではね。フロントとも確認してるしね。 ――再建リポートは読破したのか 星野監督 勉強になるね。日ごろ感じてない部分があったり…なるほどと思うよ。ウロコがボロボロと落ちる。楽しいよ。厳しくてもいいんだよ、根底に愛情があればね。かつて青田(昇)さんの解説は毒舌といったけど、あんなに野球好きの人はいない。だから何ぼ厳しくても素直に受け止められたんだ。ふだんからええ加減なことを言ってる人なら、愛情のないことに反発する部分はあるよ。 ――外国人選手が6人になり起用は難しくなると思うが 星野監督 契約書に(マイナー行きもあると)書いてはいるが、感情的な部分で難しいだろうね。日本でレギュラーでやろうと思っていたのが、2軍じゃね。だからただの通訳じゃだめだと思う。生活面からバックアップできるようでないとね。だからフロント業務として50%は責任があると思ってくれないと。1軍に来い! と言って、すぐ戦闘態勢に入れるようでないと。 ――過去外国人7人体制を敷いたこともあったが 星野監督 オレの戦力補強はバルデスだけだから。それに安いからね。お金のことはフロントに任せているけど、だいたい調査はするからね。 ――確認するが、ダブルストッパーはないのか 星野監督 過去、ダブルストッパーで成功したチームはあるか? アメリカでもあるか? セットアッパーが最後まで投げきるケースはあるよ。でもクローザーは1人だ。ダブルだと、きょうはオレは調子悪いからオマエが行ってくれ、ということになったりする。9回はオレの仕事場だ、と認識してもらうためにも1人でないと。 ――助っ人に求めることは何か 星野監督 アグレッシブさだろう。闘争心だ。もちろん、クイックとか、フィールディングとかコントロールとかあるが…。1番心配なのはクイックだね。 1月24日川尻は戦力?もちろんだ――川尻問題が解決したが 星野監督 川尻がどうかしたの。珍しいことじゃないだろ。話? したよ。会ったよ。ぬかりございませんよ。 ――どんな話か 星野監督 過去のことは話をした瞬間に忘れてやるのが人間関係だと思うし、もう前しか向いていない。今後の評価をどうしていくかだ。後ろはないんだから。 ――これまでのことは 星野監督 今まで失敗とかトラブルがあったとか、それはいい。きのう(島野)ヘッドも話をしたようだが、俺はヘッドと何も話してないけど、全く同じ考えだよ。違和感はない。 ――川尻は戦力と考えているのか 星野監督 もちろんだ。ただ、1つだけ注文を付けたよ。最近は下半身の粘りがないぞ、と。(中日時代に)よくひねられた時期と比べて、本来のキレがなくなっている。川尻も「分かってます」と言ってたよ。それさえ直せば、十分使える。活躍できる。しっかり頑張ろうと言ったんだ。時間? そんなに長くなるような話じゃない。オレは過去を問わない。反省はしてもらうけどね。 ――円満に解決した 星野監督 円満とかじゃないよ。最初から答えは分かってた。だから、(オレは)ああいう発言をしたんだ。球団も慎重といえば慎重すぎるかな。しかしオレは個人の意見、会社の立場の発言とは変わってくるからな。しかし川尻も幸せや。あの程度の話で(記者に)ペンを走らせるのだから。ヨソのチームじゃこうはならないぞ。(中日では)FA権取ってFAしてもいいぞというのに宣言しないやつばっかりだったのに。 ――メジャーにはFAを取って行けということか 星野監督 そう。ルールを踏まえてね。今、FAを短くするとかの話も出ているが、それは根源を考えないといけないね。ドラフトも考えないと。FAだけいじろうとしてもダメ。みんな平等に、公平になるように。選手会も頑張らないとね。 ――ポスティングシステムについては 星野監督 それを作ったことがおかしい。イチローも石井一も球団の好意で行ったんでしょ。ルールなくても(米国とトレードは)できるんや。日本が英語のルールを作ることないのにな。いろいろ言ってるけど、すべてオレの考えは正しいと思ってないよ。反論がある人もいるだろう。ただオレはそう考えるということだ。 ――川尻は解決したが未更改選手はまだいる 星野監督 キチッとしてキャンプに入るのがいいけど…まあ頑張ればいいんじゃないの。去年、オレは現場を預かったわけじゃないんでね。見てないしね。自分が預かっていたら監督として評価を出せるんだけど、今年はね。だから発言しない。実際見てないんだからね。 ――契約更改に対しては現役時代からどんな考えをもっていたか 星野監督 昔は年功序列だったからな。まあバランスだけど、実力主義でもあるし、何とも言えんな。ただユニホームを脱いでからの方が人生は長い。代理人使っていいというルールがあるから別にいいんだけど、なるだけ自分で処理できるようになるのがいいんじゃないか。駆け引きや、それこそ情を訴えたり…勉強の1つになると思う。相談して、自分が交渉すればいいのにね。 1月23日リポートは90%がボクと同じ考え――昨夜の21年会は 星野監督 盛り上がったなあ。時間を忘れちゃっていた。酔っ払いも出てくるし、久しぶりに楽しかったよ。 ――すごいパワーを感じました 星野監督 あのグループはパワーあるよ。オレはそう思ってる。励まされてばっかりだけど。隣の隣のおっさん(広島・山本監督)は自信もっとったで。すぐ(昨季の対戦成績で阪神は広島に)7勝20敗やからな言いよる。事実だから反論できんわな。 ――今後このような会は予定にないのか 星野監督 もうそういうプライベートな集まりはないでしょ。でも、いっぱいスケジュールがありすぎてわかれへん。 ――キャンプに向けて頭を切り替えた? 星野監督 コーチ、選手のリポートをこの2日間で読んだ。90%がボクの考えと同じだった。選手はやはり分かってるんだね。持っているものを出し切れていないんだと。これでもう証拠は残ってるからな。あとは各社の「社説」がどう出てくるかだ。 ――様々な意見が 星野監督 あ、そうかと思わせる新しいものもあったな。こういう見方をしてるのかと。そういうものには赤線を引いて、自分のものに加えたいと思う。 ――例えば 星野監督 「何でキャンプ地に早く行かないんだ」と言っていたけど、オレは暖かい所しか行ってないんだよな。「安芸は寒いですよ。動き出そうとそういう心理になりませんよ」と。沖縄はTシャツの上にジャンパーをはおればいいだけだったから。あ、これはオレが誤解してたなと。気候の問題だからいかんともしがたいかな。でもあまり派手に書くなよ。安芸を刺激しちゃうからな。誤解があったということを披露してるだけだからね。 ――他にも参考になる意見はあったのか 星野監督 短い長いはあったが考えてることはひとつだな。読んでるとみんな勝ちに飢えてるね。飢えてるなら何で勝たんのやとなるけどね。それが持続しないんだろうな。人間だからバイオリズムはある。それを少しでも長続きするような指導をコミュニケーションを含めてやるべき。ある時期まではいいが、ドドッと坂道を下り落ちる原因は何か。ボクも考えていたが梅雨時がひとつの勝負だね。キャンプの貯金は6月までかな。そこからもう1回キャンプをやり直すわけにはいかないから、それに近いものをローテーションでやるべきかなと。ミニキャンプ? それに類したものをね。まだ決定したわけじゃないよ。 ――川尻投手も提出したのか 星野監督 したよ。個人的なことは何も書いてなかった。 ――24日に契約交渉の席に就くが 星野監督 それはもう球団に考えは伝えている。他のことで頭がいっぱいだ。 ――リポートで監督への注文は 星野監督 選手にも期待されてるんだよ。それでまたプレッシャー感じちゃったな。「期待してます」というのが1/3ぐらいはあったかな。「ボクを使って下さい」とは書いてないよ。勝ちたい、悔しいと。それをモチベーションにして持ち続けるべきだね。 ――そういう気持ちを喚起させることも狙い? 星野監督 そんな狙いはなかったな。読んでみてああそうかと思っただけで。若手、ベテラン、コーチ、監督も考えはひとつだと結論は出た。何かのチャンスの時にね、具体的なことは話しますよ。 ――リポートは続けるか 星野監督 2軍の選手に甲子園の試合を見せてリポートせえというのもええかもしれん。 1月22日ジャンボは現役だから我々より理論的――誕生日おめでとうございます 星野監督 おお45歳になったよ(笑)。でも、秋におめでとうと言われたいな。みんなが涙の原稿を書けるようにな。 ――節目の年で特別な思いは 星野監督 別にないな。ついでだが、ジャンボも誕生日があさって(24日)だからな。みんな55歳迎えてるのにただ1人まだ54だからオレが一番若いと言ってたよ。 ――お祝いは 星野監督 特別ないけど今日はよう電話かかってきた。かかってくる方で(携帯電話の)電池がなくなったぐらい。例年以上におめでとうと言われた。 ――「21年会」のメンバーからは 星野監督 (元)巨人の選手も多かったが、ミスターが辞めたショックがあって、同世代のオレが辞めていつも以上にショックを受けていたみたい。だがすぐオレが返り咲いて「よかった、よかった」という印象が強かったね。 ――尾崎さんは 星野監督 最初のあいさつで、山本(浩二・広島監督)に気つかいながら「とりあえず阪神を応援しよう。煮詰まってきたら考えましょう」と話しとったな。ジャンボ自身も今年はみんなに約束する、優勝回数は何回かあると。55で現役だからね。ある意味で頭下がる。こっちは指導者で55だからね。手を見せてもらったらゴルフのマメじゃなくバットのスイングでマメを作ってた。55であんなマメを作ってるのはあいつぐらい。感心した。今年に賭ける並々ならぬものがあるんじゃないかな。オレが監督になったことで「刺激を受けた」と言ってたね。今朝も同世代の友人と朝、食事したが「我々の元気な姿を見て仕事にも元気が出る」と話していた。同世代のためにと使命感を感じるね。 ――オマリー氏の臨時コーチが発表された 星野監督 オマリーはアメリカにいた時から知っている。変化球を打つのがうまかったし、読みもうまかった。アリアスら外国人選手と若手を教えてほしい。外国人投手も3人いるから話し相手でもいいんじゃないか。 ――2カ月の理由は 星野監督 どうせならオープン戦までの方がいいじゃない。短期間なら無責任な部分も出る。だが長期なら責任持ってやらなきゃならない。キャンプだけならきっちりした結果も出ないし。オープン戦ではベンチに入ってもらうつもり。 ――監督は何かあいさつ 星野監督 優勝宣言? そんなあいさつしないよ。評論家もいるし、気づいたことはどんどんアドバイスしてほしいと。ジャンボが田淵に「おまえはコーチ、スペシャリストなんだから」とオレの代わりにこんこんと言ってくれたな。 ――尾崎さんの自主トレには今年、平下と梶原が参加したが 星野監督 2人もおもろいぞと言っていた。(尾崎将とは)同じ世代だし考え方に誤差はない。苦労も喜びも知ってるからね。来年は若いやつをもっとジャンボに預けようかな。厳しいからね。野球のコーチが厳しくやるとみんなに書かれるけどな。臨時トレーニングコーチか。現役をやってるから我々以上に理論的。いつもあいつと話すと感心する。学ぶ点は多いね。 1月21日新ゾーン決定も「やはり低めにが基本」(公式会見の席上で) ――正しいストライクゾーンの運用について 星野監督 ま、決まったルールですから、対応できるよう努力していきます。ただ、こういう大事なことは秋に言って下さい。キャンプ直前になってこういうことのないようにお願いしました。 ――試合のスピードアップなど具体的提案は 星野監督 このインタビューをスピードアップしてほしいなと思うが(笑)。予告先発、指名打者以外は共通のルールを確立しようと。12球団の監督全員が賛成だと言ってくれた。連盟もいいことだと言ってくれたのでこれは決まりそうです。 (公式会見終了後、番記者にミニ会見) ――初の12球団監督会議について 星野監督 長かったね。でも今までに会議は何十回とあるが、今日ぐらい活発な会議はなかった。でも、何ひとつ決まらなかったね。