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岡田内野守備走塁コーチ | ||||
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4秒にこだわる内野守備
強烈な個性派をそろえた第2次星野内閣がスタートを切った。11月6日から始まった倉敷での秋季キャンプ。現監督に、監督経験者が2人(田淵、達川コーチ)、代理監督経験者(島野ヘッド)に次期監督候補(岡田コーチ)と重量感にあふれたスタッフで実りの秋に向かう。そこで今回の改造で新任コーチとなった岡田、西本、達川3コーチにスポットを当て、本音に迫ってみる。 秋実らせたい「ショートの軸」どうもピンとこない。内野守備走塁コーチの肩書きが岡田のイメージに合わない。こう感じているのは私だけなのか。次期監督の最有力候補とされる男。初の一軍入閣は、地味で耐えることが必要なポジションを与えられた。 「現役時代、守備はだれにも負けん自信があったよ、オレは。守備コーチ? とにかく反復練習ですわ。応用は試合で出るもので、キャンプは基本の繰り返し。これがないと、うまくならん」といいながら、秋季キャンプ初日から「工夫」を見せた。 午前中のサブグラウンド。ショートに関本、藤本。二塁に上坂。練習の大半は併殺プレーに充てられた。ノックする岡田の横には三宅スコアラーがストップウオッチを持ち立った。打球が放たれた瞬間から計測され、6―4―3の併殺が完了した時間が選手に伝えられる。 4秒。たった4秒が基準値になる。打球の速さ、打者の左右によって状況は異なるが、岡田は4秒にこだわった。 「4秒を越えたら、打者走者を生かしてしまう。3秒台なら併殺できる。数字に出してやることで集中力も出る。そういうもんですわ」。 おおまかな風情が漂う男の実にち密な計算。ただ併殺プレーの練習を繰り返すのではなく、そこにアクセントをチョイとつける。若い選手の興味をかきたてる方法論は長い二軍監督の経験が生きている。 岡田には使命がある。ショートの軸を作ること。田中、藤本、関本、沖原。ここのポジションだけが常に固定されなかった。「現状では苦しいわ。打撃との兼ね合いもあるし。けど、作らなあかんわね」。まだまだ手ごたえはないが、この秋に実らせたい思いは強い。 「同じ練習するにも興味を持たせ、内野手としての感性を磨かせたい。ショートにいい選手がいるチームは強いよ」。西武の松井、巨人の二岡がいい例だ。現状、ショートの補強策はない。現有のレベルアップしか道はない。岡田に託された使命。厳しいが、なんとかやりそうな空気が、この男に漂う。(敬称略)
【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】
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2002年11月7日付紙面掲載
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