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阪神 0―3 中日 (9月16日・ナゴヤD) | ||||
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こんな試合の時こそアリアス打たねば
存在問われる…高給助っ人の宿命力のない打球が福留のグラブに収まった。最後の打者はアリアスだった。川上―ギャラードのリレーの前に見せ場も作れずに完封を許した。ため息も出ない。点を取れない打線は、もう見慣れた。 試合前、某球団のスコアラーに久しぶりに会った。「また阪神は後半に落ちていったね。毎年の事だな」と言ったあと「その原因を考えたが、僕なりの結論が出たよ」。名前は出さないが、そのベテランスコアラーの出した結論は「4番の差。しっかりした4番がここ数年、阪神にはいないのが、成績の上がらない最大の理由だ。あれだけ投手力がいいのに、この成績はおかしいでしょ」と他球団の分析を教えてくれた。 いまは桧山が4番を打っているが、それまではアリアスだった。スポーツ紙に「アリアス解雇」と早々と報道されて以来、アリアスは番記者との接触を断っている。悔しいのはわかるが、外国人の4番は結果が伴わないとやはり酷評される。それだけの金をもらっているし、それが宿命だ。 アリアスを解雇すべきでない、というのが僕の個人的考えだが、残留するには、こんな試合の時こそ、なんとかしなければならない。そうでないと存在意義がない。 川上はすばらしかった。だが、攻略できないムードを払しょくするのが4番の桧山であり5番のアリアスの役目なはずだ。「アリアスひとりの責任ではないだろ。きょうの相手投手はよかったんだから」とオマリーコーチはまたアリアスをかばったし「ここまでがアリアスの限界か?」と突っ込むと「まだ1年目なんだから」と答えた。 4番には4番の格とプライドがある。相手がよかったからでは通用しないはずだ。4番から5番に移っても、アリアスの役割ははっきりしている。高い金をもらっているのだ。ホームランなどはそれなりの数字を残しているが、苦しい時になんとかしてくれるという信頼は、いまのアリアスにはない。 【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】
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2002年9月17日付紙面掲載
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