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阪神 7―0 中日 (10月10日・甲子園) | ||||
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補強成功には「ファンの力必要」星野監督
マスコミにもムード作り要望「三位一体」という。プロ野球では本社―球団―現場の関係だろう。三位が一体にならないと、そのチームは強くならない。本社が投資し、球団がその当資金をうまく使い、改革する。そして現場は与えられた資源を有効に使い、勝負の世界で勝ち抜く。これがベストの形態である。 長い阪神の歴史。いつもどこかで三位一体が欠けていた。球団の要望に本社が応えられなかった時もあれば、現場がないがしろにされたケースもある。球団の怠慢で長期展望が遮断されたケースもあったし、それが阪神の歴史そのものだったような気がする。 今季、星野監督は球団との話し合いを頻繁に行っている。現場の独善的な考えを通すのではなく、常に理解し合った上での改善策を。この考えに沿った話し合いの頻度はオフを迎えようとする今、さらに増えている。 この日の試合前だった。星野監督は今後のチーム再建策にこう付け加えた。「三位一体より五位一体でいかなきゃならない」と。星野監督の言う五位というのは本社、球団、現場に加え、ファン、そしてマスコミも含まれる。「ファン、マスコミの協力が必要なんや」というのは、いかにも阪神らしい。確かにファンの反応はそれなりの影響力を持っている。東の巨人以上に、西の阪神ファンは過激な一面を持っている。例えば補強するにしても、阪神ファンが納得するかどうか。ファンの後押しがあるかどうか。生活の一部に阪神が根ざしている関西のファンは熱烈であり、またシビアに物事を判断する。 だからこれから乗り出そうとする補強に関しても、ファンの力が必要と星野監督は独特の思考を口にした。もちろんマスコミも同様である。多分、であるが、補強を成功させるムードを作ってくれ。そんな思いが五位一体の中にマスコミも入れた理由だろう。 とにかく久万オーナーが高らかに支援を、それも相当の規模を公言した。球団もそれに沿って動き出している。金を使って強くする。これもファンへの還元。さあストーブリーグに突入である。 【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】
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2002年10月11日付紙面掲載
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