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阪神 2―1 広島 (10月12日・広島) | ||||
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「4位」は優勝へのステップ
本当の勝負は来年10月1日付の日刊スポーツが1面で報じた「達川氏、阪神バッテリーコーチに」のスクープ。その日の達川家は大騒動だったそうだ。自宅や携帯電話にかかってきた知人、友人からの問い合わせはなんと150本を超えた。「改めて阪神はスゴい所」。この日の試合前に会ったタッちゃんは、こう言って「阪神ブランド」のすさまじさに驚きを隠せなかった。 星野監督も、そんな思いを持って乗り切った1年だった。試合前と試合後の談話はすべてスポーツ紙に掲載される。口を開けば活字になり、ひとつ動けば、これも大々的に紙面に登場する。こんなメディアを利用しながら「星野の考え」を内外に知らせ、グラウンドでは注目されているからこそ、最後まで4位にこだわった。 決まった。広島に勝ち、最終順位は4位に決まった。これをどう評価すればいいのか。ファンのみなさんは「最下位を脱出したのだから、よしとする」という声と「やはりAクラスは遠い」との厳しい見方もあるだろう。 「Bクラスの1位」というのが僕の考え方だ。故障者続出で満足に1年を戦えなかった。にもかかわらず最下位ではなく4位。これは評価できるが、やはり5割という最低ラインに到達できず、Aクラスとの差が明確になったシーズンだった。 BからAへ。宿題は残った。「100点を目指してやってきただけに」と試合後、4位確定を告げると島野ヘッドコーチは悔しげな顔つきになった。しかし来季に向けての話になると、こう続けた。「秋季練習から鍛えていけば、やれるはず。個々のレベルは確実に上がっているし、来年はやれるよ」とはっきりと言った。 自信をみなぎらせても、どこかで手探りな状況に陥った1年だった。本当の勝負は来年。4位はAクラスはもちろん、優勝へのステップ。補強もする。スタッフの刷新もある。来季、答えを出さないと、阪神ファンはもう待ってはくれない。 【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】
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2002年10月13日付紙面掲載
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