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阪神 4―5 ヤクルト (8月30日・甲子園) | ||||
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古田が認める「藤川はいい投手」
ベンチから冷静な目「1度はチャンスある」何をやってるんだ、と怒鳴っても仕方ないか。同じ事が、現実に3試合も続いた。17日のヤクルト戦、24日の巨人戦。そして、この夜も藤川は7回に沈んだ。相手打線が3回りする6回、そして7回が藤川が乗り越えられない大きな壁だ。 そんな藤川について、ぜひ話を聞いてみたい人がいた。ヤクルトの頭脳、古田だ。足を痛め、先発から外れているが、17日の試合では7回に藤川を攻略するセンター前のタイムリーを放っている。だからこの夜もベンチから、藤川攻略に自信があったのではないか。相手選手がどう藤川を見ているのか、それを確かめたくて、三塁のベンチ裏に走った。 11連勝、巨人に5・5ゲーム差に迫る勝ちに三塁側は沸き返っていた。一番最後にロッカーから出てきた古田に、いきなり聞いた。 「中盤くらいに崩せると思っていたでしょ?」。すると古田は、とんでもない、といった表情で「前半からすばらしいピッチングをしていましたからね。でも1度は必ずチャンスは来ると、見てました」と言った。そのチャンスをモノにするかどうか。逆に藤川がそのピンチを絶てるかどうか、がもちろんポイントなのだが、古田の頭に「成長したいい投手」として藤川はインプットされていた。 17日に放ったタイムリー。「あれだって間違えればゲッツーになっていた当たり。藤川君は低めをていねいに突き、コントロールもいい投手ですよ。こちらも甘く考えていませんよ」とニヤッとした。 研究もしていたのだろう。「巨人戦でもいいピッチングをしていましたからね」と24日の東京ドームでの試合を出し、簡単に打ち崩せるレベルではないこともわかっていた。 そんな投手が依然としてプロ初勝利を飾れていない。「これからしっかりとローテーションに入って投げてくる投手だし」と古田はしっかりと藤川を判断している。多分に社交辞令もあるだろうが、球界一の捕手に認められた藤川、初勝利は本当に目の前にある。 【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】
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2002年8月31日付紙面掲載
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