コミッショナーの決断が迫られるものを12球団の監督とも強く要望してたね。 ――監督の提案は 星野監督 先ほども話した通り、セ・パ両リーグの交流試合を言う前にルールは統一しなさいと。指名打者と予告先発はしょうがないが、他のルールはすべて同じにすべきだと。それはみんな賛成だったよ。 ――他の監督から具体的な提案は 星野監督 いろんなことが出ましたよ。ただ、その内容を私の口から言うのはどうか。割愛させていただきます。だいたい、口を滑らすとお前ら何もかも書くからな。石原さんのことにしたって「例えば」で名前を出しただけであって。あわてて向こう(共通の知人)に電話したよ。まあ、いいことだからええけどね。 ――都知事側の反応は 星野監督 まだきちっとしたのはないが、聞いてもらっている。 ――監督会議について恒例化しよういう声は 星野監督 コミッショナーは年に2回は開きましょうと言うとった。1回目はドラフトの時にやりましょうかと。全員がそろうからね。あと1回をどうするかだな。 ――やはり決め事は早い方が 星野監督 すぐ対応しろといっても難しいよね。秋のキャンプは来年、明日に向かってやるんだから選手の死活問題にかかわってくる。来年に向けて「低め、低め」と言ってるのに選手は困ってしまうと思うね。いいと思うことは早くやって修正していけばいい。 ――今キャンプでのやり方に変化は 星野監督 結論からいえばやはり低めにが基本だからね。 ――会議の意義は 星野監督 初めて代表クラスが全員集まった会議。今までなかった方がおかしい。日本の野球がより発展していくために意義はあったと思うが。ただ先延ばしにする事柄もあるが、コミッショナーのひと言で決まることもある。決めるべきものは、きちっと決めてほしかったな。ただ理事会で決めるということだからな。1歩前進じゃないかな。 ――交流試合の話は 星野監督 出なかった。それをうたう前にルールを統一するべき。順番が違うじゃないかと言った。 ――ストライクゾーンについて阪神への影響は 星野監督 何とも言えん。やってみないと。ただうちの若い投手でも、いきてくるやつの方が多いと思うよ。 1月20日片岡?出たいと言えばどんどん出すが…――片岡が鳴尾浜で自主トレを開始しました 星野監督 桧山とかあのへん(のベテランは)は心配いらんよ。調整の仕方は自分で持っとるし。藪は宮古島かな。井川は(広沢と)茨城か。トラ(広沢)と話した時「ちゃんとやっとけ」と言ったら「ハイ!」と言うたけど、おまえじゃないんだ。井川のことを言うとんだってな。 ――片岡は早くからの実戦を望んでいるが 星野監督 出たいと言えばどんどん出すが、まずは体を見てからの話だな。尊重する部分と強制する部分があるからね。 ――明日(21日)の監督会議で何か提案は 星野監督 提案はないが話を聞いてみて、感じたことの発言はしようと思っている。物事を決めるのは、現場で約束した方が守るよ。スポーツマンだから。背広組が決めたことをFAXなどで通知されてもピンとこない。監督会議にはフロントも来るの? ――監督だけです 星野監督 テーマは背広組が作ってもいいが、現場の人間だけでルールを決めていくのはいいことだ。 ――巨人の原監督はスピードアップのためにバッテリーのブロックサイン禁止を提案するようだが 星野監督 いいことだと思うよ。ブロックサインができて乱数表だ、何だかんだとできたんだから。そういうことも現場で話せばいいのよ。大リーグなんか簡単だろ。カーブ、スライダー、すぐ分かる。そりゃゲームは早いわな。しかし何でスピードアップばかり言うのかね。いいゲームなら3時間でも5時間でもいいんじゃないの。ゲーム中のだらだらしている部分を言ってるんだろうね。スピードアップを言うなら審判にも言わなあかん。それにファンが物を投げ込んだりしたらそれで遅れる。ユニホーム組だけじゃなくファンも含めた全員が協力しなければいけない。 ――コーチ、選手に課したリポートは 星野監督 まだ目を通していない。まとめた方針を文章にするつもりはないよ。