星野阪神を追う「虎劇場」

  阪神 2―3 広島 (6月20日・富山)

ファンはネバー・ネバー・サレンダー

星野阪神を追う「虎劇場」

 サッカー日本代表は無念の敗北。さあ、これからは野球。タイガースの季節到来、と思ったら、ここのところ勝てない日々が続く。あの快進撃はどこへ行った? もうおしまいなのか? 自虐的トラキチの編集管理部員・安井などは「もうあかん。W杯が終わったら4位ぐらいに落ちてるんちゃうやろうか」なんていつものように心配している。

 だけど、猛虎の復活を信じる本当のファンからは激励のメールが殺到している。「今月ここまであまり勝ててないですが、今のこの苦しい状況を乗り越えてこそ、今までの“負け癖”も本当の意味でなくなるとおもいます。今年はファンも“ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー”絶対にあきらめません! 優勝を信じて応援し続けます」(24歳 死んでも阪神ファン)。

 「最近の試合を見て感じた。(1)試合開始直後の決定的なチャンスを2度、3度と逃して、結局、4〜5試合、負けている(2)以前は、逆転された後、再度逆転していた。ところが最近は逆転された後、追いついても粘りがなく、その後、相手に得点を与えて負けている」というのは伊達馨さん。

 その原因として「(1)投手の工夫と根性が足りないように思える(2)慣れないトップで、選手が精神的にも肉体的にも疲れている」と指摘する。

 確かに、ペナントレースも半ばに差し掛かり、疲れもあるだろう。だけどいきなり「優勝」を目標に掲げて自己改革を果たしたトラ軍団。「今年はずるずる落ちることはない」と星野監督は断言している。

 トラ番・実藤によると、この日、星野監督は富山の宿舎で報道陣相手に3時間もしゃべったそうだ。「故障者リストを見たが、10人もいるんや。最近の若者は体格はええけど体力がないからな」。そして「今は流れが悪い。耐える時」とも。

 この夜、富山アルペン・スタジアムでも阪神は耐えた。先行されるが、6回にアリアスのタイムリーで同点。その裏、緒方に2ランを浴びたが、9回には代打・八木のタイムリーで1点差にまで詰め寄った。粘りは見せたものの及ばず、4連敗。トラ軍団の“耐える時”はいつまで続く。

【安永五郎】


2002年6月21日付紙面掲載


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