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星野ネバサレ野球2年目の結実へ | ||||
いやらしいバッター…これが赤星の生きる道フリー打撃8割がゴロかライナー
宜野座キャンプも残すところ、あと2日になった。久しぶりのキャンプ常駐取材となった今回、選手と番記者との関係に時代の違いを痛感した。昔、キャンプといえば、本当にのどかだった。練習後、選手と毎晩のように飲んだし、時には〇〇〇ランドに一緒に行くことだってあった。よく働き、よく遊びが基本で、これは選手も番記者も同じ。写真週刊誌などもなく、自由に振る舞っていたものだった。 だが今は違う。そんな自由が制限され、選手もマジメになった。たまったストレスをどう発散しているのか、と気の毒になるほど、おとなしく暮らしているようだ。昔よく伝わったキャンプ地での武勇伝も、いまは生まれない。そんな中での取材だからたいへんで、トラ番1年目の益子も、相当へばっている。キャップ高原に怒られ、涙を流したこともあったが、翌日には切り替えて、持ち前のガッツで動き回っている。「怒ることもあるけど、よくがんばってまっせ。日々成長してますわ」。コーチが若手を教えるように、高原は陰で益子をやさしい目で見つめている。 「やっと自分のやるべきことがわかったのじゃないの。いまのスタイルを貫けばいいんですよ」。こう言って和田打撃コーチは赤星に視線を送った。時折強い雨が降る中で行われた赤星のフリー打撃。明らかに意図が見えるバッティングだった。10球打つ中、ゴロか低いライナー性が8本。この確率で赤星は打ち続けた。練習で習慣づける。上にあげては自分の特徴(足の速さ)を生かせない。だから強いゴロを打つ。ボテボテのゴロでも転がせば内野安打になる。これに3年目の春、赤星は気がついた。
メーン球場の三塁側ベンチ。着替えをする赤星は、こちらを振り向いて言った。「浜中とのポジション争いは意識して、練習に取り組んでいる。そんなの意識しない、なんて言うのはウソ。勝ちたいですよ」。じゃ、勝つにはどうする。「そりゃ、いやらしいバッターになること。相手が嫌がる打者、塁に出したら嫌な打者。それが僕の生きる道」。 2年連続盗塁王がスターティングメンバーから外れる危機。「日刊スポーツの開幕予想オーダーに赤星の名前が出るようにします」とニヤッとした。きょう11日の広島との練習試合。赤星は「バット勝負」の宣言通り、指名打者で出場する。 <写真=ベースランニングで快足を披露する赤星> 【内匠宏幸 編集委員】
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2003年2月11日付紙面掲載
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