7、8割は監督、チームの考えを含めた正しい方向のものだろう。残り2、3割におもしろいものが出てくるかもな。それを楽しみにしている。 ――例えば 星野監督 きょうの新聞で見たが田淵ええこと言うてたな。(遠征先で選手に夜遊びさせないよう関係者へのお願い)日々のことだから気をつけなきゃいかんこと。ただ、遊んじゃいかんじゃなく、メリハリをつけろということ。時にはハメを外してもかまわんのや。グラウンドで結果を出さないからグズグズ言われるわけであって、結果を出せば逆にホメられる。よく遊びよく学べというからな。 ――門限はどうするのか 星野監督 門限はあるのかと聞いたら、マネジャーが「あります」と言ってたよ。中日時代もうるさく言ったことはないな。自分の身は自分で守れ、だ。危機管理をしっかりしろ。今、日本人に一番欠けているのが危機管理じゃないか。 ――昨季はビジターで借金24だった 星野監督 ビジターで頑張ることは大事。最低でも5割、できれば3、4の貯金をせないかん。そのためにどうするかはこれから答えを出していく。遠征が多いと特打ちとかできず、練習不足になるのも一因かもな。しかし、広島もあっちこっちにホームゲームを持っていったりしているが、弱いということはない。選手がどういう生活、練習をしているのか、参考にしたい。山本(浩二・広島監督)によく話を聞こう。 1月19日新庄みたいに華のある選手いれば――田淵コーチが長嶋さんにコーチを要請したようだが 星野監督 俺も昔からミスターは知っている。理論を持っている。(田淵コーチや自分と)違った感覚を持っているからいい。俺は垣根は作らない。 ――ナインには何を学ばせたいか 星野監督 打撃もそうだが、ミスターが何でファンに受けるのか。常にファンを意識してプレーするというか、喜んでもらうにはどうしたらいいのか考えている。常日ごろから言っているが、ショーマンシップは基本ができていないと、できない。そういう話をしてもらえるとありがたい。 ――講演を依頼する? 星野監督 都合をつけないといかん、ミスターも。「阪神が強くならないと」と俺に言ったんやから。俺に言った以上は引き受けないかん。 ――ミスターが「阪神はAクラスにいける」と話したそうだが 星野監督 浜風が山風になったらな…。それだけ注目してもらっているということやな。野球界全体を見て発言している。そこまでミスタープロ野球に言わせたんやから、選手もしっかりやらないかんわな。 ――今の阪神にそういう華のある選手はいないか 星野監督 新庄なんかはその辺もっていたわな。セカンドからサードに走るとわかって、凄い送球をしとった。走らせないでよかったと思う場面が何度もあった。そういう素材やから出来たんだろうがな。テレビとかでひょうきんなことを言って受けるんじゃなくて、グラウンドでの積み重ねで受けてほしいな。 ――その潜在能力を持った選手はいるのか 星野監督 赤星なんかは小さいでしょう。でも小さくても大男に負けないという気持ちがある。俺が言う大きい小さいは肝っ玉のことを言うんだからね。大きな体でも肝っ玉が小さいやつはアカン。でも男の大きい小さいは、もうひとつあるんかもしれんけどな。(笑い) ――今岡などはどうか 星野監督 タイガースの選手はいいものを持っているやつがいるのに発揮できない。それが寂しいよね。「こんないいものを持っているんだから、使わんかい」ぐらいのヤツが出てくると大きいな。(激しい生存)競争をしとるのはスポーツ紙ぐらいだろう。今岡がじれったいと思うのは、俺だけじゃない。みんな思っているだろう。ファンにもそう映っている。それがもったいない。「ファンに向けて持っているものを隠すな、お客さんの前に出してやれ」と言いたくなるわな。 ――浜中はどうか 星野監督 浜中もまだ眠っとるな。昨年はちょっと目を覚ましたかなという感じだけど、今年は完ぺきに。安芸の冷水をぶっかけて、太平洋にぶちこんででも目を覚まさせるよ。 1月17日川尻1人のことで全体をつぶしたくない――選手の自主トレの様子は伝わっているか? 