阪神 5―6 広島 (8月22日・大阪D) 

ソリアーノ級の助っ人欲しい

グイッと搾りたてコラム「ナマ虎」

渡米中オマリーコーチの“土産”楽しみ

 ストが心配されるメジャーリーグ。今、最も注目しているのはイチローでも新庄でもない。ヤンキースのソリアーノだ。

 ドミニカの広島ベースボールアカデミーから、カープに入団し、その後、メジャーリーグのヤンキースと契約。いまやメジャーを代表するプレーヤーに成長した。今季はすでに30本塁打、30盗塁を達成し、もしストが回避されれば40、40の可能性は大いにある、と言われている。

 欲しいです。タイガースにこんな選手が入って欲しいです。素直にそう思っています。ソリアーノを広島時代に指導した山崎隆造コーチは、大きくはばたく可能性をその時から感じていたと言う。

 「足が速くて、肩が強い。それにパンチ力があった。すべてに粗削りだったが、魅力はありましたよ」と懐かしそうに口にする。

 ソリアーノは17歳で広島に来て、ファームでみっちりと鍛えられた。それでも当初、つけられたニックネームは「ロバ」。なぜかというと、動きが鈍く、ロバのように鈍重だったから。それが練習を積むようになって、大きく変わっていった。「極端に言うと、毎日、足が速くなるという印象を受けた。やはり潜在能力、身体能力はすばらしかった」と山崎コーチ。今のメジャーでの開花は、まったく偶然ではなかったのである。

 さて阪神は現在、オマリー特命コーチがアメリカに帰り、新外国人の調査を行っているという。ホームランを20本記録し、この夜の広島戦では3安打を放ったアリアスも去就は微妙というのが現状。やはり大きいのが欲しい。そのために獲得した選手だけに20本では不足だ。ただアリアスが6番あたりを打てるような新しい外国人選手が加入すれば、かなり威力を発揮するだろう。たとえばヤクルトのぺタジーニとラミレスのような形だ。ラミレスはぺタジーニがいるから、6番あたりで伸び伸びと打ち、意外性をアピールしている。

 もしアリアスを残留させるなら、この形式が効果的なはず。オマリーがどんな調査結果を出すのか。来季はすでに始まっている。

【編集委員・内匠宏幸(たくみ・ひろゆき)】


2002年8月23日付紙面掲載


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