星野監督 新聞(日刊スポーツかな?)を通して全部見てるよ。ここ(自主トレの時期)で気合を入れておかないと、全部自分にふりかかるからな。監督が代わることはチャンスだからね。1つの出会いなんだしね。 ――キャンプで評論家やOBが選手にアドバイスするのはOKか 星野監督 セクションがあると思うけど、(プロ野球)OBというのは経験もあるんだし、プロフェッショナルなわけだし、どんどん来てもらいたい。 ――コーチとの理論が異なって選手が混乱する危険はないか 星野監督 理論と言っても、着地点は一緒。本人をよくしようと思ってお互いにやってるんだし。理論なんてそう違わないが、選手が迷わないようにコミュニケーションはとらないとね。でも評論家の方も越権行為や内政干渉になるようなことは分かってるだろ。 ――選手も教わりにいけばいい? 星野監督 クイックのうまい人がいればクイックについて聞きにいけばいい。中日では中さんにバントを、守道さんにはバックトスを教えてやってくれと言ったこともあるし…なかなか会得できるものじゃないけどね。でも生の教科書が転がってるんだから。コーチやOBに質問できるような選手にならないと、もったいない。 ――キャンプではブルペンが多そうだが 星野監督 多くなるやろね。投手出身だからじゃなく、やはり投手陣が勝敗の7〜8割、いやそれ以上占めているからな。(グラウンドへ行く)階段がイヤだからじゃないよ。 ――新ストライクゾーンは戸惑いそうだが 星野監督 20センチだろ。もう決まり? これで生きてくる投手も増えるだろうね。死ぬ投手は少ない。しかし滅茶苦茶ストライクゾーンが広くなるね。ただ(打者を)抑えるのはやっぱり低めだけどね。150キロ投げるなら別だが、中途半端な高めはダメ。でもピッチャーはそう気にすることはない。バッターだけだよ。あとは審判に頑張ってもらう。 ――監督が現役なら(新ストライクゾーンは)シメタか 星野監督 そりゃシメタだ。もっと勝ってたと思うよ。記者だって手書きからパソコンへ移るのに戸惑っただろ。それと一緒だ。 ――新ストライクゾーンにどう対応するのか 星野監督 打者がブルペンに足を運ぶのは当然だろ。イメージを膨らませておかないとね。決まった以上、ルールの範囲でやらないと。速さに負けないパワーを付けるとかね。 ――スピードアップのための改革は 星野監督 進行を早めるにはハーフスイングをとればいいのにね。ゲームはもっと早くなるぞ。(記者も原稿の)締め切りに遅れることはなくなる。みんなが早く家に帰れるのにね。 ――川尻問題は 星野監督 どこまで言えばいいのかな…川尻本人だけじゃ、これだけ粘れないだろ。だれか後ろでアドバイスをあげている人がいるんじゃないか。メジャーに詳しい人がね。あとは球団に任せるしかない。気にするな、もう。1人のことで全体をつぶしたくないしね。スクラム組んでやり直しの時なんだし。川尻の性格も知ってるからね、理解してやらんといかん部分もある。まあオレは全体を見てるから、もうこのことについて発言はせん。(川尻と球団の)2者で話し合えばいいんだ。それと川尻に最後通告なんてしてないよ。監督と、もめてないよ。大騒ぎすることか。去年、川尻はなんぼ勝ったんや。 ――藪が背番号変更を申し出ているが 星野監督 そりゃ、ええよ。かまへんよ、オレは。それだけ心に期するものがあるんやろ。あいつの力なら立ち直るものと思ってるからな。今年、最後と思って4番に変えたいと思ってるならな。しかし4番って日本人は嫌うけどな。決意は相当のものだな。 ――外国人選手が日本で成功する条件は 星野監督 忍耐じゃないか。アメリカは西部劇のような打ち合いだが、日本は宮本武蔵のような焦らし戦法があるからな。データで見るなら三振数と四球だな。それとアグレッシブさ、フォア・ザ・チームかどうか、個人主義でないか。それに近いものをもってこないと日本では難しい。 阪神 | 野球 | 広島 | スポーツ | 競馬 | 芸能 | レジャー |